韜晦小僧のブログ 無線報国

真空管式ラジオ、軍用無線機やアマチュア無線機の修復の記録
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九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その4 (2016年10月16日)

2016年10月17日 06時08分34秒 | 01陸軍無線機器

九四式三号甲無線機三六号型通信機受信部の修復作業記録 その4 (2016年10月16日)

ホームセンターにて、アルミ板を購入し、天蓋部と背面部の部材を切り出します。
両側面部の部材は、剥離剤にて古い塗装を除去します。
後は、密着バインダーを散布し、陸軍色の専用のラッカーで塗装して終了です。
筐体の修理が完了すると、やはり見栄えが違います。
正面パネルの汚れが気になりますが、この後は本来の電気的な修復作業を開始します。


94式3号甲無線機の本文は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/army_94-3-kou.html

広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/


九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その4 (2016年10月16日)

2016年10月17日 06時06分38秒 | 01陸軍無線機器

九四式二號乙無線機二七號型受信機の修復作業記録 その4 (2016年10月16日)

受信機自体が少し発振気味なことが気になり、ストック品の民需用のシールドケース(ねじ込み式ではありません)を所定の真空管に装着しました。
少し、発振気味が抑えられた程度ですが、全体的な感度不足のためシールドケース装着効果を評価することはできません。
今回は、中間周波数が気になったので、少し精密に測定してみました。
受信機の目盛を70で固定とし、SSGのシグナルの最大値7001Khzを受信させます。
この周波数が被測定受信機の正の受信周波数となります。
次に、SSG信号を可変とし、次に強い信号を受信させると、7768Khzとなりました。
この信号が被測定受信機のイメージ信号となります。
本来は、受信目盛を10刻みに複数回測定しますが、今回は簡易測定となりました。
両信号の差である767Khzの2分の一が中間周波数となりますので、ほぼ385Khzが中間周波数と思われます。
最後に中間増幅段UF-134の入力にSSG信号を注入し、ほぼ385Khzがピークであることが確認されました。
とにかく、感度不足を解消することが先決です。

 

94式2号乙無線機の本文は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/army_94-2-otu.html

広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/