河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

「魔笛」練習

2008-11-18 01:38:42 | モーツァルトに会いたい・4
今日は、K石M嬢が来宅、2時過ぎから6時頃まで「魔笛」抜粋を練習した。

全曲は時間的にとっても無理で
序曲や、各アリアなど約12曲ほどを演奏予定。

基本的には
私が低音パートを担当するのだけど
今日またまたアイディアがひらめき
2曲ほどはパート交代することに。

それにしても、オペラをこうやって弾けるのって
本当に楽しい。

むかしウィーンに住んでた1年あまり
ほぼ毎日のように音楽会に通った。

特に国立歌劇場は
夏の一ヶ月以外、本当に毎日毎日上演するので
何回も同じ演目を立ち見で見た。

当時は私も若い学生だったので
何百円かで見られる立ち見席は本当にありがたかった。

オペラ観劇は
最初の何回かは、ストーリーと舞台の動きを追うのだけで終わってしまう。

何回も見て、目が舞台に慣れてくると
今度は歌手の出来不出来が聞こえてくる。

それからもうちょっと見続けると
オケが断然面白くなってくる。

ウィーンのシュターツオーパーのオケは
ウィーンフィルなので
それはそれは素晴らしい。

モーツァルトのオペラでいえば
「魔笛」「ドン・ジョヴァンニ」「フィガロの結婚」「後宮からの誘拐」などを
何度も何度も聞いた。

歌手が歌っているとき
その後ろでファーストヴァイオリンが
チッチッチッチ、とそれを彩る
あの音色が忘れられない。

といっても
やる気のない演奏をするときももちろんあるのだけど(指揮者が×なとき)。

ピアニストとしてオペラにかかわるには
コレペティ(下練習のピアノ)しかなくって
それはそれでとってもやりがいのある仕事だけど
本番でないっていうのがちょっと残念。

最近気づいてきたことがある。

私が何をしたいか、ということは
↓ こういうことなんじゃないかしら。

本当に良くできた音楽を、
私のピアノを使って
一番素敵な形(音)で他の人に伝えたい、ということ。

今回で言えば

モーツァルトのオペラの魅力を、
私は歌手ではないので
ピアノで
なんとか伝えたい。

こういうスタンスなんです。


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