2007年(アメリカ)原題「SiCKO」123分
★★★☆☆←独断と偏見による
「ボウリング・フォー・コロンバイン」「華氏911」と来て、「シッコ」。
「sicko」とは、「sick」(病気)のスラングで「あいつビョーキじゃね?」
みたいに軽蔑的に使う単語のようです。
つまり、ムーアは米国の医療制度を指して「ビューキじゃね?」と
言っているのだと思います。
一部の裕福な人だけが受けることが出来る医療制度の様だということは、
聞きかじって知っておりましたが、これほどに弱者切捨が行われているとは、
恐ろしいというよりは、「ぞっとする」と言った方が分かりやすい。
米国には、ACSやアームストロング基金など素晴らしい活動をする団体がある一方で
この弱者切捨制度。日本では、この「陽」の部分ばかりが脚光を浴び、
米国がこんな自体に陥ってるとは思いもしませんでした。
ただ、一方的な視点でのみ表現された作品であるということは考慮して見る
必要があると思います。
まずは、民間の保険会社のあり方がそもそも間違っているように思います。
本来、病気なり、事故なりでケガをした方を助けるために存在するはずが
極端な利益追求のためだけに存在し(会社というものはそうかもしれませんが)
保険加入の可否、加入出来ても保険金支払の可否を査定をする医師に対して
拒否できた件数と金額が会社への貢献度を測る指標となり、
件数に比例して医師にインセンティブ、ポストを与える制度そのものがおかしい。
この制度は、ニクソン時代に考えられた模様。
人道的におかしいと感じた心ある医師が告発しますが、
「社会主義」と片付けられ、相手にもされません。
ヒラリーが「国民皆保険」を唱ても医師会、保険会社、製薬会社等関係団体から
「社会主義」扱いされ、猛烈な批判にさらされます。
最後には、そのヒラリーも関係団体から巨額の政治献金を受け、
口を閉じてしまったようです。
もちろん一番高額の献金を受けているのは、またもブッシュでした。
これを説明するときの映像表現が、実にムーアらしい皮肉っぷりでした。
生損保募集人資格をお持ちの方なら、「保険は、相互扶助の精神」で成り立つとは、
一番最初に習うことですが、米国においては全くその意味を持たない。
相互扶助の精神を守ろうとすると、社会主義と非難されてしまうからです。
米国資本の保険会社は日本にも多く存在しますが、
米国との格差を考えるとよく日本で営業できるなと思えます。
保険会社と病院が繋がってるというのも日本では馴染みないですが、
診察を受ける前に、保険加入の可否、加入しているなら
その保険会社の指定する医療機関かどうかで診察を拒否されてしまいます。
がん難民どころではなく、国民全員難民になりかねない状況です。
ほんとに恐ろしいですね。
冒頭、2本の指を切断した男性が、薬指と人差指で治療金額が違い、
2本直すのは金額的に無理だからと薬指のみ治療するという悲しい現実。
抗がん剤治療や移植が「実験的」だと保険会社に判断され、
治療を受けられなかったり、亡くなってしまった方もいました。
他にも受け入れがたい現実が紹介されてました。
国民皆保険を実践していない先進国は、米国だけだそうですが、
カナダ、フランス、イギリス、かつての敵国キューバですら医療は無料で、
病院には会計課自体が存在しませんでした。
唯一の会計が患者の交通費の支払う部署とは太っ腹。
で、そうなると一体税金いくら取られるの?と気になるところですが、
税金で生活が苦しいわけじゃないという夫婦の説明のみで、
ここはちょっと説明不足だったように思います。
その辺をムーアに徹底取材してもらい「シッコ日本版」やってほしいです。
突撃取材が得意なムーアですが、今回保険会社への取材はなし???
その代わり9.11の犯人が収容されているグアンタナモ刑務所へ行って
「それ以上とは言わない。犯人たちと同じ治療をしてほしい」と直談判。
やけにやつれたなと思ったら、医療問題を扱うということで
自身20kgの減量をして、撮影に臨んだということでした。
顔の皮膚はたるんでましたが、見た目変わらないので気づかなかったです。
気休めの?の豆腐料理です?
