河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

ポップのパミーナ

2008-11-13 23:19:32 | モーツァルトに会いたい・4
「魔笛」の、1980年代前半のミュンヘンオペラ録画を見た。

サヴァリッシュが若い!
ルチア・ポップのパミーナが素晴らしい!!
あと、もちろんグルベローヴァの夜の女王も。

アライツァがタミーノ、
クルト・モル=ザラストロなど。

私がよく知ってる舞台は
80年代前半のウィーンのもので、
エディット・マティスのパミーナが可憐で可哀想でほんとに良かった。
グルベローヴァはウィーンでもしょっちゅう歌ってていつも凄い人気だった。
タミーノは、たしかトマス・モーザーとかいう人がよく歌ってた。

ポップも別の演目で何回か聞いたけど
こんなに歌が上手かったとは、その時は気づかなかった。

今回の「モツ愛4」では
「魔笛」を全曲やる時間はなく、抜粋なのだけど
やはり第2幕のパミーナの g-moll のアリアは印象深い曲。

そのアリアを、
ポップは本当に深い気持ちで歌ってる。
もちろん、超がつくほどの高い技術があるからできることなのだけど。

声って不思議なことに
その人の内面をとても良く表わすと思う。

ポップの、この録画での声は
世に数多(あまた)存在するソプラノ歌手の
他のどの人の声よりも
この可哀想な「パミーナ」の声そのものだと思う。

これをピアノだけで表現するっていうのは
とても
内的エネルギーが必要。

それにしても
ほんとうにこのアリア

深い深い曲です。

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