河野美砂子の「モーツァルト練習日記」+短歌+京都の日々の暮らし

9/28(土)13時30分 NHK文化センター京都「マズルカ⑪」Op.63、バラード第1番他 

日本語のリズム

2007-08-06 23:39:07 | 短歌
8月18日(土)午後
塔短歌会の全国大会が開催され
そこで鼎談をすることになりました。

「定型を踏みはずす―破調と定型の境界 」というテーマ。

澤村斉美さん(先ごろの角川短歌賞受賞者)
真中朋久さん(塔選者・現代歌人協会賞受賞者)と
私の3人で。

最近、小池光氏なども
定型のリズムについての評論を連載されたり(「短歌研究」)
「音」としての短歌の特集が
総合誌であったり(角川「短歌」3月号、「短歌現代」3月号)。

その日のため
参考文献として
いろいろナナメ読みしています。

中では
坂野信彦「七五調の謎をとく―日本語リズム原論」
(大修館書店)というのがわかりやすい。

古代歌謡から、俵万智、本邦雄まで
具体例をふんだんに出しながら
主にリズム(声に出して読む・詠じること)を中心に
長年の研究をまとめ
いろんな数字(%)を挙げているので
説得力があるようです。

他に、
別宮貞徳の「日本語のリズム」(ちくま学芸文庫)や
岡井さんのものも読まなくちゃ。

音楽家サイドから
「ユリイカ」に以前掲載された
林光の文章や、
小泉文夫のもぜひ。

菅谷規矩雄「詩的リズム―音数律に関するノート」は
ずっと前に買って読んでなかったので
今回読もうとしましたが
あまりにヤヤコシくて挫折。


鼎談の前に、河野裕子氏の講演もあり。
公開イヴェントですので
ご興味あればお出かけくださいね。

ダイワロイネットホテル和歌山 
電話 073-435-0055
コメント
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