フィジークからロード用新作シューズ「VENTO OMNA」がリリースされました。
先日の120kmイベントで、「ついでにサドルも長距離テストしよう」ということでお借りしたのが、SMPのVT20Cです。
SMPサドルの特徴である、局部への圧迫を回避する大きな開口部や独創的な下がったノーズデザインなどを盛り込みつつ、新たにフラットな座面と後端を切り落としたテールデザインを採用。
まずSMPにありがちなセッティングの面倒な感じはありません。普通のサドルのようにフラットに取り付けたらOKでした。
ある意味、SMPらしさは無いですが、誰にでも使いやすいサドル。大きな開口部が機能していて、圧迫は回避されています。
それなのに、座った感じはフラット座面のように違和感がなく、前後移動しても座れるポジションが多くて使いやすい。
若干のソリが良いのか、表皮が良いのか、腰というかお尻が安定してくれるのでペダリングしやすい。
急に使いましたが、全く痛くならず、むしろサドルのことは忘れて走っていました。
穴あきモデルとしては最も違和感なく使える優秀な形状かと思いました。
先日のアルプス安曇野センチュリーライドを走るためにお借りしたのが、リドレーのフェニックスSLiCでした。
120kmの長距離試乗をした感じです。
コンポは電動105。ホイールも105カーボンの32mmハイト。タイヤはコンチネンタルのクリンチャー。
タイヤの硬さはあるものの、フレームもホイールもスムースに進む。安定して速度を維持してくれるので、乗り手に楽をさせてくれます。
アベレージが高くないので、このフレーム特性がマッチして、安定したケイデンスで一定速度を快適に進んでくれる印象。
リムハイト32mmでも巡航性能は発揮され、登りの場面も含めると万能でした。ホイールがキレイに転がっている感覚が伝わるので気持ちいいです。
エンデュランスの時はホイールが軽すぎても疲れるのかも。乗り手のバランス力や体幹の強さを求められるので、今回はちょうど良い感じでしたが、リムハイトと重量は難しい選択肢ですね。
新型105コンポも静かで快適。アウターしか使いませんでしたが、12スピードのおかげか、選択肢が多いのでフロント固定でもいけたのかもしれません。
一体型のハンドルはブラケットとの位置関係がしっくりきませんでしたが、上ハンの平たい場所がエアロポジションをとれて使いやすい。
淡々と一人で進むには最高のセットでした。
先日のヨネックス試乗会では、多くの方にご来店いただき、ありがとうございました。
3車種をじっくり乗り比べ、それぞれの特性の違いを楽しめたかと思います。
セカンドモデルのグローエントを試乗。
プロが使うカーボネックスHRと同じ金型を使いながら、乗り味を全く変え、一般ライダーに乗りやすくアレンジされているモデル。
軽くて乗りやすいという意外と難しい特性を上手に仕上げるのがヨネックス。
スムースに進む、長距離も疲れにくいんだろうなと思わせる優しい踏み心地。
コントロールのしやすさ。
羽が生えるほどのクライミング性能はSLDだけですが、グローエント単体で乗れば十分に軽く登る感覚。
価格を抑えたモデルを作ったというより、レース色を排除した、ロングライドを楽しめるように作られたモデルだと思いました。
自分のスタイルや体重にも影響しますが、私はHRより好印象でした。
サーヴェロのシクロクロスフレーム、「R5-CX」が限定販売です。
Team Jumvo Visma のマリアンヌ・フォスとワウト・ファン・アールトが実戦で成績を残している最強フレームです。
マリアンヌ・フォスは7回のCX世界チャンピオンであり、ワウト・ファン・アールトは3回タイトルを獲得しており、Cervéloは「世界チャンピオンのライダーには世界チャンピオンに値するバイクが必要です」と語ります。
サーヴェロは2人のフィードバックを活用して、R5-CXの細部を世界チャンピオンの基準に完全に適合させました。
ボトムブラケットはR5よりも約11mm高く配置されており、ハンドリングをスピードアップし、障害物を取り除くのに役立ちます。
形状に関しては、R5-CXのスタックの高さはR5のスタックの高さよりも低く、リーチは同じです。
ロードバイクよりも急なシート角と浅いヘッド角を実現し、R5-CXはホイールベースが長くなっているため、タイヤのクリアランスを増やすことができます。
R5-CXはプロレーサーへの供給のみでしたが、数量限定で発売されることとなりました。
価格825,000円。
チャレンジタイヤから、通勤・トレーニング・日常使い用の低価格クリンチャータイヤ「サンレモ」が入荷しました。
加硫されたナイロンケーシングを採用したモデルですが、ハンドメイドらしさを再現することを目標に開発され、結果的に狙い通りのしなやかさを獲得しています。
トータルのライドフィールとしては乗り心地が良く、コンパウンドの硬さはほとんど気にならないレベル。
低圧状態でも漕ぎ出しから軽く、スムーズにスタートできる。
登りでも転がりや重量の軽さが活き、ダンシングでも軽快で、リズムをとりながらのヒルクライムでもタイヤが走りを阻害することがない。
ハイスピードのダウンヒルでも不安感はなく、狙ったラインをトレースできる信頼性とコントロール性も備えている。
1000kmを超えるテストでも、センターのタイヤトレッドパターンもしっかりと残っていて、コンパウンドの耐摩耗性はかなり優秀です。
重量は25mmが210g、27mmが240gと重量は他社ブランドのレーシングタイヤに匹敵する数値。
価格から想像していた以上に優れた性能がある、コスパ最高の1本です。
価格3,630円。