Reflections of Tomorrow

シンガーソングライターを中心に、知られざる未CD化レコードを紹介していくページです

Jon Keyworth

2006-03-04 | AOR
■Jon Keyworth / Keys■

先日行われたスーパーボールのハーフタイムショーでは、あの Rolling Stones が登場したようですね。 さすがに世界最大級のイベントです。 Rolling Stones の今度の来日には全く興味ありませんが。


さて、今日ご紹介するのはそんなアメリカンフットボールの名選手であった Jon Keyworth が1978年に発表した唯一のアルバムです。 ネットで調べたところ、Jon Keyworth はデンバー・ブロンコスの名RBとして活躍したプレイヤーのようです。 1974年から 1980年まで RB として稼いだヤードは 2,653ヤードということで、この数値はきっとすごいんでしょう。 その Denver Broncos で現役選手として活躍していた Jon Keyworth が残したアルバム「Keys」は、AOR/MOR ファンが密かに探している名盤なのです。 現役のスポーツ選手がレコードを出すなんて、日本では増位山とか巨人の柳田を思い出しますが、ともに現役ではなかったかような気がしますね。 Jon Keyworth は、きっとかなりの人気選手だったんでしょう。 そんなこともあってか、このアルバムは、それほど見つけにくいアルバムではありませんし、高価なプレミアもついていないと思います。 気になる方は早めに探してみてください。

内容はといえば、ジャケットのごつい感じからはちょっと意外に思えるやさしいJonのボーカルが、洗練されたアレンジのなかを軽やかに駆け巡るような感じです。ちょうど 1978年といえば、AOR の絶頂期とも言える時代です。 この時代のアメリカは、ロッキー山脈のふもと、コロラド州でもサウンドのムーブメントは AORだったんですね。

このアルバムのハイライトは涙の名バラード、「Cryin' in the Middle of the Night」と「Love Won't Wait」の2曲です。 特に前者はバックの女性コーラスのはまり方も含め、心地よさはたまりません。 他にも捨て曲がないアルバムですので、AOR ファンの方は覚えておいて損はないですよ。

最後に情報を少々。レーベルは Aspen Records という地元ローカルレーベルからのリリース。品番は AP-2701 となっています。


■Jon Keyworth / Keys■

SIDE-1
Make Way Miami
Carnival
Love Somebody
Cryin' in the Middle of the Night
We Were In Love
You Bring the Love

SIDE-2
Don't Let Love Stand in Your Way
Love Won't Wait
Let Your Song Shine Through
Brand New Day
Remember Me Tonight

Arranged and Produced by Beau Hill for Aspen Records
Recorded and mixed at Applewood Studios, Golden , Colorado

Jon Keyworth : Lead vocal
David Zajicek , Sam Broussard : electric guitar
David Sisson : Piano , Electric Piano
Dennis Parker : Bass
Gary Hodges : Drums
他は省略

Special Thanks To the Broncos appear on the cover and sleeve photo

Aspen Records AP-2701


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