■Brownie Macintosh / Coastline Brownie■
Brownie Macintosh は Bill Staines と交流のあったミュージシャン。 詳しい交流歴はわからないのですが、今日取り上げたこのアルバムにも、Bill Staines が参加し、彼の曲が 2 曲収録されています。 そうしたことから想像できるように、このアルバムはナチュラルで素朴な味わいに包まれた内容となっています。 発表年度や録音場所などもわからないアルバムですが、1970 年代前半から中頃の作品だと思われます。
アルバムの全 11 曲中、Brownie Macintosh 自身の曲は、「Lonely Old Blues」1 曲しかありません。 しかし、作曲家としてクレジットされている名前のなかで知っているのは Bill Staines のみで、他の人はまったく見覚えのない名前ばかりでした。 そこで、クレジットされている作曲者の名前で検索・調査してみたところ、「Canadian Pacific」が 1969 年の George Hamilton Ⅳ のシングル曲、「Fire Hydrant #79」が Jack Blanchard & Misty Morgan による 1971 年のスマッシュ・ヒットのカバーということが判明しました。 ともにオリジナルは聴いたことはありませんが、前者の作曲者 Ray Griff はカナダのバンクーバー出身の SSW、Jack Blanchard & Misty Morgan はフロリダ出身のカントリー・デュオということで、アメリカ大陸を横断した選曲となっています。
さて、このアルバムを語るには、やはり Bill Staines の曲「Rye Whiskey Joe」と「Railroad Blues」から始めなくてはいけません。 とくに前者は曲の良さもあって、アルバムを代表する楽曲となっています。 個人的に学生時代にはライ・ウィスキーにはまっていた時期があり、頻繁に Old Overholt や Jim Beam Rye を飲んでいたこともあって、このタイトルには気持ちが入りやすいのですが、その分を差し引いてもこの曲の和みテイストはストライク・ゾーンです。 (本題に関係ありませんが、Wild Turkey Rye は高くて手が出ませんでした) この「Rye Whiskey Joe」は Bill Staines が Evolution Records から 1971 年に発表したサード・アルバムに収録されていますが、僕はこのアルバムを持っていないので、聴き比べができないのが残念です。
印象に残る曲をいくつかセレクトしましょう。 まずは B-1 の「Louisiana Young」から。 この曲は、キャッチーなサビが耳に残る軽やかなカントリー。 ペダル・スティールやコーラスも効果的に挿入されています。 B-4 の「Stranger In My Place」も典型的なカントリーですが、広大な大地や風がイメージされるスケール感が魅力です。 唯一のオリジナル「Lonely Old Blues」は、路地裏に響く足音が演出として収録されており、ハーモニカとボーカルが中心の渋すぎる仕上がりです。 唯一のオリジナルとしては意外な曲調ですが、そこに Brownie Macintosh の本質を垣間見たような気分にさせられます。
さて、この Brownie Macintosh ですが、1991 年に演劇で知り合ったことがきっかけとなって Julie Thompson とチームを組み、Julie & Brownie として活動しています。 二人が夫婦かどうかはわかりませんが、年齢はかなり離れていそうです。 その二人は、1996 年には「A Pirate's Life For Me!」という絵本を出版するなど、その音楽以外に幅を広げた活動をしてるようですが、その軸となるテーマは、エデュケーショナルなもののようです。 二人の公式ページには、そのような情報が詳しく掲載されているのですが、残念ながら、このアルバムについては一切触れられていませんでした。
■Brownie Macintosh / Coastline Brownie■
Side-1
Canadian Pacific
Here In My Room
Cecelia Ann
Country And City Life
Rye Whiskey Joe
Side-2
Louisiana Young
Fire Hydrant #79
Lonely Old Blues
Stranger In My Place
Railroad Blues
Coastline Brownie
Producer : Robert E.Rose
Arrangements : Ron Cooley , Robert E.Rose , Ronnie Austin , Brownie Macintosh
Vocal and Strings Arrangements : Robert E.Rose
Brownie Macintosh : vocals, dobro, six and twelve string guitars, five string banjo
Ron Cooley : bass, acoustic and electric guitars
Rocky Stone : electric guitar
Steve Staines : piano, drums, harmonica
Bill Staines : guitar
Jerry Fox : bass
Steve Cahill : drums
Hal Higgins : pedal steel
Dave Bailey : electric guitar
Charlie Evans : drums
Russ Golub : electric guitar
Igg Mooter : bass
Chuck Howard : guitar
Buddy MacLellan : drums
Ronnie Austin : guitar
Strings : Jon Kass, Larry Shiller, Janet Packer, Joanna Taylor, John Wall
Harmony : Beverly Rondeau, John Barton, Jane Peterman, John Wall, Harry Gronki
Continental Recordings, Inc. CS 31017
