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三沢自転車商会

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チャリは今日もラブリーかい?

リドレー ヘリウムSLX 試乗

2020年12月11日 | 試乗インプレ

リドレーの軽量オールラウンドモデル、ヘリウムSLX Discの試乗感想。

軽量フレームのヘリウムもディスク化されています。ノアと双璧となる、プロが実戦で使っているフレーム。

軽量フレームは軽くて登りだけという印象なのは昔の話。今は平地の巡航もしっかり流れていく印象です。全速度域で速いです。

ホイールでまた特性が変わるのも面白い。

ローリムの硬い物だとフレームの硬さも際立ち、キレッ切れの登坂を楽しめます。

ディープリムでバランスを取ると、楽しめる速度域が広くなってオールラウンドの実力を発揮します。

新しいフェニックスと似たような雰囲気ですが、フレームの芯の硬さレベルが高いので、乗り手の脚力やレベルが高ければヘリウムの方がさらに速く走れます。

踏みすぎて脚にくる。でもプロはこれくらいが必要なんだなと。一般ライダー的にはヒルクライムなど短時間レースには最高でしょうね。


リドレー ノアファストディスク 試乗

2020年11月22日 | 試乗インプレ

今年のツールでもゴールスプリントで活躍した、リドレーのエアロモデル、ノアファストを試乗。

何が素晴らしいか、まずはこのパッケージ。

基本はフレーム販売なので、輸入代理店が完成させて走れる状態にしてくれていますが、この組み合わせが絶妙でした。

ウルサス製のディープホイールがトップスピードを押し上げてくれるのはもちろん、全体的に良好なバランスになるようなホイール剛性。

どこかだけ硬いのではなく、全体的な剛性バランスを実現していて、どの場面でも速さ際立つ。

重量が軽いので、初速から速い。もちろん踏み続ければ続けられるほど、どこまでも伸びてくれます。

さすがのプロ仕様。

リムハイトの低いホイールに交換してみると…。フレームの剛性がグッと上がり、「硬い~」と声が漏れるほど。

この剛性感をどうやって生かすか。どうやって推進力に変えるか。

ホイールはもちろん、タイヤ選択、ハンドル選択と。好みによる味付けが試されれるフレーム。


niner MCR9 RDO 試乗

2020年11月20日 | 試乗インプレ

ナイナーのフルサスグラベル、MCR9を試乗体験。

ここまでやるとMTBです。ドロップハンドルではありますが。

リヤサスがあるとここまで違うか。全く暴れない。何と比べているのか分からなくなりますが、グラベルとよばれる道では持て余す。

より険しい山の中で発揮されるバイク。

フロントもリヤもサスペンションはロック出来るので、巡航もしやすいように作られています。重量をあまり感じさせない走行感です。

それでもリヤロック状態でも柔らかい。ツーリング系には向かない、荒れていれば荒れているだけ楽しめる。

自分の答えは、「何よりもスピード出して下れる。しかし怪我する。」

コントロールはダントツでしやすいけど、下りの速度域も跳ね上がる。逆に下りが苦手な方には最高の安定感をもたらします。


リドレー カンゾ ファスト 試乗

2020年11月17日 | 試乗インプレ

リドレーのグラベルレース用フレーム、カンゾファスト。

フロントギヤはシングルのみという潔い設計。フレーム価格は330,000円。

エアロロードのようなエアロなシルエットなのに、オフロードで遊べるモデル。

グラベルレースなんて縁遠いって思いますが、これが面白い!