① ボールに小麦粉大さじ6、卵1個、水とだしの素を少々入れて、まぜまぜ。お好み焼きの要領。
② 水切りした木綿豆腐(2/1丁)をちぎって入れ、ちりめんじゃこと桜海老をお好きなだけ入れ、まぜまぜ。
③ フライパンに油をひいて流し込む。ゴマ油だとよりチヂミらしくなるかも。
見た目はお好み焼きだけど、気にしない(笑)。
注)papaさんは、特殊加工のフライパンで油なしで焼いて下さい(^^;;)。
④ 四角に切ってチヂミらしく盛る(笑)。所要10分!手も汚れません(^_^;)。
お好み焼きやん!と言わない。
醤油につけて食べると普通に美味しいですが、
ゆずこしょうつけてみたらパンチの効いた味になりました!
海鮮チヂミにしてもいいし、キムチ、ニラは常識ですか。
明太子もいけそうですね。
術後5週間。
ものの本には、「術後6週間で運動は可」とありますので
もうそろそろと思いジムへ顔を出して見ました。
そうは言っても専門家のご意見を伺った方がいいだろうと、
かくかくじかじかを話し、カウンセリング後メニューを組んでもらいました。
やはりお腹が使えないということで、出来るメニュー自体が少なく、
マシン2種目とウォーキング主体の有酸素運動中心に、
エアロビも初級の初級「かんたんステップ」30分を薦められました。
正直そんな簡単なプログラムに出たことはないのですが、
30分でステップだけなら何とか行けそうかと希望が持てました。
早速チェストプレスを女性平均負荷(20kg)で試したところお腹痛くて撃沈。
半分以下の7.5kgで試したら・・・
「おおお!できる!できる!」
「2,3分やってて下さい」と言われ、にやにやしながら(嬉しいので)やってましたが、
インストラクターさん戻ってくるなり、
「すいません。まだお腹にあまり負荷かけず様子を見たほうがいいので、
ジム4回いらしてから再カウンセリングでマシンメニューにしましょう。」
となりました。あう~(>_<)。
恐らく「かくかくしかじかの人にこういうメニュー組みました」と
上司に報告しに言ったら、それマズイんじゃない?ってことになったんでしょうね。
5週間だしそうだなと思い、とりあえず有酸素運動で様子を見ることにしました。
日常生活でできること、できないことはだいたい把握してるんですが、
運動に関しては未知数。チェストプレス7.5kgということは、
現在のお腹の状態は3分の1位の回復力かなと分かっただけでも良し!
職場復帰1週間、横断歩道で信号が間に合わない時に小走り出来たので、
あとは腹筋を普通に使えるようになること!
目標は9月中に・・・体重よりもまず(おい!)
10kgのタンクを背中に担ぐ!
そして、水中をスイスイ泳ぎたいのさ。
ダイバーのシーズン秋なんですよ。
果たしてニンジンに間に合うのか!?
体育会系なので、あまりフェミリたくないのですが私の入ってる保険です。
生存さえしていれば3年ごとに10万弱もらえるんです。
現在のニーズには全くそぐわない超ふる~いアヒルのがん保険
(若い頃に入ったので激安の年間約6000円)入ってますが、
これだけでは不安なので、三十路になった暁に
ボーナスほしさに安易に選択して入った保険です(爆)。
まさか自分が女性疾病なんぞにかかると思わなかったので、
結果的には正解だったわけですが、ぶっちゃけボーナスもらえるなら
「女性疾病を重点的に保障」しなくても全然オッケーでした。
通常の医療保険でももちろん女性疾病は保障されるわけですから
女性の皆様方は、あまりこの謳い文句に騙されないようにして下さいね。
そしてこのフェミニーヌですが、終身型ではなく更新型なので、
更新時にもちろん保険料あがります。
が、そこは弱点なので小さい文字でしか宣伝せず。
なので最初から終身型医療保険に入っておく方がお得な場合もあります。
私は、この2年で2回手術して(筋腫核出&顎嚢胞摘出)、
手術給付金をもらうわけですから保険料大幅アップは免れません。
で、今回の場合女性疾病だったので、通常の疾病より何がお得だったのかということですが、
入院給付金が通常疾病よりもプラス¥3,000になるということです。
今回の場合、通常入院給付金¥7,000+女性疾病上乗¥3,000
なので1万円也。つまり個室差額ベッド代1万は、チャラ。おお!
