michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

『おくりびと』    〔映画〕

2009-09-20 08:18:12 | Weblog
やっっと観ました『おくりびと』。

良かったですねぇ~。

雪をかぶった山々が、どこまでも連なり、
その裾に、はるかに広がる田園風景。

白鳥の大群が飛び立っていく――。

それだけでも、もう充分に感動的。


物語りも、とても素晴らしく、
特に最後の辺りは、涙してしましました。

死ぬって、どういうこと?
生きるって、何?

  と、考えさせられました。


日本語の敬語って、美しいナ。
方言って、あったかいね…。


言葉もたいせつですが、
誠意のこもった行ないから
感じて伝わる事も多いですね。


納棺の儀の、
凛とした美しさも、見事でした。


それから、
差別のこと。

差別って、
無知だったり、
表面的な感情からくるんですね。
その人の、そのときの、心の動揺からきたり。

  
あと‘仕事’のこと。
どんな仕事も、真心こめて打ち込んでいるものは、
尊いですね。

  これは、ふだんから、
  いろんなことで感じさせてもらいます。


今わたしの仕事は、自然に、
聴こえなくてもやれることばかりになってきています。

「仕方ないのよね…」と思ったこともあるんですが、
考えてみたら、
聴こえていた頃から、関心があったり、好きだったりしたこと。

『自分の仕事に誇りをもって☆』
そう励ましてもらった映画でした。



ただ、やっぱり、
  もっと聴けたら・・・、
なんて思ってしまう。

 まだ、思ってしまう。。

音楽は、久石譲さん♪
そして各所で流れるチェロの演奏。

  ちゃんと、ふつうに聴きたい。。。


でも、ちょっと引いて考えてみたら、
‘とっても素敵
というのは感じられるんですよね。

そして、言葉は字幕で読むことが出来る。

――充分じゃない?

そう、もう一人の私が言ってきたので、
素直に、こう応えました。

――そうね~
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2 コメント

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Unknown (いそじ)
2009-09-20 11:28:00
背景が変わりましたね。

『おくりびと』は見ていませんが
高校の時の文化祭で仮装行列をやりました。
私達のテーマは、『底辺を支えるプロレタリアート(労働者階級)』でした。

必要の無いものは仕事にはなりません。
仕事は全て必要なもの 仕事に差別は無い!
という思いでいました。
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Unknown (michi)
2009-09-21 07:44:33
>底辺を支える

ですか。
なるほど――。


このあいだ、
バスターミナルのトイレで、
清掃の方が、
通路の床に汚れを見つけたらしく、

しゃがんで
ゴシゴシ、ゴシゴシと
こすっておられました。

こういう方がいて下さるから
気持ちよく使わせてもらえるんだな、と
心に沁みた一場面でした。
返信する

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