河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

7/27(土)13時30分 NHK文化センター京都 ショパン「マズルカ」Op.59全曲、「バラード第3番」等

徳井さん、おみごと!

2010-11-01 00:50:59 | ショパン
見るつもりなかったBSの「ショパン」。

4~5時間くらいの番組(ナマ放送)だったのだけど、
結局、始まって数十分後からあと、全部見てしまった・・・。

その中での一番のは、
芸人(漫才師?)チュートリアル徳井さんのピアノ演奏、「別れの曲」!

ふつう、こういう超初心者が1か月余りで挑戦する場合
ハ長調に移調したもので、しかもとても簡単に(弾きやすく)編曲したものを弾く、というのが一般的ですが、

なんと徳井さん、
ショパンオリジナルのものを弾いた!!

ホ長調・・・つまりシャープが4つ。
しかも、右手は2声または3声。

もちろん、あの有名なメロディの箇所(楽譜1ページ目)だけだが、
あれを楽譜も読めない超初心者が弾くことがどんなに凄いことか
私にはよ~くよ~くわかります。

本人は、モテたい一心だったとか・・・。

いや~、動機がたとえ邪(よこしま)なものであっても
なかなかあそこまでできるものではありません。
この一か月あまり出番前の楽屋でも、電子ピアノを運び込んでひたすら練習+練習、だったみたい。

チュートリアルの漫才は、実は私は
彼らがM1グランプリを取ったとき1度だけしか見たことないけど
その時の徳井さんも、ちょっとフツーじゃないイッちゃってる感じで
とても印象的でしたが。


・・・・
「楽典ことはじめ」の講演会は無事終了しました。

ちなみに、
前の日記に「明日のお楽しみ」と書いたのは、
もちろん「明日の講演会をお楽しみに」ということでした・・・。

次回は、12月9日(木)「メロディと音階のヒミツ」です。
コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第9の冒頭 | トップ | 舞踏プロジェクト »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あのー (nanashi)
2010-11-01 19:48:22
徳井さんは初挑戦じゃないし、超初心者じゃないです。
エレクトーンを小さい頃に習っていましたし、
一年前にもピアノ弾いてTVで発表してます。
なんかすごい誉められてますけど、
実は経験者であることを伏せて
すごーい!って感じにしてて、
いかにもテレビっぽいなぁ~と
去年見てただけにびっくりしちゃいましたw
返信する
あ、 (nanahi)
2010-11-01 20:03:34
もしご不快でしたらご遠慮なく削除して下さい。
ファンの方でしたら気にされると思いますので。
返信する
それにしても (河野美砂子)
2010-11-02 00:22:51
そうでしたか~。
知りませんでした。

ま、それにしてもあれを弾くのはホントにホントにたいへんなんです。
たとえ初心者じゃなくても、ふつう弾けるようなシロモノではありません。

がんばれって雰囲気がスタジオ中にあふれてましたよね。
スタジオに居るみんな(プロのピアニスト多数)が(私も)おんなじ箇所で(・・・危うくなって一瞬止まりかけて、でも次の和音を無事に弾いた瞬間)、一斉にアタマ振ってましたね~。
返信する
ほとんど初心者ですよ (ファン)
2010-11-02 21:28:38
nanashiさんはそういわれてますが、ほとんど初心者といっていいと思いますよ。
楽譜は読めませんし、1年前やったときも基礎からきちんとやったわけではなく、今回と同じように手と耳と目で覚えきったという感じでしたから。ただ前回よりは、、うまく、、というか曲のレベルはあがってましたけど(笑)
チュートは休みのないくらいに仕事、ロケとある中、よくやったなと思いました。

私もピアノを弾きますが、楽譜なしであの2声、3声をするのはすごいなーと。

ピアノはやりたいらしくて、きれーなピアノの先生を探してるとか一時期いってました(笑)
返信する
やっぱり (totoro)
2010-11-03 10:53:31
私はその番組を見ていませんが、河野さんの日記を読み「1ヶ月で別れの曲の1頁が弾けるなんて凄い才能!どうして漫才やってるの!」と感服していました(漫才師がピアニストより格下と思っているわけではなく、その音楽の才能が惜しいという意味です。念のため)。
実はわたしも子供の頃、ピアノを1~2年習った頃にこの曲の1頁目をさらったことがあるのですが、1ヶ月ではなかなかものにならなかったように記憶しています。で、nanashiさんの書き込みを見て「やっぱりなあ」と思った次第です。テレビって本当に怖いですね。「やれば誰でもこうなれる」と思わせちゃうから、やってみて出来なかった人は「自分は才能がないのか」と落ち込んでしまいますよね。
河野さんは今まで多くのお弟子さんを育てられたと思いますが、「別れの曲」1頁を1ヶ月で弾ける生徒ってどれくらいいます?100人に1人くらいではないですか?(そもそも初心者にあんな難曲は与えないでしょうけど・・・)
返信する
別れの曲 (河野美砂子)
2010-11-03 17:45:56
「別れの曲」を弾けるようになるのに、どれくらい時間がかかるか・・・。

答えは難しいですね。
ピアノを弾く、という行為は、ホントにその人の資質によるんです。

極端にいえば、ピアノを初めて触った人でも、ものすごい才能があればほんの何日か(何時間か?)で、あの徳井さんどころではない出来で「オリジナル別れの曲」を弾くことができるでしょう。

徳井さんの場合、聞けばだいたい彼の音楽的才能はわかるわけで、世の中の平均的な能力ですよね。
だから、そのような人がいくら以前に少しやったからといって、いきなり4声のシャープ4つを弾くのは、普通は無理なんです。
が、そこをなんとか頑張ってる、ということがヒシヒシと伝わってきて、スタジオのピアニストとか私とかが入れ込んで聞いてしまったのではないでしょうか。

結局、才能はもちろんモノを言いますが、それよりも、「なんとか弾きたい!」という気持ちが何より大切で、それが見ている人に伝わるのです。
「火事場の馬鹿力」という言葉もあるように、人間のチカラというのは理屈では説明できません。

・・・ということで、私個人としては、とっても好意的に見てましたョ。

・・・・
このごろ芸人さんの彼女(or嫁さんor彼orダンナさん)って、音楽の先生がはやってる?!
中川家弟の奥さんってたしかピアノの先生+山田花子さんのダンナさんはトランペットの先生でしたよね。
きれいなピアノの先生って、世の中にそれこそい~っぱい。
徳井さんの先生役・仲道さんも、むかしの武勇伝!(ヒミツ)はともかく、とってもきれいな先生ですよ。
返信する
武勇伝? (totoro)
2010-11-05 16:50:16
仲道さんは何度もライヴで聴いているので良く存じ上げていますよ。ことしはショパンイヤーなのでショパンばかり弾いておられますが、とりわけ彼女のベートーベンはあの可愛らしいお顔や華奢な体つきからは想像できない迫力に満ちていていつも感動します(先日のルプーの「熱情」も、まったく対照的な演奏ながら実に美しかったですね)。ところであの仲道さんの秘密の武勇伝とは?もちろんこの日記で公開するわけにはいかないのでしょうけど、知りたいなあ。いつかそうっと教えてください。
返信する

コメントを投稿

ショパン」カテゴリの最新記事