河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/7(土)15時 京都府民ホール・アルティ シューマン「ピアノ三重奏曲第2番ヘ長調」Op.80 

嘘つき名曲探偵

2010-02-22 23:40:45 | モーツァルトに関係ないですが。音楽関連♪
たまたま見たTV番組「名曲探偵アマデウス」。

この番組の、ベタな演出と演技はけっこう好きです(筧さん!)が、
今回の「チャイコフスキー」の内容には
ほんまシンソコ怒りまくり!!!

「くるみ割り人形」を取り上げてのお話で、
私が怒ってるというか、あきれたのは
専門家(?!)、Nモト教授(T川大学芸術学部)の解説。

減七の和音を取り上げられたのはいいのですが、
その減七の和音の特徴を、
あろうことか、まったくの誤解(・・というより、わかってない、というかアホというか・・・とほほ・・)に基づいて「解説」されました。

いわく、
「減七の和音が鳴ったら、次に行く和音は決まってる・・・」!!!

・・・ピアノで、その例を弾かれました・・・
たしか、「#ド ミ ソ ♭シ」 の減七和音を弾いて、「これは、「レ ファ ラ」に行くに決まってる」・・・

・・・なななな、な、なにをおっしゃるウサギさん。
それを言うなら、「属七の和音」でしょうが。
(正しくは、「減七和音」は他の和音に行く可能性いっぱいアリ。
それこそが、「減七和音」の、他のどの和音とも異なる存在理由です。)

たとえば、「ド ミ ソ ♭シ」(属七和音)が鳴ったとたん、次に来るのは、「ファ ラ ド」、or「ファ ♭ラ ド」と決まってる、というか、耳がそう要求する。
だから、調が確定する。

それに対し
属七和音と、たった一音(それも半音)違うだけの「減七和音」は
次に行く和音の可能性がとても多い。

・・・あんまり怒りまくって
今日は疲れました。

またあした・・・

イカリッ

コメント (2)
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