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三沢自転車商会

スポーツ自転車の商品情報満載
チャリは今日もラブリーかい?

プロロゴ スクラッチM5 試乗

2020年08月31日 | 試乗インプレ

今週はメーカーさんからお借りした、プロロゴサドルをお試し中。

お客様にもお貸し出ししておりますが、期間限定で今週のみになります。

気になる新作のスクラッチM5を試乗。

異なるそれぞれのパッドが独立している、今までにないサドル。

お尻に当たる面が広く感じて、クッションする感じも気持ち良い。

140㎜の幅のわりには広めに感じますが、ぺダリングには影響しないように中央付近は細身。

前乗りだとパッドは硬いのでぺダリングはしやすいけど、振動は痛い。

柔らかいサドルとは違い、必要な部分だけソフトで、グラベルのショックも和らげてくれて楽でした。

穴あきも使いましたが、フチが気になるので、ノーマルでクッション使った方が快適だと感じました。

他とは比べる物が無い、今までにない優しい感触は試す価値ありです。


メリダ 新型リアクト 試乗

2020年08月30日 | 試乗インプレ

フルモデルチェンジとなったメリダのエアロロード、リアクト。試乗させていただきました。

フレームは2種類。まずは選手が使用するCF5を使ったアルテグラの完成車モデル。

最初に感じるのは軽さ。軽快感を感じます。おそらくフォークが軽くなった影響か、リアクトのネガティブさがなくなりましたね。

巡航性能やニュートラルで扱いやすいメリダらしさは相変わらず良い出来です。

元々、スピードも伸びるし、万能でしたが、軽さをプラスして登りもリアクトでいけるなと思わせてくれるのが最大のポイント。

セカンドグレードのCF3の105完成車。

ジオメトリは同じでカーボンを変更し、価格を抑えたフレーム。

フォークは共通の物を使っているので、同じように軽さを感じます。このフォークがキモになっていて、エアロながら軽快感があって楽しい。

CF5とは使用する速度域が違うので、CF3の方がやや穏やか。30km/hくらいの巡航なら滑らかでストレス無く気持ちいい。ゴールスプリントぐらいの負荷だと違いを感じやすい。

