NHKスペシャル、3.11 あの日から3年『「災害ヘリ」映像は語る ~知られざる大震災の記録~』
初回放送=2014年3月1日(土)午後9時15分~10時04分
語り=堤真一・守本奈実
自衛隊、海上保安庁、警察、消防、そして放送局•••。さまざまなヘリコプターから震災を記録した、膨大な空撮映像から見えてきた津波や津波火災の恐ろしさを、あらためて嫌というほど思い知らされました。厳しい訓練を経てきたはずの自衛隊員ですら冷静さを失い、動揺を隠せなかったほどの、あまりにも想像を絶する被害の大きさ•••。
少しづつ、しかし大量に流れ込んできた海水によって、仙台平野の内陸深くにまで押し寄せてきた津波の状況(わずかずつ盛り上がっていたという津波の幅は12kmにも及んでいたといいます)。
地形の高低差が作用していた、津波の先端における動きの違い。わずか1メートルの高さの違いが津波の向きや速さを変え、人びとの生死をも分けていました。
さらに、プロパンガスボンベや燃料が入った車や船などを含んだ「可燃物の固まり」と化した「がれき」が引き起こした津波火災•••。初公開されたものを含む空からの映像からは、津波が何を引き起こしていたのかが生々しく、詳細に見えてきたのでした。
そして、空から行われた捜索や救出劇も、ヘリからのカメラは映し出していました。
道路が家屋などで埋め尽くされて消火や救助ができない状況に陥ったり、あまりにもたくさんの救助要請を受けての混乱もあり、多くの助けられなかった命がありました。その反面、空からの懸命の救出活動によって救うことができた命があった、ということも、あらためて知ることができました。
今月は東日本大震災から3年。これからNHKスペシャルでも、さまざまな視点から震災をテーマにした番組が放送される予定になっています。
またしっかりと、震災がもたらしたものと、その教訓とに目を向けていきたいと思っております。
初回放送=2014年3月1日(土)午後9時15分~10時04分
語り=堤真一・守本奈実
自衛隊、海上保安庁、警察、消防、そして放送局•••。さまざまなヘリコプターから震災を記録した、膨大な空撮映像から見えてきた津波や津波火災の恐ろしさを、あらためて嫌というほど思い知らされました。厳しい訓練を経てきたはずの自衛隊員ですら冷静さを失い、動揺を隠せなかったほどの、あまりにも想像を絶する被害の大きさ•••。
少しづつ、しかし大量に流れ込んできた海水によって、仙台平野の内陸深くにまで押し寄せてきた津波の状況(わずかずつ盛り上がっていたという津波の幅は12kmにも及んでいたといいます)。
地形の高低差が作用していた、津波の先端における動きの違い。わずか1メートルの高さの違いが津波の向きや速さを変え、人びとの生死をも分けていました。
さらに、プロパンガスボンベや燃料が入った車や船などを含んだ「可燃物の固まり」と化した「がれき」が引き起こした津波火災•••。初公開されたものを含む空からの映像からは、津波が何を引き起こしていたのかが生々しく、詳細に見えてきたのでした。
そして、空から行われた捜索や救出劇も、ヘリからのカメラは映し出していました。
道路が家屋などで埋め尽くされて消火や救助ができない状況に陥ったり、あまりにもたくさんの救助要請を受けての混乱もあり、多くの助けられなかった命がありました。その反面、空からの懸命の救出活動によって救うことができた命があった、ということも、あらためて知ることができました。
今月は東日本大震災から3年。これからNHKスペシャルでも、さまざまな視点から震災をテーマにした番組が放送される予定になっています。
またしっかりと、震災がもたらしたものと、その教訓とに目を向けていきたいと思っております。