河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/7(土)15時 京都府民ホール・アルティ シューマン「ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調」Op.80 

練習メモ③シューベルト・ファンタジー

2008-06-21 12:58:20 | シューベルト
2006年04月09日23:57 の日記。

冒頭部分はひとまずおいて、
②Allegretto a-moll の部分で気づいたこと。

左手が、Mozart の a-moll ピアノソナタ Allegro maestoso の冒頭とそっくり。
つまり左の8分音符は staccato ではなく tenuto で弾くべき!

今使ってる楽譜はベーレンライター原典版だけど、ほんと、ちゃんとそう書いてある。
右手の8分音符は staccato がはっきりと書き込んであるのに対し、左の8分音符は何も書いてない、ということは staccato ではないのだ。
見落としてた。

そのように弾くと、なるほどこの部分、軽く(軽薄に)ならなくて、さんざん悩まされた冒頭部分の深遠さとうまく釣り合う。

a-moll というのは決して軽くない。
Schubert はなぜか a-moll や A-dur が多い気がするが、Beethoven が意外なことに a-moll が極端に少ない。
といいながら、Beethoven のVn.ソナタ4番 a-moll の冒頭を思い出す。
あれ~、この左手、今やってる Allegretto にそっくり!(分散形ではあるが。)
おもしろいねー。

ところで、右手またはVn.のメロディの最初の3音は、そういえば同じ作曲者の「アルペジォーネソナタ」と瓜二つ(ラ~シド…)。
もちろん調もいっしょ。
移調すれば、「未完成」交響曲の冒頭ともいっしょ(ラ~シド…)。

この続きは明日。♪
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