河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

11/23(土)13時30分 NHK文化センター京都「マズルカ⑫最終回」Op.67、Op.68全曲 

K.310 ソナタ とK.364 協奏交響曲

2016-07-09 15:12:06 | モーツァルト関連
先日、東京で紀尾井シンフォニエッタ演奏会を聞いていて、発見!

モーツァルト「K.310イ短調ソナタ」と、
「K.364 ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調」って
まったく表裏の関係!!

きわめて珍しい「Allegro maestoso」という発想記号が両曲の第一楽章にあることを始め(両曲とも4/4)、
第二楽章 Andante 3/4、
第三楽章 Presto 2/4 も全く同じ。

調性は表裏の関係で、
「イ短調ソナタ」の方は、Ⅰ短調、Ⅱ長調、Ⅲ短調。
対して「協奏交響曲」は、Ⅰ長調、Ⅱ短調、Ⅲ長調。

両曲ともパリ、マンハイム大旅行の後の作品(1778年と1779年)。
両曲とも、短調の曲の深淵と、だからこその長調の光がきわだつ。

モーツァルトの光と翳。

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