michi のひとりごと

日々のつぶやき、あれこれ。

老々介護で 100歳になった母を見送りました。
こちらは重度の難聴。

すばらしき『介護百人一首』 その(3)    〔短歌〕

2012-03-16 07:52:43 | Weblog

NHK 介護百人一首』、

このシリーズ、
今日で一応ひと区切りにする予定です。


     *******    *******

   穏やかな母は浮き世の話題なく


        空の青さを何度もなんども


                       秋野登志子
                       
母はおしゃべりで人のうわさをよく話し、聞き苦しい話に私は嫌な気持ちになったこともありました。今は、空や自然の美しさを話すだけ。そんな母の方が好きです。

      

 

 

    
   小康の夫(つま)としばしの冬日向


      椿の莟数えましょうね


                   大藪光江

ストーマー生活9年、脳出血に見舞われて4年。夫は85歳を過ぎました。記憶をすべて失いましたが「現在」だけは確かです。しかし意識が移行すれば「今」も直ちに過去として消えます。実生より育てた椿がいっぱい蕾をつけました。ふたりで数えながら記憶の蘇ることを願っています。
(※ストーマーは人工肛門のこと)

 

      *******    *******

――こんな短歌に囲まれていると、「人間讃歌」のように想えてくるのです。

 

               

 

さて、

明日から3日ほど留守します。よろしく 

 

 

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