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三沢自転車商会

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チャリは今日もラブリーかい?

キャノンデール トップストーンカーボン 試乗

2019年07月31日 | 試乗インプレ

キャノンデールキャンプで最も多くの時間を使ったトップストーンカーボン。

単独行動もさせていただき、グラベルというかトレイルで何度も走りまわってきました。

アスファルトから想像以上に感じるリヤの振動吸収性。というかクッション性。

ロードには無いフワフワする感覚で、実に優しい。

踏みに対してはしっかり進むし、全体的に軽さもあるので軽快感も。

荒れた山道での下りでは、リヤの振動はそこそこ。これはタイヤに依存する部分も大きい気がする。タイヤ幅と空気圧でクッション性に大きな差が出る。

リヤに反してフロントの衝撃はキツイ。普段スレートのレフティフォークに慣れているせいか、下りをカッ飛ばすとハンドルを抑える事に必死になる。

フロントとリヤの振動吸収の差があります。そこまでキツイ下りは想定してないのかも。荒れた平地や砂利の登り下り。本来のグラベルレースに適応しているのか。

地元の林道を攻めるにはスキルが必要で逆にライダーが試され楽しいのかも。

荒れた道を含めたツーリング。長距離、長時間になるほど身体に優しく、ロードバイクの代わりにもなる車種かもしれない。

新しい旅の相棒として最高なんじゃないか…。


メリダ スクルトゥーラ 試乗

2019年07月30日 | 試乗インプレ

メリダキャンプであらためて全モデルを試乗。

台湾ブランドという昔のイメージから現在はドイツブランドという印象。ヨーロッパで設計され、レース現場のニーズに応え、最高の素材と技術で作るフレームはトップブランドの一つです。

先日のツールでも山頂ゴールを制したスクルトゥーラ。

一歩目で早くも感動する軽さ。実に軽快に加速する。登りを狙って作っているから軽さを感じるのは当然ですが、平地も進む。

軽いけど濃いめに詰まっている感じが踏みに対するスピードに上手に変わっている感覚。

自分の感覚に反応してくれるので、フレッシュな時は速いけど、足が無くなったら逆に進まなく感じるのはヒサンだなぁ。自分の実力を試される。

オールラウンドだけど、硬さは感じるのでロングはキツイか…。レースフレームですからね。逆にリアクトの方が優しい。

速くて楽しい。ロードバイクの根幹ですね。

この性能で他社の半額?って…。親切すぎ。


ミューラー BMJ 試乗

2019年04月02日 | 試乗インプレ

ミューラーの新作、BMJに試乗させて頂きました。

3AL2.5Vチタンを使ったマルチパーパスなフレーム。

ロードのジオメトリーながら、ベースはプロ仕様のシクロクロス。そして増設穴を各所に盛り込んだグラベルツーリングの顔も。

一台でロードからシクロレース、そしてグラベルへと広がるモデル。

頑丈で錆びないから長く付き合えるチタン。

金属なので重量こそありますが、抜群の軽快感。

これってホイールの恩恵?とも思いましたが、フレーム剛性と作りのウマさからくる乗り味なんだとか。

初速重視な感触はシクロクロスが根本にあるからでしょうか。加速は軽量カーボンに匹敵する鋭さ。

その反面、高速域の伸びは少ない。速度域が低~中で本領を発揮する。コンセプトには合っている。

ボリュームあるタイヤでも軽快であればオフロードもきっと楽しい。

一台に集約して遊びつくしたい、そんな最後の一本にいかがでしょう。価格408,000円。


ヨネックス エアロフライト 

2018年12月02日 | 試乗インプレ

ヨネックスの新作エアロフレーム、エアロフライトを試乗させていただきました。

まだ発売前ですが、注目度の高い新作エアロ。まずは、なぜにキャリパーブレーキかは気になりましたが、そこは国内レースを見据えディスク解禁になるより先に乗ってもらいたいそうです。

ラケットで使われている新素材も盛り込み、狙いはエアロフレームでありながら振動の少なさ。そしてなにより軽さ。

第一印象。「軽い」。踏みだしの一歩目はキュンキュンと加速していく。そして振動。この形ながら抑えられている。しかしエアロの真骨頂である高速域の伸び感は足りない…。ホイールとの相性か、もっと自然に流れていってほしい。

トライアスロンとかがマッチするのか。日本の地形、アップダウンを繰り返すコース。そしてロングでも疲れにくいであろう感覚。軽さは正義。

ジャパンクオリティ。価格700,000円。


ウィリエール ZERO9 試乗

2018年10月25日 | 試乗インプレ

試乗会で最も人気だったモデルが、このゼロノヴェ。ミドルレンジとして購買意欲をかき立てる高性能。

ZEROシリーズは分かりやすく、モデル名に付けられた数字がフレーム重量を表しています。ノヴェは900g台の重量。

軽さに振った登りメインのタイプかと誰しもが思っていたはず。しかし予想を越える性能に驚きましたね。

よくある軽量で登り向けな感じのフレームは、軽くて硬くてヒラヒラする印象。初速から低速重視の反応性を追い求めているだけのような気がしていました。

このゼロノヴェは、平地のスピード維持が楽にできて、自然と流れていくウィリエールらしさも持ち合わせている。軽めのオールラウンドというイメージ。これは凄い。

こういうモデルをロングライドに使えばきっと楽しくてラクなんでしょう。

GTRチームと乗り比べると差は歴然。価格なりに差が生まれていますが、「もうちょっと頑張ってゼロノヴェにした方が後悔しないですね」と言われていた方が多かった。

この性能ならコスパも良い魅力的な一台です。価格345,000円。


ウィリエール GTRチーム 試乗

2018年10月18日 | 試乗インプレ

今回の試乗会ではエントリーグレードのGTRチームも用意されていました。上位モデルが優秀なのは当然ですが、エントリーは?

