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花背の大悲山 峰定寺

2012-05-27 | はんなり京都

飛び入りでボストン美術館展が入ってしまいましたが、また京都の話に戻ります
家にあったガイドブックに5月は峰定寺ぶじょうじのシャクナゲが見事だと紹介されていたので
お寺に花の咲き具合を問い合わせると・・ 少しだけれど今日はまだ見られますよ
という返事 とりあえず、他に予定はないので、市街からちょっと足を伸ばすことに


峰定寺は鞍馬山のさらに北方、花背地区の一番奥の花背原地町にある山寺です
桂川の源流のひとつ 寺谷川沿いに仁王門があり、更に山道を15分登った先に清水寺と同じく
断崖に迫り出した、日本最古の舞台造の本堂があります
本堂はトップの写真の仁王門と共に国の重要文化財に指定されていますが
何ゆえ、仁王門の写真だけで舞台造の本堂の写真が無いかと言いますと・・
仁王門をくぐる前に寺務所に、お財布やハンカチ等以外の持ち物は全て預けるのです
もちろん、仁王門から先の撮影はです(と言うか、その前にカメラが無い
8年前に峰定寺参道にある美山荘を訪れた時、ついでに()立ち寄っているのですが
このことをすっかり忘れていました
しかし、写したいと思っていたシャクナゲの群生も本堂の裏山に僅かしかありませんでした
後で、シャクナゲが見事とガイドブックに・・ と言ったら「ずい分古いガイドブックでしょう」と
寺務所の女性に笑われてしまいました
以前は山一面がシャクナゲでピンクに染まるほどだったそうですが、もう20年以上前、鹿に食べられて無くなってしまったのだそうです
古いと言っても5年前のガイドブックなのに、現地に確認もとらないで同じ内容を繰り返し載せるなんて、ひどいと思いませんか
でも、でも、でも、峰定寺に行ったことは決して無駄足だったわけではありません
峰定寺は鳥羽上皇の勅願により創建され、本堂や仁王門の造営には信西と平清盛が当たったというのですから、大河ドラマをを見ている私たちにはタイムリーな場所と言えるでしょう

峰定寺の参拝を終えると、ちょうどお昼時・・ 以前も立ち寄った 桂雅堂 で冷たい山菜そばを食べました
お蕎麦の美味しさは言うまでもありませんが、特筆すべきは採れたての山菜・・ 瑞々しくて美味しいのです


桂雅堂の目の前の山にシャクナゲの群生がありました(肉眼で見るともっともっといっぱいです)

'12京都旅行・うまいもん