ポンプは何でも同じ？実はここでも価格差なりに性能差もあります。買い替えが少ないアイテムですが、良い物を使うとクセになるのがポンプ。使用頻度も多いので良い物を長く使う価値はあると思います。
最初のポンプは3000円の廉価品をおすすめしていますが、ミドルレンジとしてのおすすめがSKSのエアコンプレッサー。良さは単純。長いこと。730mmというロングサイズが一回のポンピングで入る量が多いので早くしっかり入ります。メーターが下に付いていますが、巨大な文字で見やすい。パッキンが減ったタイミングで買い替えのご検討はいかがでしょう。価格4800円。
定番のサーフェス製ポンプとの比較。これだけ違えば一目瞭然。
小柄な方には逆にMAXまで伸ばせないので不向きですが…。
GIANTの2015年モデルの先行発売モデル。全ラインナップの発表を待っていたらシクロクロスには間に合わない。各社、このジャンルは早めに投入されてきています。
GIANTらしい、フルカーボンフレームの廉価モデル。シクロクロスにも登場。実際にプロ選手が使用しているカーボンフレームがこの価格で！という驚きスペック。ロードと違いフレームは１種類。だからこそ完成度が高いエントリーモデルも作れています。完成車のコンポーネントによって価格差がある感じ。基本的なフレームセットは同じなので、105を搭載したモデルが230,000円と安く感じます。他社だとアルミで同じくらいの価格帯かと思いますが、やはりGIANT。即実戦可能モデル。今年はレース参戦という方に。
アルミフレームだとTCX SLR2。こちらは160,000円。
通勤兼用やレースのセカンド用にいかがでしょう。
ようやく入荷してきました、アンカーの限定モデル。ＲＳ８の105完成車です。
レーシング系カーボンフレームに新型105を組み合わせた、即実戦可能なスペック。そのわりに価格が抑えられたお得なモデル。お得だから数量限定。
ＲＳ８はレース用トップモデルＲＩＳ9直系のミドルレンジフレーム。他社と違う、このモデルが重視しているポイントが丈夫さ。この価格帯を乗るレーサーは耐久性が必要になるであろうという、日本のマーケットをよくわかっているからこその発想。だからこそ、若いライダーや初心者のレースデビュー用としてガンガン気兼ねなく使えるカーボンとしておすすめ。トップモデルにフィーリングを近づけるために、重量は犠牲になるとはいっても、フレーム重量が1170ｇ。軽くはないけど重いわけでもない。その分はしっかり走る、性能に転嫁されているから納得。価格198,000円。
カレラの個性派フレーム、フィブラEVO入荷。
フィブラもワンやツーなど2世代を経てEVOという完成形に。初代のワンと同じカーボングレードを使うなど、もはや数年前のトップモデル同様の仕上がり。当時は手が出ない超高額モデルだったのに今のモデルはコストパフォーマンスに優れているというか、モールド代がペイできたからなのか安く感じます。
見た目のド派手なわりに、走りはオーソドックス。現代のカレラと言えば高剛性がウリの超レーシー。しかし意外と乗りやすいのがフィブラ。同じ価格帯でエラクルがあるからなのか、上手に性格を変えたモデルとしてラインナップされている感じ。見た目は攻撃的、中身は穏やか。個性派のロングライド向けモデル。価格240,000円。
反対側はレッドメイン。フォークからヘッドチューブへとつながるデザインは左側だけ。カラーだけじゃなく、デザインも微妙に違っています。細かく見始めると面白い。上下左右全てが非対称で見る位置で違う印象。
雨模様のこの頃ですが、そんな時は泥除けネタ。
ロードに使えるフロント用のフェンダーを探していたら、このSKS製を紹介されました。今までキャリパーブレーキとタイヤのクリアランスに悩むような探し方をしていましたが、これなら何にでも使えると。その通り。基本的に後ろ側のハネ上げを阻止することが重要で、フレーム素材、太さに関係なく取り付けられることが魅力。しかも簡単脱着。さらに丈夫で長持ちするドイツ製。同じプラスチック製品に見えても良質な物は長年愛用できます。通勤などでお困りの方はぜひ。価格1000円。
デビューから好評のシマノ、クリッカーシューズ。ニューモデル＆ニューカラーが入荷しました。今年はグリーン押し。普通のスニーカーも派手な物が多いので、そんなスニーカー感覚で選ぶのも良いです。
