小室山から南下しつつ山側に上って行くこと約15分、本日のお宿「ほまれの光 水月」に到着です。初めて聞く温泉名ですが、伊豆高原温泉という源泉が湧いているようです。
(確か全8室の小ぢんまりとした温泉宿です。)
「水月」は特に高級宿というわけではないのですが、部屋からの景色、全室露天風呂付き、創作和食など、ストロングポイントがいろいろあって、コスパが高いということでしょうか、とある旅行サイトでは人気第1位を何度も獲得しているようです。
(フロント脇に無造作に置かれた「じゃらん」からの表彰楯。)
フロント・ロビーはこんな感じです。
(実は、背中を向けている窓の外が絶景で、到着した宿泊客が「うわぁ~」と言うこと間違いなし。)
チェックインは各部屋でということで、さっそく部屋に案内していただきました。
(室内は決して新しい設えではないですが、部屋専用の露天風呂のあるテラスが広々としていて好感度大です。ちなみに、ベッドルームが今立っている後ろに半個室であります。)
チェックインが終わったらテラスに出てみます。
(期待以上だったのは専用露天風呂の大きさ。私が大の字になって浸かってもまだまだ余裕がある広さ。そして、目の前に広がる相模湾の絶景。)
部屋の専用露天風呂の他に、もう1フロア上に貸切露天風呂もあります。私は明日の朝の時間帯を予約しました。この後しばし4人でおしゃべりして一旦各部屋へ。私はさっそく部屋の露天風呂に浸かってまったりしました。
さて、夕食です。公式サイトには「くずし懐石」とありますが、創作和食のコースです。
(「如月」の献立表。)
食前酒の「ぐり茶梅酒」で乾杯してスタートです。
■前菜(その1):富士の国ポークの涙巻き、河豚磯辺焼き、桜大根べったら漬け、海老芋粉吹き 木ノ芽味噌、駿河海老菜種和へ、絹の糸雪解仕立て
(桜の生花が添えられています。)
■前菜(その2)と御椀:牡蠣伊豆味噌グラタン、鱈豆腐(焼筍、白木茸、鶯菜、白髪葱、生姜)
■御造り:タイ、マグロ、アオリイカ、ハタ
■御凌ぎ:地鶏と春菜の炊き込み(白湯スープを添えて)
■鉢:蓮根餅(大原木牛蒡、つの字海老、絹莢)
■鉢肴:鰈のムニエル(伊豆浅利のミネストローネソース)
■強肴:静岡牛ロースすき焼き
■御飯:白米(新潟コシヒカリ)、香の物三種盛り、■留椀:合わせ味噌仕立
■デザート:自家製甘酒アイス
(左のゼリーは桜を使ったゼリーだったかな、メモするのを失念しました。)
食べた感想ですが、4人とも同様でしたが、少し塩味が強めでした。地域の特徴なのか、当宿の味付けなのか。その点を除けば素材の良さもあってとても美味しくいただきました。ごちそうさまでした。
翌朝。水平線の向こうに太陽が昇り始めました。
(本日も快晴の予感。)
さっそく起き抜けの温泉といきましょう。
(浸かってみて分かりましたが、太陽が結構眩しい。(笑) 泉質は「低張性弱アルカリ性泉、カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉」で、とても優しい肌当たりで保湿・保温効果も高いと感じました。当宿、温泉自慢がほとんどありませんが、すごくいい温泉だと思います。)
で、朝7時になりましたので、予約していた貸切露天風呂へ行ってみます。
(客室よりも1フロア上にありますので、宿の方曰く、一番景色がいい所です、とのこと。)
朝一のためか脱衣所の温度が外と同じくらいで寒いです。ささっと脱いで温泉に浸かります、、、が、部屋の温泉と違って熱い!(笑) 何とか一度首まで浸かりましたが、私には熱すぎて浸かっていられないので、早々に退散です。
(温泉に浸かりながら「一番いい景色」を眺めることもなく、写真を撮って部屋に戻ります。(笑))
部屋に戻って、適温の温泉に浸かり直しました。太陽がもう少し昇りました。
(この景色を貸切露天風呂からのんびりと見てみたかったですね。(笑))
それでは朝食へ。昨日チェックインの時に朝食の選択肢がありました。
(ご飯とお魚を選びます。もちろん、ご飯は「蟹あんかけご飯」、魚は「キンメ」で。)
てっきりご飯と魚だけの質素な朝食かと思ったら、なかなか豪華でした。
(伊豆の海の幸・山の幸でいっぱい。女子3人に「ご飯と魚だけかと思った。」と言ったら、「そんなわけないでしょ。」と笑われました。)
伊豆のキンメの干物。
(結構大きなキンメ。肉厚でとても美味しかったです。さすが地元。)
こちらが「蟹あんかけご飯」。宿の方が作ってくれます。
(石焼きの器にご飯、まずは卵を入れて軽く混ぜた後、蟹入りのあんかけをかけて出来上がり。)
朝食、とても美味しかったです。昨晩の夕食が塩味強めでしたので心配でしたが、なぜか朝食は出汁の効いたお味で、各品美味でした。塩味の謎は深まりますが、美味しかったので良しです。(笑)
チェックアウトは11時。それまでは恒例の温泉三昧です。
(広々とした湯舟、いい泉質。お宿がアピールしていなかったので、期待以上の温泉三昧となりました。)
ところで、ももですが、先輩わんこのおうちにすっかりなじんで、みなさんに良くしてもらっているようで、私たちも旅を存分に楽しむことができています。
お天気も昨日にも増して良さそうですので、最終日も楽しみたいと思います。
・・・・・伊豆高原温泉「ほまれの光 水月」一泊旅行③[完]〔復路観光編/大室山、三島「すみの坊」〕へ続く。
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