日本丸の総帆展帆 を見た同じ日に ヨコハマトリエンナーレ2011 にも行きました トリエンナーレ(triennale)とはイタリア語で「3年ごとの催し」のこと ラテン語で、3を表すtri と annalis(年ごとに)からきているそうです 因みにヴェネツィアビエンナーレ(biennale)のbi は2で、「2年ごと」に催されます |
陳維(Chen Wei) 「漠然の策」より 《Chair and Bulb》 @ ヨコハマ創造都市センター(YCC)
デワール&ジッケル 《無題》@ BankART Studio NYK 巨大なカバ数体が20トンの陶土で作られています | 宋冬(ソン・ドン)+尹 秀珍(イン・シウジェン) 《Chopsticks III》@ BankART Studio NYK | |
| ジルヴィナス・ケンピナス《5番目の壁》@ NYK VHSテープの壁が、ある角度から見ると全て消えます | |
蔡佳葳 (ツァイ・チャウエイ) 《Sky Mantra》 @ BankART Studio NYK | イェッペ・ハイン 《SMOKING BENCH》@ NYK ベンチに座ると霧(煙?)が出てきます |
《A Spoon Made From The Land》 大地から作った1本のスプーン @ BankART Studio NYK
海岸や砂場で、砂山の上に立てた棒を倒さないように山を切り崩す遊びが思い浮かぶような大きな砂山 その向こうのスクリーンには海岸で磁石を持ってバケツに砂鉄を集める男女の姿が映し出されています その砂鉄から鉄を抽出し、鋳造して出来た1本のスプーンを、この砂山のてっぺんに立てています |
トリエンナーレも観たいけれど、日本丸の総帆展帆も外せない!と欲張ったので、この日はメイン会場の横浜美術館には行かず、もう1つのメイン会場・日本郵船海岸通倉庫(BankART Studio NYK)と、ヨコハマ創造都市センター そして特別連携プログラムとして新港ピアで行われている 「新・港村~小さな未来都市」(BankART Life III)に行きました(「新・港村~小さな未来都市」は次回アップの予定です) この日観た中で最も興味をひいた作品は残念ながら撮影禁止だった クリスチャン・マークレーの《The Clock》 今年のヴェネツィア・ビエンナーレで「個人の部・最優秀賞」に当たる金獅子賞を受賞した映像作品です 何の予備知識も無く、その上映会場に入ると座り心地のよさそうな大きなソファーが何脚か置かれており、そこに運よく座ることができた人たちは皆くつろいだ恰好で映像に見入っています しかし途中から入った(と思っていた)私たちにはストーリーがさっぱり分かりません ・・ところが、何の脈絡も無いさまざまなシチュエーションと度々出てくる時計を見ているうち、ふと気付きました! それは、数千もの映画作品から時計が映っている断片を抽出し、現実の時間軸と対応するように編集された24時間映像だったのです スタッフの女性に開館時刻は11:00-18:00だけど、それ以外の時間もあるのかと問うと、3日後の10月26日20時から翌27日20時にかけて、24時間すべて上映を決定。定員は60名で当日会場にて19時より先着順で整理券が配布される。 とのこと これは絶対に行かねば と思いながら、その場を去ったのですが... 冷静に考えてみればチケット争奪戦は必至 自分の歳も顧みず争奪戦に参戦して、それから24時間 映像を観続けたら、今頃はどうなっていたことやら |
Yokohama |