GTRチームもあらためて試乗。このグレードでもウィリエールを感じる。初速や加速感はややゆったりなものの、巡航速度に達するとモデル名を忘れる気持ちよさ。グランツーリズモという名の通りなのかも。

この安定して流れていく感覚がウィリエールの真骨頂。この価格帯でも巡航している時は変わらない。ここをベースにもっと登りに特化したやつか、高速域までもっとのびるやつか。そんな感じで上位モデルが存在している。

最初、この価格帯のウィリエールに乗った方はまた次もウィリエールに乗りたいという方が多い。他社には無い、乗った人を惹きつける魅力があるんでしょう。


ウィリエール チェント10PRO

2018年10月15日 | 試乗インプレ

昨日は多くの方にウィリエール試乗会にお越しいただきまして、ありがとうございました。これほど盛況だったのはウィリエールというブランドの魅力なのかと感じさせてくれました。

試乗車の台数も多く、どれに乗ってみようか迷うほど。やはりトップモデルは一度は乗ってみたい、チェント10の新作PRO。

ほぼ全てのお客様のご感想が、「硬くない」。「思っていたイメージとは違くてガチじゃない」。全車種共通して言えること、「縦に優しい」。

それはトップモデルでも同じ。エアロな見た目の印象を覆す、圧倒的な乗りやすさ。

ガチガチで乗り手を選ぶようなじゃじゃ馬感は皆無。扱いやすく誰が乗っても進む。多少のペダリングの違いがあっても推進力は強く誰でも走らせることができる許容の深さがあります。

実に上手な作り。これがプロモデル?そうなんです。新世代のレーサーモデルは速いけど優しい。プロ選手じゃないと扱えないという時代ではないんですね。


メリダ ディーラーキャンプ

2018年08月12日 | 試乗インプレ

先日、メリダ販売店だけで試乗キャンプが実施されました。当店もご招待いただき、スタッフの岡林が参加して参りました。

メリダを推しとしているショップだけが参加できる貴重な機会。

スタッフ岡林もスクルトゥーラに乗ってレース参戦しているだけに、よりメリダへの理解と知識が増えた事だと思います。以下、岡林のインプレです。

30kmくらいの低速~中速では、かなりスクルトゥーラが軽く感じます。特に止まった状態からの踏み出しが軽い。

リアクトはそれくらいの速度域だと、スクルトゥーラに比べると重く感じました。

40km以上とか、それくらいの速度域になるとリアクトの方が楽になると想像しますが、僕は頑張ってもそんなに速度でません。のでわかりません。

かなり、エリートなレーサーの方だと、リアクトが優位に扱える場面もあるのでしょうが、大多数の方にはスクルトゥーラの方が乗りやすいんじゃないかなぁ?と思いました。

しかし!リアクトはかっこいい!そこは悩むところですねぇ、、

僕も去年スクルトゥーラにしてよかったかなぁと思いました。


ペンナローラ RC-7 試乗

2018年07月24日 | 試乗インプレ

今年の新作モデル、RC-7。試乗会でも多くの注目を浴びた新作。乗ってみた方も一番多かったです。

7のコンセプトは? とても明確で分かりやすい答えが、RC-3とRC-4を足したら7になるでしょって答え。

2モデルのオイシイ所を合体。それで7って出来すぎ。乗って見ると確かにね~って。

しかし7の魅力を感じられるかは別。乗り方と使い方が重要。高速域でも伸び続けられるのは7だけ。そこまでのレンジを使いたい人なら最高です。

しかし登りメインだったり、巡航することがメインだったりすると、7じゃない方が楽しめるかも。

7のレーシーなポテンシャルは他社のミドルレンジ以上だと思うし、頭打ちを感じる事も無いと思われる秀作です。


ペンナローラ 試乗会終了

2018年07月23日 | 試乗インプレ

今年のペンナローラ試乗会、終了しました。乗っていただいた皆様、ありがとうございました。

価格が高い、安いで判断するのとは違い、全てのフレームに特長があり、一番ハマるフレームはどれなのか人それぞれ。それがペンナローラの面白さかもしれません。

乗り慣れている人でも廉価モデルの1が最適だと思ったり、自分は5の乗り味が面白いと感じたり、好きだと感じるゾーンがあるんですよね。

それと毎年行うことで、「昨年乗ったから分かっている」と思いがち。実は乗り手のレベルと好みは知らないうちに変化していること。昨年と印象が変わり、フィーリングが合うフレームも「今年はコレ」という変化を体感して楽しめました。

ペンナローラを購入する話ではなく、これからフレームを買い変えようという方にとっても、良い指標になるのが試乗会ですね。

乗り比べる事で特性の違いを自分の中に蓄積して、また来年も楽しみです。