ちなみに顎の手術(10針)は、休めなかったため無理やり局部麻酔でやって1泊2日入院
(5日以上の入院から通院給付金請求権が発生するため通院は自費)。
その入院費用は3万でおつりがきて、もらった手術給付金15万弱。
何と13万の利益!海外行けますよ!奥さん。
反対に全身麻酔でお腹を15cm切っても同額!
何か損した!気分になるのは私だけ!?
重点的に保障してくれるんじゃなかったんですか?!
顎であれだけもらえたので、すっかりドカン!と出ると思っておりました。
一長一短。うまいこと出来てます。そんな美味しい話ありませんよね。
保険もらえるだけ有難いってもんです。
そして、今回の場合ですがリュープリンですよ。
これが高くて生活苦しいってのに、
入院前治療につき一切保障ナシ!
病理で悪性と出たなら、がん保険の方が使えることになり、
昨今だと外来抗がん剤治療の通院費を保障する商品がメインになってます。
子宮筋腫、子宮内膜症に対する術前治療を保障する医療保険なんてないですよね?
女性の3人に一人がなるらしいです。
保険会社さん、ここにニーズありますよ。
<追伸>
先の現在治療中のDさんですが、保険に入っておらずGnRHが高いので
「保険入っておけば」と後悔されてましたが
「その部分は保障ないから関係無」と言ったところ「なんで!?」でした。
入院中に暑中見舞やメールで普段会えない関西の友人中心に
「手術して今入院中やねん。」と近況を報告したところ、
4人の友達から
「実は私も・・・」と返信来ました。
Aさん「今年3月に手術して、今は傷かゆい。」←二人の子持ち
Bさん「6年前核出して、赤ちゃん諦めました。」←既婚子無
Cさん「2年前発見されて、経過観察してる。
チョコもあるかも。」←独身の介護福祉士兼ソーシャルワーカー
Dさん「この前人間ドックで指摘されて婦人科行けって
言われたけど忙しいしほっといた。」←独身のITインストラクター
相手もびっくりでしたが私もビックリですよ
Bさん以外私と同じ年です。
そして、問題はDさんですね。
彼女は、仕事で責任の重い立場ゆえ医者に行く暇もなく、
元水泳インストラクターという体育会系ゆえ、
やはり婦人科とは無縁の生活だったそうです。
ところが、私の話を聞いて「怖くなったから婦人科行きます」とメールが
返って来ました。
職場復帰したので、13日にその旨メールすると今度は、
「半年間薬で小さくしてから手術することになりました。」
と返ってきまして、またびっくり
手術ということは、ある程度の大きさに成長していたのかもしれません。
月経困難症はなかったようです。
「薬は高くて、副作用がきつい場合あるよ」と返したら
「ちょっと更年期っぽくなった。保険入っておけば良かった。」と返ってきまして、
既に1回目のGnRHアゴニストは、終了していたのです。
さすが体育会系は、やると決めたら早いですね(笑)。
彼女の回復を願ってやみません。
手術したのが7月12日。
早1ヶ月で本日職場復帰しました。
3日前には、自転車も乗れましたし、
もうすぐ小走りも出来るようになるか!?
午前中は勤務表つけたり、諸手続きをゆっくりして、
午後からぼちぼち仕事して、定時であがってきました。
デスクワークなので、思ったほど疲れませんでした。
お盆なので通勤も楽ちんです。
手術したのが3連休前(海の日)で、退院も土曜日だったので、
旦那には仕事をたくさん休んでもらわずに済み、
職場復帰もお盆で結果的にスケジュールとしては、最適でした。
傷病休暇(有給欠勤)と有給休暇をうまく使用して、
7月、8月ともに給料満額もらえます。実に有難い!
会社にお勤めの患者の方は、使える休暇(傷病、介護、看護etc)は
有効に利用して下さいね。
会社規定の休暇に関する部分は、要チェックです!
左写真の緑色のクッションは、いつの間にか用意されていた抱き枕です。
寝返りが打てなかったので、寝返りのたびに枕を背中に置いてもらったり、
ひざの間に挟んだりしてもらってました。
そのうち、看護士さんが楽だろうと用意して下さったようです。感謝!
以後、退院までこの抱き枕はご愛用の品となり、
退院してそのままニトリに抱き枕を買いに行きました。
動きが制限される患者さんには、抱き枕もご検討下さい。
尚、枕が変わると寝られないから、入院に際しては自前の枕を持ち込みました。
そばからが好きなんです!
