一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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建築調停

2008年07月15日 19時42分55秒 | 建築家の日記
みなさん、こんにちは。ミタス一級建築士事務所の清水です。


本日は、建築調停委員の仕事のあと、来社相談と電話とFAXの耐震相談がありました。

調停をすると、必ず双方の言い分は食い違いますし、溝ができていて話し合いは
なされていない状態です。だから調停になるのですが、今回は、1年以上も
トラブルが続いていました。でも、双方の話を聞くと比較的簡単に合意できそう
だと感じました。


調停でも一般の建築トラブルでも、相談すると間に入って解決してくれると
思っている人は多いです。


何度も言いましたが、個別には示談屋になってしまうので、法律上それは弁護士
さん以外できません。


弁護士さんでも、相手が拒否したら裁判か調停しか方法はありません。


今回は、望んでいる方向が一致していて、コミュニケーション不足からこじれた
ようで、何とかなりそうです。


トラブルを解決するには、あくまで当事者同士か代理者が歩み寄るか、
裁判で決着を付けるかの二つしか選択肢はありません。


建築士にできることは、建築面のアドバイスや技術的な判断だけです。



「相手が言うことを聞かないのですが、どうしたら良いでしょうか?」

という質問内容には、結局はいくつかの選択肢と手順ををお教えするだけしかできません。


それでも喜んで頂ける場合が多いのは、わかっていても次の行動をどうすれば良い
のかが、わからなかったからでしょう。


譲歩も嫌だし、調停か裁判も嫌だ、間に入って何とか全面解決してくれということ
だけを願っている人には、建築士のアドバイスには不満だと思います。




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