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三沢自転車商会

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チャリは今日もラブリーかい?

メリダ スクルトゥーラエンデュランス

2023年12月08日 | 試乗インプレ

メリダのディーラーミーティングに参加し、全てのロードとグラベルモデルを試乗してきました。

今回試乗した中で最も印象的だったのが、スクルトゥーラエンデュランス。

カーボンモデルはフレーム素材統一の一種類だけ。なのでコンポとホイール違いでどれも同じ性能のフレーム。

なんといっても振動吸収性の高さ。突き上げが優しいと、ここまで滑らかに進むのかと驚きました。このレベルは相当高いです。

それでいて踏みに対する剛性が良く、加速も気持ちいい。運動性能も高いレベルでまとまっている。

路面追従性が高いから、踏んだパワーもそのままタイヤが転がる感覚でロスが少ない。

レースレベルの出力が出ないので、このくらいのフレームが最も良く進むと感じました。

現代の万能モデルの最高の形だと思います。


AVEDIO CHARIS R 

2023年12月07日 | 試乗インプレ

久しぶりにエヴァディオのロードバイクを試乗させていただきました。

カーボンのトップモデル、「CHARIS R」。

レース用のエアロロード。ケーブル内装など現代のトレンドを盛り込みつつ、価格は抑えて、カラバリ豊富な作り。

初速のキレがよく、剛性がとても高く感じます。ガチガチな硬さは距離の短い国内レースやクリテに向いている感じ。

小さいサイズ展開があるのは嬉しいですが、小さいフレームほど硬さが増してしまう。

カラーオーダーにも対応してくれる数少ないメーカーです。


TPUチューブ インプレ

2023年11月04日 | 試乗インプレ

いろんなメーカーからTPUチューブが出てきましたね

安い物も出てきて色んなところで話を聞く機会も増えてきたのでいよいよ試してみました

今までチューブレスで走ってきたのでシーラントの代わりになるのかどうか

前輪チューブレスレディにTPU,後輪クリンチャータイヤにTPUで走ってみました

まず感じたのは転がりの良さ、グングン進む感じがします

振動吸収は、やはりというかチューブレスで走った方が良い感じ

TPUを入れてチューブレスと同じ所まで空気圧を落とすことはできますが、振動吸収性能は同じにならないし、リム打ちのリスクも高まります

ということでそれぞれにメリットデメリットがありますが、平均スピードは変わらない気がします

トータルで考えると好みというか何を重視するかだと思います

クリンチャータイヤにTPUはありな気がします

色んなクリンチャータイヤとTPUチューブを試したくなってきました


BMC SLR01 試乗

2023年09月25日 | 試乗インプレ

BMCのトップモデル、チームマシーンSLR01を試乗させていただきました。

リム時代に乗ってから久しぶりに乗るモデル。ディスクになり、かなりの進化を感じます。

さすがにプロ選手が使用しているフレームは良く進む。一歩目から分かりやすく、ガツーンと加速します。

登りでパワーを掛けてもビクともしない。

これほど軽くて硬いフレームは、乗り手のフィジカルも必要だと感じます。

トップモデルも優しい乗り味が増えてきていますが、BMCはまだスパルタンな印象。

速くて楽しい。スポーツカーってこういうもの。


SMP VT20C

2023年04月27日 | 試乗インプレ

先日の120kmイベントで、「ついでにサドルも長距離テストしよう」ということでお借りしたのが、SMPのVT20Cです。

SMPサドルの特徴である、局部への圧迫を回避する大きな開口部や独創的な下がったノーズデザインなどを盛り込みつつ、新たにフラットな座面と後端を切り落としたテールデザインを採用。

まずSMPにありがちなセッティングの面倒な感じはありません。普通のサドルのようにフラットに取り付けたらOKでした。

ある意味、SMPらしさは無いですが、誰にでも使いやすいサドル。大きな開口部が機能していて、圧迫は回避されています。

それなのに、座った感じはフラット座面のように違和感がなく、前後移動しても座れるポジションが多くて使いやすい。

若干のソリが良いのか、表皮が良いのか、腰というかお尻が安定してくれるのでペダリングしやすい。

急に使いましたが、全く痛くならず、むしろサドルのことは忘れて走っていました。

穴あきモデルとしては最も違和感なく使える優秀な形状かと思いました。


リドレー フェニックスSLiC

2023年04月26日 | 試乗インプレ

先日のアルプス安曇野センチュリーライドを走るためにお借りしたのが、リドレーのフェニックスSLiCでした。

120kmの長距離試乗をした感じです。

コンポは電動105。ホイールも105カーボンの32mmハイト。タイヤはコンチネンタルのクリンチャー。

タイヤの硬さはあるものの、フレームもホイールもスムースに進む。安定して速度を維持してくれるので、乗り手に楽をさせてくれます。

アベレージが高くないので、このフレーム特性がマッチして、安定したケイデンスで一定速度を快適に進んでくれる印象。

リムハイト32mmでも巡航性能は発揮され、登りの場面も含めると万能でした。ホイールがキレイに転がっている感覚が伝わるので気持ちいいです。

エンデュランスの時はホイールが軽すぎても疲れるのかも。乗り手のバランス力や体幹の強さを求められるので、今回はちょうど良い感じでしたが、リムハイトと重量は難しい選択肢ですね。