踏んだ時の脚に感じる硬さは優しく、長距離もいけそうな感触でした。

CF3の方が楽しめる部分、ポジティブに感じる部分もあります。

やはり、乗り手のレベルや使い方によって選ぶべきで、相性みたいなものかと。どちらも良い部分があり、オイシイ性能が違います。


フィジーク アダプティブ 試乗

2020年03月16日 | 試乗インプレ

フィジークの新作サドル、アンタレス ヴァーサスエボ 00 アダプティブを試乗しました。

スタッフはロードで、店長はグラベルでそれぞれ試してみました。

衝撃吸収は抜群。高級なレーシングパンツのパッドをもう一つ使っているかのような優しさ。

溝がある形状ながら、溝のフチが全く気にならないので、全体的に面で当たっているようで穴は感じない。だけど尿道圧迫は上手に逃がしている。

表面が滑りにくく、お尻を移動させてもホールド感が良い。

座面の場所によって硬さが違うので、前乗りでは程よい硬さで振動も気にならない。下りは逆に後ろ気味だともっと柔らかくて快適。

座る位置の移動が多く、荒れた路面ではこれ以上ない最高の性能です。

欲しい所に必要な快適性。

ロードでお尻位置を固定していたり、体重が重い場合はベースに底付きしてしまう感覚があって痛くなるかも。

やっぱ使ってみないと分からないのは一緒です。

ぜひテストプログラムをご活用ください。


ウィリエール チェント10 試乗

2019年11月13日 | 試乗インプレ

新作もミドルレンジもいろいろ乗って、最後にチェント10。やはり一番はこのモデルでした。

「流れる」という感覚が強く、キレイに進んでくれます。反応も良く、パワーで押し切っても楽しめる。

それでいて快適性もあり、キャリパーモデルの完成度の高さをあらためて感じる。

ディスクフレームのようなガッチリした硬さはファンライド的には合わない。ディスクブレーキの恩恵は分かるが、走行フィールを考えると悩ましい。

一概にディスク推しでいいのか、こういう素晴らしいフレームを乗ると再確認できます。

自分の体重なのかレベルなのか、最もしっくりくる、そして最も楽しく走れるのはチェント10のエリート。

一世代前の剛性レベルが抑え気味のチェント10。

滑らかに進んで行く気持ち良さは、やはりディスクにはない繊細な完成度。

いつまでもどこまでも。そんな感覚こそが、このフレームにピッタリでした。


ウィリエール チェント1エアーディスク 試乗

2019年11月09日 | 試乗インプレ

今回のミドルレンジ注目モデルはチェントウノエアーのディスクブレーキバージョン。

ウィリエールは今まで、キャリパーとディスクの両方に対応するコンパチブル仕様でしたが、今回新たにディスク専用として設計し直したチェントウノが登場。

この見た目からすると…。そんな想像をして、乗ってみると。

意外と振動が少ない。元々、振動を抑え乗りやすい設計が基本のウィリエール。エアロにディスクでも上手に作っています。

このくらいの剛性レベルであれば誰にでもおすすめしやすい。ミドルレンジに相応しい出来です。

レース的にガンガン加速するとは違いますが、巡航能力は高い。ロングライドにも使える扱いやすさがあります。

価格と性能のバランスで考えると、ディスクバージョンが105完成車で約40万円。キャリパー105完成車が約30万円。

キャリパーとも乗り比べましたが、やはりキャリパーの方が振動はもっと少ない。細かな部分も抑え、エアロなのにロングライドモデル以上の快適性があります。

性能差も多少あり、この価格差は悩ましい。 フレーム性能だけならまだキャリパーの完成度に軍配が上がるのかも。


ウィリエール ガスタルデッロ 試乗

2019年11月06日 | 試乗インプレ

今回、もう一つ注目度が高かったモデルがクロモリフレーム。

剛性とかエアロとか軽さとか、高性能を追い求めるカーボンに一石を投じる。

シンプルな佇まい。

走りだすとすぐに気持ち良さが分かります。乗りやすい。やっぱりクロモリって安心感ある。

芯のあるフレームの硬さ。あえてのカーボンフォーク。全てをクラシック風に作るとゴツゴツしすぎてしまう。

絶妙な味付け。この巡航の良さは現代でもアリ。見た目だけじゃない、走りも楽しい新しいクロモリ。


ウィリエール ゼロSLR 試乗

2019年11月05日 | 試乗インプレ

昨日のウィリエール試乗会にお越しいただいた皆様、ありがとうございました。

いろいろな車種を乗り比べる事で自分の好みも分かってくる。ロードが初めてという方もフレームの違いを感じてもらえました。

注目は、新作のトップモデル。ゼロSLR。

超軽量に設計を重視した意欲作。重要なのは軽さ重視ながらディスクブレーキ専用で作る事。

今できる最高のヒルクライムバイクかもしれない。スル―アクスルにすることで、想像通り末端は硬い。振動も多め。剛性も高め。

軽さと硬さで登り向けではあります。ウィリエールの良さはそれでいて平地もしっかり進む事。この手のフレームは踏み続けないと進まない物も多いですが、巡航も気持ちイイ。

脚にくる硬さだと思いますが、それだけのレベルのフレームなだけで、さすがプロ仕様です。


サーヴェロ Rシリーズ インプレ

2019年11月02日 | 試乗インプレ

続いてRシリーズの試乗の感想を。

Sに比べて正直、インプレが難しいRシリーズ。

それは特筆すべき何かが感じられないから。確かに硬い、でもSに比べて快適性は劣る気がする。

極端に軽さを生かすような軽快感を想像していたら、ちょっと違う…。そんなに初速も驚かない。もっと激坂じゃないと本質が分からないのか、しかしこの硬さは脚にダメージが入り、速く進むんだろうか。

残念ながらオールラウンドで長距離を乗れるイメージは無い。パワーと乗りこなす技術、そして体力と、全てを兼ね備えたアスリートだからこそ発揮できる上級者フレームなのかもしれない。

パワーを掛ける必要があるけど、脚だけで乗るのではなく、全身を使って乗りこなせた時、その先に、このフレームの最高到達点があるのかもしれない。それほど先が長く遠い存在。

R5とR3の違い。なにしろ硬いと思わせる印象は同じ。それは踏み感にしても突きあげにしても同様。

R5の方がまだ軽さとバランスを取ろうとする部分は残されているものの、R3では、ただただ硬さが強調され、なんとも気難しい性格。

セカンドのR3であっても、それなりの乗り手のレベルを問われる。

誰にでも乗りやすいという表現は出来ない。それならもっと違うフレームも多く存在するから。

それでもサーヴェロは、乗りこなしてこその一級品という本来のコンセプトを忘れてはならないと思う。


メリダ リアクト 試乗

2019年08月10日 | 試乗インプレ

こんなにお高いリアクトに乗ったのは初めてだったので、驚きました。

これってパッケージの良さ?

イヤ違うな。フレームだな。

なにがって、乗り心地の良さ。

レースバイクですよね?こんなに突き上げ優しいの?

もちろん踏めば硬いなぁって思うのに、巡航楽しめちゃう。

エアロなのに優秀。

スクルトゥーラのヒラヒラした感じと違って、ドーンと加速するのは好みかも。

レースじゃなくても、というか意外と誰にでも乗りやすいのではないかと思わせてくれるリアクト。


キャノンデール CAAD13 試乗

2019年08月08日 | 試乗インプレ

アルミの最新にして最強のCAAD13の感想。

今回のキャノンデールはデザインが統一されて、まだ見慣れなかったという言い訳もありますが、最初に乗った時に数百メートルで降りました。

それはモデルを確認するため。

本当にアルミに乗ったのか?

結果、この第一印象が強烈だったと思います。

乗り心地が良すぎてカーボンかと疑うほど。全てのパッケージが最高の組み合わせになっている試乗車というのもありますが、これほどとは思わなかった。

もちろんキレイに進んでいく感覚はさすが。

巡航の楽しさを際立たせる最高の見本。

ロングライドにはカーボンが必須なのか? どうだろう。こういう答えもあるんだ。

気を使わず乗れる素材。そしてディスクブレーキの安心感。アルミ最高傑作は間違いない。