ム65型受信機#2号機の修復作業記録 その5 (2016年06月19日)
本機の電源コネクターは取り外しされており、しかも正規の地1号シリーズ電源口形状がより大型化しています。
このため、電源コネクターの代替品を検討していましたが、ひょんなことから地4号受信機の電源コネクターを装着したところぴったりと一致しました。
結論としては、従来の地1号受信機シリーズの電源コネクターは4端子ですが、本機は6端子のコネクターを使用していることになります。
本機が中間周波段以降を真空管「Hシリーズ」で換装したモデルであるのであればヒータ電圧が12Vのため端子増設した電源コネクターに変更した理由となりえます。
本機はやはり大変特異であり、かつ謎めいています。
訂正
真空管「ソラ」とおもっておりましたが、ソラは海軍の航空機及び電探のみに使用されています。
本機は陸軍航空機部隊の運用となるため、ソラではなくHシリーズのCH-2あたりの真空管が使用されてものと思われます。
参考資料(真空管物語)
http://kawoyama.la.coocan.jp/tubestory.htm
広島戦時通信技術資料館及は下記のアドレスです。
http://minouta17.web.fc2.com/