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読んで、観て、呑む。 ~閑古堂雑記~

宮崎の某書店に勤める閑古堂が、本と雑誌、映画やドキュメンタリー、お酒の話などを、つらつらと綴ってまいります。

【短期集中連載・別府よいとこ美味いとこ】 第5回 「とよ常」と「えいたろう」の極上海鮮料理

2016-07-08 20:00:16 | 旅のお噂
市内に美味しい焼肉店がひしめいている別府は “肉食系” にとっては実に嬉しい街なのですが、近海で獲れる海の幸を美味しく食べることができるお店も多い “おさかな天国” でもあります。今回は別府でも人気のある活魚料理店の一つである「とよ常」と、別府湾の眺めを楽しみながら海鮮料理が味わえる「海鮮料理 えいたろう」をご紹介します。

別府湾を間近にした北浜旅館街の中にある宿「雄飛」の1階と別府駅前の2か所にお店を構える「とよ常」。もともと活魚料理が自慢の宿である「雄飛」が直営しているお店だけに、お魚料理の豊富さと力の入り具合はなかなかのものです。
ここで特に人気のあるメニューは、なんといっても「特上天丼」でしょう。

写真でもおわかりになるかと思いますが、とにかくご飯の上に乗っかる2匹のエビのでっかいことでっかいこと。カボチャやナスなどの野菜ともどもカラリと揚がっていて、サクサクの衣と立ち上るごま油の香りが食欲をそそってくれます。名高い人気メニューだけあって、わたしがこれまで2回立ち寄ったときも、お客さんの多くがこれを注文していたようでした。
今年1月に立ち寄ったときにはちょっと奮発して、憧れの関サバを特上天丼とともに注文して味わいました。

しっかりした食べ応えと、噛むたびに染みてくる上品な旨みに、「おお、まさにこれはサバの王者じゃ!」という感じで堪能させていただきました。ふところに余裕がある皆さまは、ぜひ関サバ(もしくは関アジ)も召し上がってみてはいかがでしょうか。
お酒のお供にオススメしたいのが、ごまやしょうゆなどを合わせたタレで魚の切り身を漬け込んで作る大分の郷土料理「りゅうきゅう」。お店ごとに味つけが異なるのですが、「とよ常」のはしっかりした味わいでお酒も進みます。

人気のあるお店ということで、食事時になると行列ができることもある「とよ常」。お立ち寄りの際には予約しておいたほうがいいかもしれませんね。お店のホームページはこちらです。

別府駅前の繁華街から少し北のほうに位置する上人ヶ浜にあるホテル「潮騒の宿 雄飛」内にも、美味しい海鮮料理が味わえるお店がございます。「海鮮料理 えいたろう」です。
別府の海がすぐ目の前という絶好の立地の宿「晴海」。その中で店を構える「えいたろう」からも、真っ青な海と空が広がる爽快な眺めを見ることができ、目を喜ばせてくれます。

さらに舌を喜ばせてくれるのが、刺身や天ぷら、そして海鮮釜めしがセットになったランチメニューです。

鮮度バッチリの刺身と、カラッと揚がった天ぷらに、食がずんずん進みます。
そして海鮮釜めし。エビやホタテ、イカなどの具が、ご飯が見えないくらいにたっぷりと乗っかります。旨みが染み込んだご飯の美味しさもまた格別。お焦げも残さず味わい尽くしたいところです。

ランチを利用すると、「晴海」の館内にある展望露天風呂に無料で入浴できるというのも嬉しい限りです。青い海と空が広がる爽快な景色を眺めつつ、さらなる極楽気分に浸っていただきたいと思います。
ちなみに夜の部は、予算に応じた会席料理中心のメニュー。また、大分麦焼酎や日本酒などのお酒もいろいろと揃っているようですので、そちらもたっぷりと召し上がってみてはいかがでしょうか。
「海鮮料理えいたろう」のホームページはこちらであります(「潮騒の宿 晴海」のウェブサイト内)。

もちろん飲み屋街にも、美味しいお魚がたっぷり味わえるお店がたくさんございます。どうぞ、心ゆくまで “おさかな天国” 別府を味わい尽くしてくださいませ。

* お店などの情報は、2016年前半の時点に基づいたものとなっております。