ロードバイクのような巡航スピードを発揮できるのに、下からの振動はめちゃくちゃソフト。

タイヤが太いから加速はほどほどですが、スピードはしっかり出ます。ロードタイヤなら普通にミドルレンジ同等の巡航で走れそう。

オフロードへ突っ込んだら、なんという安定感でしょう。

見た目に反して乗り心地が抜群に良い。踏めば芯があるんですが、不思議です。

オンもオフも分かっているメーカーが作れる傑作。

これ1本あれば何でも楽しめるってことで。ロードもシクロクロスも含めてグラベルレーサーという選択肢。アリだなと思いました。


リドレー フェニックス ディスク

2020年11月14日 | 試乗インプレ

リドレーの2021年モデルを試乗させていただきました。

ロード全モデル、グラベルも含め日本最速でメーカーさんに持参していただきました。今回もスタッフと2人で乗り比べ。

まずは今回の新作。フェニックスの最新バージョン。

前作のフェニックスのディスクは良くも悪くも何とかディスク対応に作りましたという程度でしたが、今回は一気に性能アップで素晴らしい出来になっています。

ケーブルがフル内装のエアロ系ノウハウも盛り込まれたフレーム。フォークはストレートになっています。

このストレートフォークが絶妙にマッチしていて、キレの良い加速と登りの軽快感を演出しています。

フレーム剛性が極端に硬いわけではないのに、踏んだ反応は良く、「進む」感触が気持ち良いです。

軽さも感じて登りも軽快。巡航も踏み続ける感覚と違い、ある程度流れていく印象。

剛性を増して進ませるのではなく、全体的な剛性バランスで絶妙な推進力を生み出しているようです。

だから体にも優しいし、脚力無くても楽しめるし、ミドルレンジとしては最高のフレームだと思います。

ここまで進化を遂げていることに驚き、改めてリドレーの開発力、底力を感じさせられました。

この価格でこれだけの性能は他には無い。フレーム価格280,000円。


ウィリエール フィランテ 試乗

2020年11月11日 | 試乗インプレ

ウィリエールの新作モデル、フィランテがようやく情報公開となりました。

エアロの形状をしていながら、山岳モデル並みに軽量に仕上げている、新しいトップモデルです。

最初の一歩目に「え?」という驚き。

他社含め、どんな軽量フレームより軽さを感じる。初速の軽さと速さは尋常ではない。久しぶりに感動するレベル。

一気に巡航スピードまで到達しますが、軽量フレームにありがちな踏み続けないと進まないという感じではなく、エアロ効果もあるのか、巡航も良い。

他のモデルいらないくらい、トップレベルで全て万能。

軽いホイールでキレを増しても、ディープリムで高速域重視でも、フレームの優秀さがカバーしてくれる。

プロレース仕様ですが、我々一般ライダーも乗りやすくしてくれているのが、ウィリエール好きが共感できるところ。


ウィリエール チェント10SL 試乗

2020年11月09日 | 試乗インプレ

名作チェントディエイチのディスクブレーキ専用設計として開発された、チェント10SL。

ケーブルが全てフル内装され、ディスク化による現代風のスッキリした外観となりました。

ディスク化になり、剛性感が増してしまうところを上手に抑えた印象。

リムブレーキのチェント10ほどではないですが、バランスがよ良くなり、ウィリエールらしい乗り味で好印象でした。

セカンドグレードとして、レースではないロングライドなどイベントを楽しむにもいい感じ。

エアロロードのカッコ良さと、乗りやすさを兼ねる。

 


ウィリエール ZERO SL 試乗

2020年11月06日 | 試乗インプレ

ウィリエールの新作モデルを3台試乗させていただきました。

まずは登り系の軽量フレームシリーズのZERO。トップモデルのゼロSLRのセカンドとしてゼロSLが新登場。

フレームの形状はほぼ同じに見えます。重量が150gほど増し、フレームで930gという数値。

乗って一発目に感じる、踏み出しの軽さ。SLRと乗り比べてみてもそこまで違いを感じない。

低速のこぎみ良い加速はゼロらしさ。

SLRほどの硬さではないので、巡航もしやすく、バランスが良い。一般ライダーとしてはSLの方が扱いやすく、乗りやすい。

これだけ軽さを感じて巡航もできれば、オールマイティに使えそう。特に上り下りが連続する長野の地形には最適。

フレームが乗りやすいので、ホイールで性格を変えられ、好みと場面に合わせていろいろ楽しめそうな優秀さでした。


サーヴェロ カレドニア 試乗

2020年10月19日 | 試乗インプレ

サーヴェロの新作フレームとして登場したカレドニアに早速、試乗させていただきました。

この一台で何でもこなす。モダンロードという新しいカテゴライズを作ったモデルとして注目されています。

オールラウンドのRシリーズ、オフロード向けグラベルのアスペロシリーズ。この2車種の融合といった位置づけ。

最初にエントリー完成車グレード。

走り出してまず、「乗りやすい」。サーヴェロ特有のクセも無く、逆に個性も減らし、乗り手を選ばず安定志向で凄く好印象。

安定感と振動を抑えたモデルは、もっさりと鈍重な印象になりがちですが、カレドニアは加速も良く、巡航の維持も気持ちいい。

優しい感じで作ってもサーヴェロのレーシーな部分はどこかに残っているから乗っていて面白いんだと思う。

高級な大人ロードの見本。

この性能にハマるライダーはきっと多い。

上位グレードの5シリーズも同時に試乗。

単純に軽さが際立つ印象。

全体的に軽さと硬さが増し、レーシーさを押し出してきます。これなら他のレースフレームでも良いのではないかと思ってしまいます。

きっとサーヴェロのラインナップには無いポジションだろうけど、他社比較でこれじゃなきゃって感じでもないかと。

オンロードのみで上り多めのロングライド。しかもレースレベルの速さが必要な場合。

チューブレスなどを入れて足回りを変えたら使える範囲が広がるかも。

唯一無二という意味ではノーマルカレドニアが好みでした。


メリダ スクルトゥーラエンデュランス 試乗

2020年09月04日 | 試乗インプレ

新作フレームとして登場したスクルトゥーラのエンデュランスバージョン。試乗した感想を。

初めはグラベルバイクに乗っているのかと思うほど、振動が少ない。他のロードフレームにもなかなか無い、乗り心地最高。ディスクなのに素晴らしい。

乗り心地も極上ですが、踏んだ時の脚あたりも優しく感じます。

力が逃げているのとは違い、頑張って踏み付けなくても進んでいく感覚。

身体に最小限のダメージで長時間を楽しめる、良く出来ているフレームだと思います。

比較対象としてノーマルのスクルトゥーラにも試乗。

これは105完成車のセカンドグレードのフレーム。

それでもエンデュランスと比べると軽快感が違う。断然、初速の速さは感じやすい。

加速減速を繰り返すようなシチュエーションでは効果的。やっぱベースがレーシングなところ。

巡航していればさほど変わらない。ポジションの違いはあるので、そこで早さの違いはあります。

使用用途が違う2つのスクルトゥーラが選べるラインナップになりました。