「シマニョーロ」という言葉をご存知でしょうか。カンパレバーでシマノ変速機を動かす。カンパとシマノをミックスして使うことです。今回、新たにシマノ11S対応プーリーが発売されることとなりました。
このミックスする意味は、手の小さい方は特にレバーの使い心地に違和感を感じています。そこでカンパのエルゴレバーの方が握りやすい、使いやすいという声にお答えし、既存で取り付けられているシマノ製品にエルゴパワーだけを交換することで問題なく作動させることが可能です。もちろんフルセットでカンパを使えれば良いのですが…。
そこでレバーだけでも交換してみてはいかがですか。しかしそのままでは正常作動しないため、このエルゴパワー内部のパーツを交換します。今まで10S対応品が発売されていましたが、シマノの11速化に伴い新製品が発売。11Sにも対応可能となりました。対応できる現行のエルゴパワーはコーラス以上のウルトラシフトのレバーに限ります。プーリー価格2625円。
MAVICの来期注目のロードホイールはディープ。40mmハイトから60mm、80mmと20刻みで新作のディープホイールをラインナップ。その中でエアロ効果が高くレースでも使いやすいところが60mm。
40だと本当のエアロ感は少ないですが、このCXR60までいくと、風向きによっては空気抵抗が無抵抗に近い数値になります。他社製ディープは真っ直ぐな空気抵抗に対しての強さの数値が多く、実際は斜め方向からも多く風の抵抗を受けます。それがリムの形状やタイヤまでも同一設計することで、今までにない、より効果が高いディープらしいディープホイールが完成。そういった実走してこそ意味のあるホイールがMAVIC。価格294000円（CXR60チューブラー）。 283500円（CXR60クリンチャー）。
ビアンキも2014年モデルとして廉価モデルのみ先行発売。ロード、MTB、クロスとそれぞれ10万円前後のモデルが充実。このデザイン力でコストパフォーマンスが強いと、さすがに人気が高いメーカーです。
ロードのボトムレンジ、定番人気のニローネ7。同一フレームで、シマノコンポーネントを下位から4グレード、4パターンで完成車を展開します。一番下は新作にモデルチェンジされたクラリス8スピード。そこからソラ、ティアグラ、105と2万円刻みでラインナップ。コンポや予算、またカラーによって選択肢が広い。ニローネフレームはコンフォート系の走りやすい、乗りやすい初心者向きのモデル。初めてのロードにオシャレなビアンキを。価格108150円（写真のSORA完成車）。
まだ2013年は半年残っていますが、自転車業界は来年のモデルが発表される時期になってきました。FELTのミドルレンジ以下のモデルだけ先行して発売が決定しており、その情報をいち早くお届け。
アルミフレームの完成車が3タイプリリース。意外と知られていないのが、F85、F75、F95とコンポーネントが105から一個づつ下がっているだけに思われがちですが、大きく違いがあります。それはFELTのアルミフレームはグレードごとに全て違う素材と作りも違うということ。手の込んだ三者三様のフレームです。その最も上のフレームを使っているのがF75。7005系のアルミですが、フレーム単体で1185gというレースレベルの軽量性。スカッと軽快な踏み感はF75でしか味わえない。それでいて価格を最小限に抑えているから素晴らしい。レースへの第一歩としてオススメ。価格155400円。
MAVICから新たなアイテムとしてヘルメットが発売されます。海外ではすでに発売されていたヘルメットですが、来期はアジアンフィットの型で新登場します。
MAVICと言えばイエロー。トップモデルは当然、イエロー。エアロ系を意識してかホール数は少なめ。デザインというかカラーリングの影響か、後頭部が大きく見えます。重量は普通かと。頭から足先までMAVICで揃います。今年はヨーロッパでコフィディスチームがこのイエローヘルメットを着用しています。ツールで要チェックです。価格26250円。
後頭部が特徴的。後ろから見てもカッコイイ。
MAVICが発表した新作ディープホイール、コスミックカーボン40C。最大の特徴はカーボンリムでクリンチャーということ。
今までもクリンチャーのコスミックは長年ラインナップされていましたが、そこにはデメリットとして重量増がありました。そこで軽量で使いやすいディープホールという選択肢に新たに登場したのがこの40C。カーボンクリンチャーは熱によるダメージで、リムが破損したり歪んだりするケースが多く信頼性が確保できないことがネック。そこでビードに軽量で極薄なアルミの芯材を入れ、それをカーボンで覆うという新たな設計により信頼性と耐久性を確保。クリンチャータイヤという、利便性を生かせる新しいディープホイールです。レースで使うならチューブラーですが、ロングライドや一般的なディープホイールを楽しみたいという方にはクリンチャーが楽。価格283500円。
カンパニョーロから来季のラインナップが発表されました。コンポーネントはほぼ変更なく、ホイールが新作とモデルチェンジが多くなります。
なんといっても注目はボーラの35mmリムハイト。カンパホイールというよりは「ボーラ」というブランド化している感があるスペシャルホイール。カルトベアリングを採用したボーラウルトラ35は重量が1230gとハイペロンレベルに。ボーラワン35でも1260gです。軽いので上りもOK、ややディープが平地の巡航性も高め、まさに万能。リム面も強化され、ブレーキングに対しても信頼性が高くなっています。元々、評価が高いボーラだけに、更なる万能ホイールとして超オススメです。価格は現時点で未定。
フルクラムからも35mmハイトのレーシングスピードが発売されます。レッドカラーがお好きな方はこちらも。
シマノPRO製品から限定商品が発売。日本ではマイナーかもしれませんが、DHのパーツセットです。
DHでは超有名なアサートンという3兄弟のシグネイチャーモデル。PROはロードだけじゃなくMTBも、しかもDHまでという幅広い商品力と開発力。毎年、こういった限定モデルは作られています。本当はロードの某スプリンター用モデルを発売する予定でしたが、突然の移籍により無くなりました。このアサートンセットはそんないきさつもあり、限定数がかなり少ない。DHライダーはお早めに。
グリップが面白い。よーく見ると3兄弟が無数に立っています。気持ち悪いほど…。
ラピエールのロングライド系カーボンモデル、センシウム100入荷しました。
真横から見るとメーカーロゴすら分かりにくい、面白いデザイン。センシウムはラピエールのラインナップではコンフォート系にあたる設計。今年モデルチェンジされたフレームは、もう少し走りを重視して運動性をアップ。上位モデルには振動減衰機構のイレイザーがフレームに挟まっていますが、このグレードは採用せずシンプルに。逆に汎用性が高く、ツーリングからレースイベントなどでも活躍できるフレームです。全体的な作りもキレイで、価格以上に満足感ある完成車です。現在キャンペーン中でトーケンのカーボンボトルケージが無料で付属しております。価格177450円。
上から見るとロゴがたくさん。しかしボトルケージを付けたらまた隠れてしまう。フランス車らしいエスプリってやつでしょうか。
カンパニョーロ製のボトルが入荷しました。
モデルチェンジされた新作ボトルは「レコード」。保冷系もありますが、これは通常のボトル。飲み口の開け閉めをしなくても、ボディを押せば中身が出てくる作り。持ち運びでこぼれないように蓋を回すとロックもできます。意外と凝った作りで面白い。価格1365円（550ml） 1680円（750ml）。