第一希望の一番安い個室に入れるかどうか不明でしたが、
入院してみると部屋は結構余ってて希望通りにしてもらえました。
もともと二人部屋なんですが、個室になってたので、
かなり広くてお得な感じでした(笑)。>差額ベッド代¥10,500
混雑時は、二人部屋にするのかもしれません。
窓際に応接セット(簡易ベッドになる優れもの)、反対側に洗面、ロッカー、
冷蔵庫収納のキャビネ、液晶TVと貴重品入れ収納のキャビネがついてました。
トイレは、部屋のドアから2mの距離で助かりました。
産婦人科病棟に入院しましたが、私の個室と大部屋2部屋
(満室になっていないので、こちらも広々と使われていたようです)以外は、
全て産科となっていました。空いてるせいか、脳外科の人もいました。
がん診療連携拠点病院ですが、ざっと見たところ婦人科がんの方は
いらっしゃらなかったようでした。
産科の方がほとんどでしたから、婦人科悪性、良性腫瘍の方とは、
まず年齢層が明らかに違います。
赤ちゃんは毎日生まれ、体重とお母さんの名前がホワイトボードに
書き出されていました。双子が生まれた日もありました!
分娩室の前でお経を読んでいる祖母とおぼしき人、
そわそわ分娩室の前を往復するパパになるであろう人など見かけては、
私も子供生む時が来るんだろうかなどと思っておりました。
めでたいこととめでたくないこととが混在する産婦人科病棟・・・
当初はそれが嫌で婦人科で独立している病院も探したのですが、
そうも言ってられなくなり、ここにしたのでした。
いい勉強になったと思います。
主治医の先生は、外来、病棟、当直、手術とそりゃ疲れるなぁと思いました。
松嶋奈々子似の30代前半?の美人ですが、彼氏とデートする暇あるのかな・・・。
と余計なことまで考えてしまうのでした。
絶滅危惧種の産婦人科医・・・。がんばれ!
手術直後に摘出物を見せて家族に説明があったようです。
気持ち悪いから嫌だと言われていたのですが、
絶対見たいと無理に旦那にお願いして撮影してもらいました(笑)。
注)見たい方だけご覧下さい。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/5d/5a3713d9381d24645e5a6592c26024eb.jpg
病理検査の結果、平滑筋腫(良性)でした。
筋層内筋腫、粘膜下筋腫、漿膜下筋腫、子宮内膜症とフルコースで摘出。
最大形6.5cm×5.0cm×4.5cm含め計14個(350g)。
細胞密度低とか書かれてました。
直腸側(ダグラス窩)に出来た漿膜下筋腫に内膜症があってこれが癒着していました。
剥がして穴が開いてないか調べたり、個数も多かったので、
それで手間取ったようでした。
筋腫の個数が多いのに子宮温存して頂き、主治医には感謝です。
術後3週間目。
お腹伸びるから辛かったんですが、
ようやく上を向いて寝られるようになってきました。
というわけで、午後から再診でした。
術後は執刀医が経過観察するようで、今後はS先生が診て頂ける模様。
午後だというのに外来は患者であふれていましたが、
予約時間より15分遅れで呼ばれました。珍しく早い!
まあ、大丈夫だろうと思っていたのですが、
傷跡を診て、
「ああ、まだダメですね。」
やっぱダメか。
まだ汁が出てまして、その汁が固まっては取れるを繰り返し、
その部分は穴開いてるんですよね。
傷の半分がそんな感じで汚いことになってます。
引き続きゲンタシン軟膏を塗って、ガーゼ交換することに。
7月末に微量出血(not生理)ありましたが、子宮、卵巣は順調のようです。
内膜も育ってきているようで、もうすぐ生理始まるでしょうと。
「お風呂入ってもいいですか?」の質問には、
「自宅のお風呂はいいですよ。
海、プール、銭湯、温泉はやめといた方がいいですね。」
とのこと。
海も温泉もアウト!がっくし。
でも、自分ちのお風呂もきれいとは言えないので(爆)、
結局怖くてまだ入ってません。
13日仕事復帰は、OK出まして予定通り職場復帰します。
忙しいリーマン生活へ・・・。早いな~。
このゴロゴロ、ゆるゆるパンツ生活ともお別れ。
お盆だから、ぼちぼちやってきます。
この殺人的暑さに耐えられるか不安。