新型105コンポも静かで快適。アウターしか使いませんでしたが、12スピードのおかげか、選択肢が多いのでフロント固定でもいけたのかもしれません。

一体型のハンドルはブラケットとの位置関係がしっくりきませんでしたが、上ハンの平たい場所がエアロポジションをとれて使いやすい。

淡々と一人で進むには最高のセットでした。


ヨネックス グローエント

2023年04月25日 | 試乗インプレ

先日のヨネックス試乗会では、多くの方にご来店いただき、ありがとうございました。

3車種をじっくり乗り比べ、それぞれの特性の違いを楽しめたかと思います。

セカンドモデルのグローエントを試乗。

プロが使うカーボネックスHRと同じ金型を使いながら、乗り味を全く変え、一般ライダーに乗りやすくアレンジされているモデル。

軽くて乗りやすいという意外と難しい特性を上手に仕上げるのがヨネックス。

スムースに進む、長距離も疲れにくいんだろうなと思わせる優しい踏み心地。

コントロールのしやすさ。

羽が生えるほどのクライミング性能はSLDだけですが、グローエント単体で乗れば十分に軽く登る感覚。

価格を抑えたモデルを作ったというより、レース色を排除した、ロングライドを楽しめるように作られたモデルだと思いました。

自分のスタイルや体重にも影響しますが、私はHRより好印象でした。


ヨネックス カーボネックスSLD 試乗

2023年02月17日 | 試乗インプレ

今年3月に発売されるヨネックスの新作フレーム「カーボネックスSLD」を早くも試乗させていただきました。

540gという驚異的な軽さを実現したクライミングモデル。

試乗車のコンポはアルテグラ。ホイールはデュラエースC36です。

素晴らしい完成度で驚きました。

「軽い!」

もちろん、それが全面に押し出された設計で加速感が気持ち良い。そして登りもグイグイ進む。

シッティングでもスムースに登りますが、ダンシングはもっと進む感覚で、体重を乗せるごとに「ギューン」と伸びていく。全て推進力に変わっているかのような感覚。

ハンドリングも超軽快。それでもフラつかず乗りやすい。

おそらくプロ用としてではなく、一般ライダーを想定した設計なので乗りやすいのかと。ジオメトリーにしても剛性バランスにしても。

これほど登りに特化したフレームは潔くて気持ちいい。

日本人のアマチュアライダーだけ、そしてアップダウンを楽しむことだけを想定しているのが驚きです。

近年稀に見る傑作だと思います。

4月には当店主催でカーボネックスSLDの試乗会を開催予定です。たっぷり時間を掛けて試乗出来るように計画中です。お楽しみに。


ヤマハ YPJ WABASH RT

2022年10月25日 | 試乗インプレ

ヤマハYPJのグラベルEバイク、「WABASH RT」を試乗させていただきました。

電動に見えないスマートなインチューブバッテリー。

GRXのコンポにドロッパーまで標準装備。オフロードポジションなんでしょうけど、もう少しハンドルを下げたい。

ヤマハオリジナルのユニットは、実にスムースなアシストをしてくれます。

ママチャリ系のような後ろから押される感覚と違い、自分が強くなったような錯覚をする、踏みに対して推進力が増すから面白い。

一番長く走れるモードで200km。オフロードを含めたロングライドや、体力の不安から諦めていた旅も、これなら夢を叶えてくれるのかも。

輸入バイクが高騰しているからこそ、価格も含め、グラベル系はypjが最もおすすめです。

価格438,900円。


ZIPP 303ファイヤークレスト 試乗

2022年09月04日 | 試乗インプレ

ZIPPのホイールを試乗させていただきました。

上位グレードの353と、303Sの全3種類を同時乗り。

最も好印象だったのが303ファイヤークレストでした。

353は確かに進む感じが強いけど、やや硬さを感じる。ガチなレースや、それ相応のフィジカルも必要だと感じます。

それに比べると303は乗りやすく、コントロールしやすい。軽さと巡航のバランスが最適。

そして半信半疑だった横風に強いというディンプル効果。これは間違いなくあります。

ZIPPの特許でもあるゴルフボールみたいな表面加工。これが整流効果を発揮しており、横風を受けにくい。

スピードが出ていても安心感があるので、効果は高いと感じます。

スピードを維持しつつ、振動も抑えてくれる、そして横風にも強いから、ロングライドにもおすすめしやすいホイールです。