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放送局型123号受信機(戦時型)#3号機 修理記録 その1(令和5年04月26日)

2023年04月26日 05時27分40秒 | 05真空管式ラジオ

放送局型123号受信機(戦時型)#3号機 修理記録 その1(令和5年04月26日) 
その1(令和5年04月26日) 修理前の事前確認作業について

放送局型123号(戦時型)#3号機の現状分析について
ラジオの木製ケースの一部は虫食い跡があり、ケースの一部が欠損したりしており状態は余り良好ではありませんが、つまみや裏蓋など正規品が付属しています。
なお、左横の電源SWはオリジナルのものではありません。
サランネットが捲れた状態となっていますが、マグネットスピーカーはコーンの破れやコイルの断線もなく良好そうです。
再生バリコンが分解状態となっており、10KΩのボリュームは機能していないようです。
付属している電源コードは大変貴重なオリジナル品のようですがそのまま使用すると火災の原因になりそうです。
内部シャーシについては、ほぼオリジナルですが、一部戦後修理された形跡があります。
湿度の高いところで長期保管されたようで部品の状態はとても悪いようです。
裏蓋には銘板があり、早川金属工業株式会社(シャープ)が昭和17年2月に製造したことが分かります。
この昭和17年2月は、123号の戦時型の仕様決定による製造が各社で開始された時期と重なります。
銘板にはトンカチを握った職人のイメージの商標が印象的です。
木製ケースには配線図などが貼付されています。

 

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参考文献


広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/

 


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