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2019.09.07 ミエちゃんと会う、そして私の服のリフォーム成功例2つ。

(8月30日)

私の大昔の洋服で、大好きで捨てられなかった服を、旧友のミエちゃんにリフォームして貰い、
大喜びしていたが、それを聞いた摩耶さんから、そのミエちゃんを紹介して欲しいと頼まれ、
昨年2人を引き合わせたことがあった。 
2018.09.03 リフォームの件で友人を引き合わせ、そして丼物屋さんで感動の美味しさ。) 

ミエちゃんは長年の間ご主人を介護中なので、急ぐ仕事はできない。
それで、いつも、仕上がりがいつでも良いならばということで預かってくれる。
摩耶さんは和服の生地が大好きで、骨董品屋巡りも好きなので,気に入りのものを見付けたら、
買って来て、自分で解いて洗って、きちんと保管している。

それらの内から、摩耶さんは、昨年2点を持参してリフォームを頼んでいた。

そのことで、先日ミエちゃんから、摩耶さんの2着の内、1着が出来上がったと連絡があった。
そして、ご主人が急遽手術をすることになったので、急いで渡しておきたいとのことだった。
あいにく摩耶さんは絵画仲間との作品展開催中(8/27〜9/1)なので、私が受け取りに行き、
翌日、さくらさんと作品展を見に行くことになっているので、持って行ってあげることにした。


ミエちゃんは、ご主人の介護の手隙の時間を縫って来てくれた。
西宮ガーデンズの丸福珈琲で、ハイシライスとコーヒーでランチしながら、ご主人の病状、
そして近日の入院、手術のことなど、いろいろ聞いた。

 

    


今回完成した分は、和服の「絽」の生地のリフォームで、もともと訪問着だったもの。
色は、小豆色掛かった紫と言うか日本古来の色で素晴しく、萩の模様も格調があった。
絽の生地は、さずがに豪華でしかも上品。

これを頼む時、摩耶さんは、こんな風に仕立てて欲しいと見本として1枚のシャツブラウス
を持って来て預けていた。
普通、和服の洋服への仕立て直しは、ほとんどが袖も襟も直線断ちのものが多いが、摩耶さん
は、たまたま自分の好きなブラウスを持って来ていた。
ミエちゃんは、その通りに仕立てて上げようと思って、苦労したらしい。

訪問着の飛び模様を洋服に仕立てるのは、大変だったらしい。しかも、今回は襟も袖もある。
ミエちゃんは、生地を座敷に拡げて、模様の配分をよくよく眺めてから、どのように仕上げ
たら良いかを、じっくり考えたそうだ。
大成功だった。さすが、プロ中のプロの作る物は、驚く程素晴しい。 

翌日の8月31日に、私はさくらさんと一緒に、摩耶さん達の作品展に行くので、その時に、
持って行って上げる為に、今日会って仕上がりを持ち帰った。(その様子は、次回にUPする。)
 



<私のリフォーム成功例>

なお、私がミエちゃんにリフォームして貰って、大喜びしている洋服2点の自慢をしたい。^^

(1)
まずは、50年程前に購入した、サンローランのフランス直輸入物の,ハイウエストの
「ベルボトムのパンタロン」。

当時、若者達が、街中や旅行などへジーンズを着用し出した時代だった。
私は、彼等よりは少し年上だったが、流行の先を行く私のこと(?)、幾つかのジーンズは
持っていた。
でも、当時のごわごわしたジーンズの生地は(着古して、柔らかく着易くするものだと
言われていたが)、満足できなかった。

たまたま、ある有名なデザイナー(◯シノ ◯ロコさん=その頃から有名だった)のジーンズ
が掛けてあるのを見て(友人の知人だったので触らせてもらった)、少し分厚い上質の生地で、
デニムなのにまるでビロード柔らかさと深い色合いを持っているのを見て、感動して羨ましく
思った。
当時、日本にはそんな物は無かった。フランスかイタリヤで買って来られたものでしょう。

そんな時、梅田の高級ブティックでサンローランの薄地の上質なデニム生地で作られた
「ベルボトムのパンタロン」を見付けた。
ハイウエストで、画期的なことには、脇に縫い目が無かった。
それで、横から見ると、ロングスカートを履いているかの様なドレッシーなシルエットだった。
先年、これをリフォームする時、ミエちゃんは「脇に縫い目が無いのでびっくりしたよ〜!」と
言っていた。そうか?プロをも驚かせる物だったのか?と思った。

さすがサンローラン、若者が飛びついて流行り出したあのジーンズとは、デザインから何から、
一線を画していた。
お店の人は、これを買った私をいつまでも覚えてくれていたので、聞くと「直輸入ものを買われた
お客様でしたから、覚えています。」 とのことだった。

ミエちゃんは、ウエスト63cmを77cmにするのに、ウエストの前面は触らないで、後ろの部分だけ
三角に布地を挟んで拡げ、大変な手間を掛けて仕上げてくれた。
その種明しをすると、よく見ると継ぎ接ぎの部分は分かるのに、逆に皆さんその技術を感心してくれる。

そして、今では、その継ぎ接ぎに対応することの出来る上質なデニムが、日本でも多く作られていて、
もう舶来ものを買わなくても、すっかり追いついた日本の繊維界やデザイン界、その他に思いを馳せて
しまった。
 

 


(アバウトに描いてみた。)


(リフォーム後、他所の更衣室を借りて、自撮りしたもの。)

 

(2)

<ピンクハウスのギャザースカート> 

ピンクハウスのギャザースカート(上下セットだが上着はそのまま着れることが分かった)
写真ではよくわからないが、プリーツが全体に有り、更に前面には細かい縦プリーツが
裾迄びっしり掛かっていて、相当な生地を使っていて重みが有る。
足が悪いときは、まさかこの重いプリーツスカートを再び履けるとは思わなかった。
ただ、捨てることが出来ないので、持っていただけ。
しかし、脚が治ったので、もしやと思ってミエちゃんにリフォームを相談すると、やって
みようと言ってくれた。望外の喜びだった!
ウエスト63センチのものを77センチにする為に、ミエちゃんにこの時も相当苦労を掛けた。

 

 
(これには、運動靴とソックスが必須)

 

※ 以上。沢山自慢して済みません。^^;;

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