一級建築士の「住宅のヒントと秘訣」

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エアコンについて

2007年03月12日 12時13分52秒 | 住宅ノウハウ・実例
こんにちは。清水です。

エアコンについて、私の考えを。

お掃除ロボットと省エネ率の高いものが人気ですね。

お掃除ロボットは、良いなぁと思いますがよく読むと、永久に掃除しなくても良いのならともかく、5年とか10年には一度はしなくてはいけませんね。

ということは、掃除は不完全で細かい部分や、細かい誇りやダニ、花粉、など取り残しがあるということではないでしょうか。毎度行う掃除中の音がうるさいという人もいますし、直感的には1年に1度フィルターを自分で掃除した方が有効なような気がするのは私だけでしょうか?便利さが捨てがたいのはわかりますが、もしかしたら大した機能ではなかったりして…。


ちなみにイオン発生空気清浄機は、自宅でも使っていますし、入れた当初はその効果に驚いて事務所を含め何台も追加したのです。半年も経つとフィルターを換えても、掃除をしても当初の効果がなくなったのがわかります。なぜだかわかりませんが、イオンの発生を感じなくなったというか…。過信はしない方が良いかも知れません。


家庭の24時間風呂が流行出したのは、随分昔でしたが、当時は「本当に大丈夫かなぁ。」と直感的に思いました。

かなりたって、問題が発覚したことは皆さんも記憶にあると思います。もっとも、昔はエアコンの掃除もしませんでしたから、それを思えば、進化ですね。


省エネ率も数字で出てくるので、重視されている方も多いかも知れません。
数字だと説得力がありますね。しかし、良く考えて下さい。その数字が実際に当てはまるのかどうかです。

省エネ率の最新のもので、お掃除ロボットが付くと最低20万円、お掃除ロボット無しで少し旧式というだけで、5万円でありますね。2年前のエアコンは、省エネ率は劣りますが、そこまでの差が実際にあるのでしょうか?電気メーカーの数字にに躍らされ過ぎのような気がします。


15万円を一部屋のエアコン代で償却するには、何年掛かるでしょう。
念のため申し上げますとメーカーの数字を、絶対にそのまま信じないでくださいね。ウソではないでしょうが、実際の条件とは異なりますし、楽観的な数字になっているのはエアコンに限らずどれもそうでしょう。

半値8掛け2割引!まではいかなくても、実際の使用条件や環境を考えれば、かなり離れた数字になるはずです。60キロ走行の車の燃費と実際の走行との差のように違う数字になるでしょうね。


10年前のエアコンと現在のエアコン比較でならともかく、2年程度ならまずその差額の費用で家の断熱性能を良くした方がはるかに省エネに貢献でき快適なはずです。

それで費用が余ればエアコンの省エネ率も考えれば良いでしょうが、断熱性能の良い家なら2年程度の機種の差なら、実質的にはあまり差が無くなるはずです。数字に振り回され過ぎない方が良いのではないでしょうか。

それを気にしだすと、2年に一度、もしかして毎年変えないといけなくなりますから。

ミタス 一級建築士事務所 清水煬二



横浜市 住宅設計 ミタス 一級建築士事務所


コメント
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