【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

戦争を詠む 朝日新聞朝刊朝日歌壇より

2024-06-05 | 折々の花~お庭編~
戦争を詠む 朝日新聞朝刊朝日歌壇より(毎週日曜日掲載)
朝日歌壇の入選歌(選者は馬場あき子さん、永田和宏さん、佐佐木幸綱さん、高野公彦さん、)より、戦争を詠んだ歌を、わんちゃんが独断で選り抜きを。
★⇒【評】☆⇒共選作
2024年4月、5月 
<永田和宏選>
住む人がゼロになるまで続けるといふのか今の二つの戰さ(京都市 皐月直子)
人間の形に白き布巻かれ遺体がガザの瓦礫に並ぶ(観音寺市)篠原 俊則
★篠原さん、白布が巻かれて却(かえ)ってまざまざと人間の遺体を感じさせる。
ウクライナの攻撃やめぬプーチンがテロの死者には十字切りをり(浜松市)松井  惠
一緒にはしてはならぬが難しい家庭の平和世界の平和(筑紫野市)二宮 正博
☆原爆の惨状描写なきことが何より怖い「オッペンハイマー」(東京都)八巻 陽子

<馬場あき子選>
父母なき子、子のなき父母の増えつづくガザに今宵も月まるく冴ゆ(京都市)小池ひろみ
ウクライナのヒマワリの種も祝福にやくだつことをねがっていたはず(盛岡市)や無知 仁子
「ガザに平和を」「いのちまもれ」の声をあぐデモ行進の最後尾にゐて(札幌市)藤林 正則
★藤林さん、最後尾といえど平和デモに参加し声を上げる。
AIが作戦を立て命令し生身の兵士が戦う悪夢(三鷹市)山縣 駿介

<高野公彦選>
野球ではファールフライを「邪飛」と書くオスプレイの飛行も邪飛と言うべし(青森県)中村 範彦
パレスチナ支援のバッジ三百円さくらまつりの出店に並ぶ(松戸市)渡辺 道子
「プーチ・ダモイ」のスカーフ巻いて立ちつくす寒いロシアの妻や母たち(生駒市)辻岡 瑛雄
★「プーチ・ダモイ」はロシア語で「家への路」の意。戦場の夫を返せ、息子を返せ、と反戦の集会をする女性たち。
閘門(こうもん)に吹き寄せられた花筏逃げる場所なきガザの人らは(岡山市)三好 英男
★美しい比喩で戦争の悲劇を詠む。
知覧の地訪ねてみたし死ぬために生きた若者発ちし空見に(仙台市)成田 一紘
草原に埋もれて脚を狙い撃つ狡猾(こうかつ)極まる「花びら地雷」(札幌市)田巻 成男
☆原爆の惨状描写なきことが何より怖い「オッペンハイマー」(東京都)八巻 陽子
無住寺に並ぶ石仏その中に憂ひ帯たる兵士を見つく(瑞穂市)渡部 芳郎

<佐々木幸綱選」>
窓口でめだたぬように保険証の下に忍ばす被爆者手帳(春日市)月川 勝代
日本のソメイヨシノがキーウにて白く咲きおり人集いおり(水戸市)中原 千絵子
★キーウの桜のニュースを私も読んだ。四句切れにして、うまい。
そろばんと計算尺で軍艦の設計もめし逆巻(さかま)きし昭和(長崎市)下道 信雄
★戦艦・大和や武蔵などの設計者に思いをはせる。


わんちゃんとこの庭で
 
ドクダミ(蕺、蕺草)ドクダミ科
「毒矯め(どくだめ)」に由来の名か。「矯」の字義は、改め、直すこと。毒消しや食あたりに使った。漢名蕺(しゅう)から十薬の名も。一つの花のように見えるが集合花で、中央の搭状の突起は多数の雄しべと雌しべ。花弁様の四枚は苞葉である。薬効を持つユキノシタ同様、人里の植物で帰化植物か?

ツルマンネングサ(蔓万年草、学名:Sedum sarmentosum)ベンケイソウ科
6~7月に黄色い星形の花を咲かせますが、通常、日本のものは結実しないそうです。 しかし、ツルマンネングサは多肉植物の一種で、ちぎれた枝先や、茎から外れた葉からも芽や根が出て着床したところに根付くためどんどん広がっていく生命力を持っています。

福ちゃんから写メが届きました

「わんちゃん、八重咲きのドクダミって観たことあるかなぁ~私は初めて観ました」
「珍しいわね、ちょっと調べてみたらこちらどこで咲いてたの?」
「唐招提寺薬草園でね」
「唐招提寺の薬草園行ってみたいなぁこちら

 
アマリリス ヒガンバナ科
アマリリスの名は、ローマの詩人が歌った羊飼いの名前に由来。親しまれてる呼び名だが、園芸上の通称。ギリシャ語で騎士の星を意味し、英名もナイトスターという。

ツキヌキニンドウ(突抜忍冬、学名:Lonicera sempervirens)スイカズラ科
原産地:北米
互生する葉のうち、花に一番近い葉同士がくっ付き、その葉の間を茎が貫くことに拠ります。晩春~初秋、穂状花序にラッパ状の橙色の小花を10~12個ほど集合して咲かせます。お酒(ハニーサックル酒)も作られます。


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2 コメント

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当事者のコトバは大切にすべき(W4-60) (里山の風)
2024-06-07 18:21:31
朝日歌壇に「プーチ・ダモイ」(我が家への道)や「オッペンハイマー」のコトバが飛び込んできました。
ロシアでは新たに30万人の動員体制が組み込まれ、「夫や息子を帰せ」といゆ「プーチ・ダモイ」(プーチは道、ダモイは家を意味するロシア語)の抗議活動が報道されました。
戦場におくられる夫や息子達を我が家に帰せというロシアの主婦達(当事者)のコトバをプーチン大統領が大切にするのか・・・私は疑問に思っています。・・・なぜならば、国防大臣を戦時経済専門の者に交代させるなど戦時体制が加速・強化されていく情勢では主婦の声などを大切にする環境になっていないのである。・・・
オッペンハイマーの孫が広島を訪問したとあるが、当事者の本人(祖父であるロバート・オッペンハイマー)が広島を訪問して「当事者のコトバ」を残してほしかったと思いました。
さて、話は変わって、ドクダミですが本日、甘南備山へいく用事があり、管理道路の路肩沿いに沢山のドクダミの白い花が咲き誇っていました。唐招提寺の鑑真和庄との関係は知りませんでしたが、古代から日本人の三大民間薬(ドクダミ、ゲンノショプコ、センブリ)として有用されているようです。
ツルマンネングサは韓国料理の「ナムル」(サラダ和え物)によく使用されているとか聴きます。ツキヌキニンドウの名前や筒状の花に興味があります。マルバルコウソウ(ヒルガオ科)の花の姿に似ています。その花にハナバチやスズメガが受粉のお助けをしているという。
アマリリスは中南米、西インド諸島産とあるので、なにか情熱的な美しさを感じました。
わんちゃんのコトバ(当事者のコトバ)で沢山のお花たちなどを紹介してください!!!
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里山の風さん こんにちわ~ (わんちゃん)
2024-06-08 14:11:57
いつもコメントをいただきありがとーです。
今後ともよろしくです。
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