Brownie Macintosh は Bill Staines と交流のあったミュージシャン。 詳しい交流歴はわからないのですが、今日取り上げたこのアルバムにも、Bill Staines が参加し、彼の曲が 2 曲収録されています。 そうしたことから想像できるように、このアルバムはナチュラルで素朴な味わいに包まれた内容となっています。 発表年度や録音場所などもわからないアルバムですが、1970 年代前半から中頃の作品だと思われます。
アルバムの全 11 曲中、Brownie Macintosh 自身の曲は、「Lonely Old Blues」1 曲しかありません。 しかし、作曲家としてクレジットされている名前のなかで知っているのは Bill Staines のみで、他の人はまったく見覚えのない名前ばかりでした。 そこで、クレジットされている作曲者の名前で検索・調査してみたところ、「Canadian Pacific」が 1969 年の George Hamilton Ⅳ のシングル曲、「Fire Hydrant #79」が Jack Blanchard & Misty Morgan による 1971 年のスマッシュ・ヒットのカバーということが判明しました。 ともにオリジナルは聴いたことはありませんが、前者の作曲者 Ray Griff はカナダのバンクーバー出身の SSW、Jack Blanchard & Misty Morgan はフロリダ出身のカントリー・デュオということで、アメリカ大陸を横断した選曲となっています。
さて、このアルバムを語るには、やはり Bill Staines の曲「Rye Whiskey Joe」と「Railroad Blues」から始めなくてはいけません。 とくに前者は曲の良さもあって、アルバムを代表する楽曲となっています。 個人的に学生時代にはライ・ウィスキーにはまっていた時期があり、頻繁に Old Overholt や Jim Beam Rye を飲んでいたこともあって、このタイトルには気持ちが入りやすいのですが、その分を差し引いてもこの曲の和みテイストはストライク・ゾーンです。 (本題に関係ありませんが、Wild Turkey Rye は高くて手が出ませんでした) この「Rye Whiskey Joe」は Bill Staines が Evolution Records から 1971 年に発表したサード・アルバムに収録されていますが、僕はこのアルバムを持っていないので、聴き比べができないのが残念です。
印象に残る曲をいくつかセレクトしましょう。 まずは B-1 の「Louisiana Young」から。 この曲は、キャッチーなサビが耳に残る軽やかなカントリー。 ペダル・スティールやコーラスも効果的に挿入されています。 B-4 の「Stranger In My Place」も典型的なカントリーですが、広大な大地や風がイメージされるスケール感が魅力です。 唯一のオリジナル「Lonely Old Blues」は、路地裏に響く足音が演出として収録されており、ハーモニカとボーカルが中心の渋すぎる仕上がりです。 唯一のオリジナルとしては意外な曲調ですが、そこに Brownie Macintosh の本質を垣間見たような気分にさせられます。
さて、この Brownie Macintosh ですが、1991 年に演劇で知り合ったことがきっかけとなって Julie Thompson とチームを組み、Julie & Brownie として活動しています。 二人が夫婦かどうかはわかりませんが、年齢はかなり離れていそうです。 その二人は、1996 年には「A Pirate's Life For Me!」という絵本を出版するなど、その音楽以外に幅を広げた活動をしてるようですが、その軸となるテーマは、エデュケーショナルなもののようです。 二人の公式ページには、そのような情報が詳しく掲載されているのですが、残念ながら、このアルバムについては一切触れられていませんでした。
■Brownie Macintosh / Coastline Brownie■
Side-1
Canadian Pacific
Here In My Room
Cecelia Ann
Country And City Life
Rye Whiskey Joe
Side-2
Louisiana Young
Fire Hydrant #79
Lonely Old Blues
Stranger In My Place
Railroad Blues
Coastline Brownie
Producer : Robert E.Rose
Arrangements : Ron Cooley , Robert E.Rose , Ronnie Austin , Brownie Macintosh
Vocal and Strings Arrangements : Robert E.Rose
Brownie Macintosh : vocals, dobro, six and twelve string guitars, five string banjo
Ron Cooley : bass, acoustic and electric guitars
Rocky Stone : electric guitar
Steve Staines : piano, drums, harmonica
Bill Staines : guitar
Jerry Fox : bass
Steve Cahill : drums
Hal Higgins : pedal steel
Dave Bailey : electric guitar
Charlie Evans : drums
Russ Golub : electric guitar
Igg Mooter : bass
Chuck Howard : guitar
Buddy MacLellan : drums
Ronnie Austin : guitar
Strings : Jon Kass, Larry Shiller, Janet Packer, Joanna Taylor, John Wall
Harmony : Beverly Rondeau, John Barton, Jane Peterman, John Wall, Harry Gronki
Continental Recordings, Inc. CS 31017
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