韜晦小僧のブログ 無線報国

真空管式ラジオ、軍用無線機やアマチュア無線機の修復の記録
手製本と製本教室の活動の記録
田舎暮らしの日常生活の記録

電探指示装置(プロトタイプ)の試作作業記録 その2 (2017年10月15日)

2017年10月15日 19時19分06秒 | 51電探試作計画

電探指示装置(プロトタイプ)の試作作業記録 その2 (2017年10月15日)

前回は、CRT関連の真空管や高圧トランスなどの機能の確認を行いました。
このため、高圧整流菅1X2Bと整流菅6X4、CRTの3KP1以外の真空管は外します。
また、電源回路とCRT菅関係の回路以外、抵抗器やコンデンサーを除去しました。
この結果、通電するとCRTに安定的なスポットが発生するようになりました。
このままでは、輝度と焦点調整の機能はありますが、スポットを上下や左右に移動する機能がありません。
今回このための機能追加を行いました。
写真のとおり、綺麗にスポットが自在に移動できるようになりました。
一日おいて、CRTのX、Y軸ので電圧測定すると約400Vの高圧がかかっていることを発見しました。
原因をよくよく考える電源回路には真空管などの負荷が全くない状況のためと判明しました。
この対策としては、当面ブリーダ抵抗で負荷分散し、電圧を降下させる予定です。
また、今回は再度試験するとスポットが2点表示する現象があらわれました。、
最初は2点の2現象が同時に表示したのち、今度は数秒ごとにスポットの位置が変化する特異な現象が発生しています。
CRTのX、Y軸への信号注入は、現在のようなプッシュプル形ではなく、電探指示装置丙1型復元のためにシングルエンドを採用します。
この理由は、目盛表示機能の再現を考えているからです。
上記な特異な原因と因果関係ありそうですが今のところよくわかりません。
今回の作業で不覚にも2回も感電してしまいましたが、昔のような衝撃や不快感はありません。
からだが老化で高抵抗化しているのかもしれません。


広島戦時通信技術資料館及び広島手製本倶楽部は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/


最新の画像もっと見る

コメントを投稿