michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

一人一人の温かさ・持ち味    〔職場〕

2010-05-29 07:18:42 | Weblog
最近、ふと
以前いた職場のメンバーを思い出すことが
よくあるんです。


例えば、Aさん。

すごい技術(と資格)をもっていて、勘も良く
仕事はキッチリ。

助け舟を求めると、
自分がどんなに大変な状況でも
ナントカしてくれました。

 だけど、、
 漢字を知らない。。
 席が近いせいか、よく私に訊いてくる。
 私もそんなに知らないけれど、
 小中学校で習ったものばかりじゃない…?

でも、ミーティングなどで
複雑な問題が出され、
皆、頭をかかえ始めても、
彼はポイントをスパッツと整理して
「○○を、誰それに確認してみることやな。
まずは、それ せんことには始まらんわなぁ。
えっと、Bさん、確認してみてくれる?
ほな、この件は とりあえず ええな。」

  その場に爽やかな風が流れてくるようでした。





他にも色んな人がいて、
個性豊かな面々ばかりでしたね。


話し合いで私がしゃべっていて、
シィ~~~ンとなってしまい、
「ああ、またナンタラカンタラ、
 つまらない話をしてしまったナァ。
と思っていたら、
Cさんは、腕組みしたまま、
「ふうむ。。」
じっくりと聴いているよと
伝えてくれた。
そんなことが何度もあって
救われました。


更衣室で独り泣いていると、
黙ってギュッと抱きしめてくれたD子さん。
あなたのことは、忘れることができません。


難聴が始まって辛かった私に配慮して
メールやメモで済むことは、
そういう、目で見れる形で伝えてくれたE子さん。
その文面や書き方は温もりに溢れ、
クスッと笑ってしまうようなイラストまで
よく描き添えてくれてくれてありましたね。
あれ、まだ大事にとってありますよ。

  (ブタさんが「たっ、頼もしい~」と
   感涙にむせんでいる絵なんです


そして、Y子さん。

あの頃いつも
「ハ~イ
なんて、女学生のような雰囲気で私の席に来て
「いま忙しい?
こういう仕事があって、いついつまでなの。
私は、こういう状況なんだけど、みっちゃん出来ないかな?」

お願い、のようなことでは決してなく、
しかも、一方的に
押しつけるような雰囲気は微塵もなく、
ポンポンと、まっすぐに事実を伝えてくれて、
そのことを真ん中に据えて
互いの状況を出し合い、
それを成すにはと、心を寄せて打ち合わせて――。
その過程からして心地よかった。

その充実感が、
なにかにつけて想い出されるんですよ。



  あの職場は、イロイロあって
  私にはとても辛く厳しい面も多かったけれど、
   あなた達がいてくれたからやっていけたし、
     たくさんのことを味わい、
     貴重なことを学ばせてもらったんですね。


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