トリオ オシロスコープCO-50の修理記録(その2)(平成27年5月26日)
修理しようとしますが、なかなか重い腰をあげることができない今日この頃です。
基本的には、不良コンデンサーを交換すれば簡単に修理できるばずですが、手持ちの電解コンデンサーにも限りがあリ躊躇していました。
やっと、修理に着手することとしました。
まず、電源部から着手します。
電解コンデンサー 10μF×4 500Vに液漏れあり
4μF 500Vに液漏れあり
電源オンするとオシロ画面に出ていたスポットをみあたりません。
垂直入力切替を直接モードにしたときのみスポットがみられます。
原因は垂直増幅段後の結合コンデンサーの絶縁不良により偏向板に正電圧が加わったためです。
結合コンデンサーは静的には、容量計やテスターによる計測をしていますが、B電圧を加えた時のみ絶縁不良を起こすようです。
基本的にはチュープラコンデンサーは全交換すべきですが、費用とオリジナリティを考慮すると壊れた部品のみ交換するコンセプトは譲れません。
この交換により、スポットは無事表示することができ、垂直増幅段については問題は解消しました。
スポットは出ますが、水平掃引していません。
マルチマルチバイブレータ回路に問題があります。
発振の定数に関するコンデンサーを交換します。
やっと、オシレータからの正弦波をオシロ画面に表示することができました。
ただし、水平掃引の増幅段に問題があるのか時間軸が画面一杯表示できません。
回路図があれば、故障個所を的確に判断できますが、回路図がないので故障探査を続けることとします。
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