モデルチェンジしたTIMEのトップモデル、ZXRS。新型デュラエースに新型C35ホイールというレーススペックでの試乗車。
このモデルは難しい。全体的なフィーリングはTIMEそのもの。どれに乗っても共通して感じるTIMEっぽさというのがあります。しかし踏み感は硬い。サイズも大きかったのでMAXではありませんが、間違いなく性能を引き出せない。それなりのレベルが問われます。完全なる実業団レベルのレーススペックで速さ重視。他社製のレースモデルと比べれば乗りやすさはダントツで良いですけどね。より高額なモデルの方が良いと思われがちですが、TIMEのラインナップでは、レベルを考えるとより良い選択肢があると思います。私のレベルではフルイディティが最高。
土曜日の試乗会には多くの方にお越しいただき、ありがとうございました。天気も良くて楽しかったですね。
今回は5台の試乗車をご用意。その中で高評価ナンバー1だったのはTIMEのフルイディティイS。なぜトップモデルではなく、ロングライド向きな位置づけのフルイディティなのか。乗り心地の良さはTIMEに共通する極上感ではありますが、良いのは踏み感。入力に対して超スムーズに進みます。この「スイーッ」という感覚は感じたことのない新感覚で実に気持ちイイ。自分のペダリングがうまくなったかのような。TIMEが考えるロングライドというジャンルのレベルが凄すぎて比較対象が難しい。一般レベル的にはレース用かな。表現するなら「極上高級セダン」でしょうか。
キワモノ商品、ガビアルブレーキ入荷しました。超軽いっす!
カーボンで作られた超軽ブレーキ。ヒルクライムレースならこんなキワモノもアリです。登りだけならブレーキの効きなんて二の次だから。しかし、今まであったような命を削って重量削る物と違い、軽量ながら品質に定評のあるドイツのax-lightnessがデザインしているため信頼性が高い。フロント用はゴツくて強そう。リヤ用は減速用として軽さ重視。ブレーキシューなしでペア重量130g。スゴイですね。価格33.600円。
軽さのヒミツは板バネ。なるほど~ですね。こんなに薄いプレートだけなら軽いです。どれくらいでヘタるのか、もしくはブレーキの引きが軽くなるのか…。
キャノンデールのCAAD8入荷しました。
キャノンデールのアルミはCAAD10でしょ。そりゃあ10に越したことはないですが、予算的に10万円前後のエントリーグレードのアルミを探すと、それでも最も良い性能のフレームはCAADシリーズの8です。性能の良さに加えて、接合箇所の仕上げを含めた全体的なフレームの出来がプラスアルファの価値をもたらします。最初の一台に迷ったらコレですが、微妙にアップライトなので、レース目的であればヘッドパイプが短いフレームをおすすめ。価格129.000円。
上から見るとレッドがカッコイイ!これは実物を見ないと分かりにくいところ。横からはシブイですが、自分の乗車方向からはレーシング気分を上げてくれる感じに。
カンパのアルミリム最上位モデル、シャマル入荷しました。
私も最近使用しているシャマルホイールですが、気持ちよく進むホイールです。カーボンリムの軽さも魅力的ですが、アルミリムにG3スポークアレンジの安定感があってストレスなくスピードを出せる感じが好きです。何が良いのかという部分的な物ではなく、ホイール全体のバランスが良いのだと思います。2wayfitだとさらに何にでも使えるタイヤバリエーションが面白い。価格151.200円。
最近いただいたご質問に、USBベアリングとCULTベアリングの違いというのがありました。どちらが良いですか?どちらもセラミックなんですが、USBは球が入っている部分の素材が違うためグリスたっぷりで普通のベアリングと同じようなやや重めの回転。CULTはグリスがほぼ無しで回っているためスムースな回転に感じます。シャマルはUSBなので、決戦用スペシャルにするならCULTに交換可能です。