クリッカーは、今までの自転車用シューズと違い、ある程度つま先が曲がるしなやかさが特徴。普通の靴の感覚だと当たり前な事ですが、自転車用は基本ソールが固い。そこを本当に日本の、そして街乗りや初心者の事を考えて作っている唯一のシューズかもしれません。だったら普通のスニーカーでも良いという初心者の方も多いですが、ビンディングの良さは一度使うと感動するもの。従来の半分程度の力で着脱ができるようにペダル側もユーザーフレンドリー。クロスバイクに乗っている方にもおすすめしやすいクリッカーシリーズです。
デローザの忘れてはならない売れ筋モデルの一つ、クロモリ。日本特有の美的感覚なのか、今でも需要があるのは日本だけ。色あせない名作、ネオプリマートです。
30年以上同じ製法で作られる永遠のロードモデル。しかし毎年のようにカラーが変更され、あの時代のあの色が欲しかったなんて話もよく聞くところ。今回の新色は復活カラーのロンドングリーン。
ネオプリマートは元々はレース用。だからこそ伸びやかな加速は変わらない良さ。現代のカーボンに比べれば振動はキツイ方だと思いますが、逆に今のフレームにはない乗り心地が良い雰囲気なのかもしれません。フォークは昔ながらのスレッド。そのため組み上げると必然的にクラシックスタイルになります。そうなるとやはりカンパのシルバー系で揃えたくなります。毎年継続されるモデルですが、入荷数は少なく早めのご予約が必須です。価格260,000円。
遠目で見ると深くて濃い、ブラックのようなグリーンですが、近くで見るとまた違い、キラキラした感じがステキです。
早くも2015年モデルの入荷が始まっています。キャノンデールのエンデュランスロード、シナプスカーボンの105完成車が入荷しました。
キャノンデールのカーボンは本当に進化しました。レース系もエンデュランス系も必ず比較対象のリストに入るであろう高性能。優秀なアルミフレームがあるからこそ、それを一段と上回る性能でカーボンを作らないと意味が無い。
シナプスは昨年の新作。そして継続モデル。レース系の性能より、こちらのエンデュランス系の性能を突き詰める方が難しいと感じます。昔はもっと柔らかいフワフワしたロングライド向けというフレームを作っていましたが、今は柔らかいだけではダメ。石畳系のレースで使うことが主目的とされるため、ゆっくりのんびり走りたいライダー向けというより、もうちょっと速さも求めているライダー向けに変わってきています。だからこそ、ベテランライダーにも「楽しい」と思わせる理想的なバランスがシナプスの魅力。価格240,000円。
シナプスと言えば、パックリと2つに割れているシートパイプ。このトンネル型のパイプはキャノンデールだけ。他社がやらない独自のアイデアを具現化する事は、キャノンデールの伝統。
自転車用バックパックでお馴染みのエボック製のアイデア商品が入荷しました。
装着写真を見れば分かりやすい、チェーン部分をガバっと覆うカバーです。最初は輪行用品だと思っていましたが、輪行だけじゃなく、車載や家中保管で他の物が汚れないように保護するには便利。使い古しの毛布などを掛けて保護するのはよくやる手ですが、１台だけならこのくらいの保護で十分かと。クランク側とリヤディレーラー側を引っ掛けるだけの数秒で装着可能。車内用に一ついかがですか。価格2200円。
新しいのか古いのか、なんとも斬新なフォルムのサドル。フィジークの新作、VOLTA R3が発売されました。
往年の名作と呼ばれるサドルは、何年経っても人気。そして生産も継続されている。実は昔からサドルの形状は完璧な状態だったのではないのか。そんな疑問もあります。そこで昔ながらのリーガルやコンコール、ロールス、ターボなどの形状を踏襲し、現代風の見た目になるようにアレンジされたサドルが、このヴォルタ。
座面が丸みを帯びた、「ラウンドシェイプ」が長年好まれてきたのは何故か？ それは近年に多い、横にフラットなサドルは骨盤が左右に静的なポジションを強いられることにより疲労をもたらす場合があるのに対し、ラウンドシェイプはペダリングに応じて骨盤の運動が可能なため疲労や痛みにつながりにくいということがその理由ではないかということ。新しいサドル選びの一つとなりそうです。価格20,340円。
