■Rick Fielding / Solo■
情けないジャケットやチープなデザインのレコードは、世の中に満ち溢れていると思いますが、普通はその情けなさが愛しかったり、チープさが憎めなかったりするものです。 しかし、Rick Fielding のこのジャケットセンスは何度見ても好きになれません。 もう少し何とかならなかったものでしょうか?
そんなアルバムですが、これは最近まで現役で活動を続けていたカナダのミュージシャン Rick Fielding が 1979 年に発表した作品。 おそらく、ファーストアルバムではないかと思いますが、彼の公式サイトにも過去のディスコグラフィーが掲載されていないため、何とも言えません。
内容のほうは、習作あるいはデモに近い作品といえるでしょう。 特に優れた作品でもなく、Rick Fielding 自身に強烈なクセとか個性が感じられないため、あまりお勧めできるものではありません。
お勧めの曲は、しっとりした弾き語りの「This World’s No Place To Live In」と「Nancy’s Song」です。 後者はジャケットの写真を撮った女性 Nancy Perrir のことを歌った曲です。 バンジョーのインストも「Nervous Breakdown」と「Ural Mountain Yak Steppe」と2曲ありますが、ここまで紹介した4曲以外はすべてライブ・レコーディングです。 そんなクレジットは書かれていないので、最初に拍手を聞いたときにはかなり驚きました。 ライブとは判らないくらいに静かなライブハウスでのレコーディングだったのでしょうか。 拍手の人数も遠くの方に10人、という風ににしか聞こえません。 しかし、このライブですが、時折ハーモニーが聴こえてくることが気になります。 ジャケットのクレジットでは、すべての楽器やボーカルは Rick 自身によるものと書かれていることから、ライブ録音に自身のハーモニーだけを重ねたのではないかと推測しています。 うーん、そんな手間かけるのであれば、最初からきちんとレコーディングすれば良かったのに、と思ってしまいますが、このジャケット・デザインも含め、当時の関係者もしくは本人しか知り得ないような特別な事情があったのでしょう。 A 面 16分46秒、B 面 12分13秒という収録時間からも、そんなことを思ってしまいます。
残念ながら Rick Fielding はガンとの闘病生活の末に 2004年 3月に亡くなったそうです。 公式ページには、このアルバムに関する記載はありませんでしたが、ギターをもった写真を見ることができます。 その表情から間違いなく、同一人物であることを確信しました。
■Rick Fielding / Solo■
Side-1
This World’s No Place To Live In *
Nervous Breakdown
Waiting For Me
Dancers In The Rain
Kelly’s Tune
Song For Charlie Chamberlain
Side-2
Ural Mountain Yak Steppe
Nancy’s Song
Pit Ma Blues
Tanis Of The Darkness
Mr. Sam’s Rag
All Songs were written by Rick Fielding
Excpet * by Duffrey , Hill
The concept , production ,and all instruments and vocals wer done by Rick Fielding
Top-Cat Records RF-1001
情けないジャケットやチープなデザインのレコードは、世の中に満ち溢れていると思いますが、普通はその情けなさが愛しかったり、チープさが憎めなかったりするものです。 しかし、Rick Fielding のこのジャケットセンスは何度見ても好きになれません。 もう少し何とかならなかったものでしょうか?
そんなアルバムですが、これは最近まで現役で活動を続けていたカナダのミュージシャン Rick Fielding が 1979 年に発表した作品。 おそらく、ファーストアルバムではないかと思いますが、彼の公式サイトにも過去のディスコグラフィーが掲載されていないため、何とも言えません。
内容のほうは、習作あるいはデモに近い作品といえるでしょう。 特に優れた作品でもなく、Rick Fielding 自身に強烈なクセとか個性が感じられないため、あまりお勧めできるものではありません。
お勧めの曲は、しっとりした弾き語りの「This World’s No Place To Live In」と「Nancy’s Song」です。 後者はジャケットの写真を撮った女性 Nancy Perrir のことを歌った曲です。 バンジョーのインストも「Nervous Breakdown」と「Ural Mountain Yak Steppe」と2曲ありますが、ここまで紹介した4曲以外はすべてライブ・レコーディングです。 そんなクレジットは書かれていないので、最初に拍手を聞いたときにはかなり驚きました。 ライブとは判らないくらいに静かなライブハウスでのレコーディングだったのでしょうか。 拍手の人数も遠くの方に10人、という風ににしか聞こえません。 しかし、このライブですが、時折ハーモニーが聴こえてくることが気になります。 ジャケットのクレジットでは、すべての楽器やボーカルは Rick 自身によるものと書かれていることから、ライブ録音に自身のハーモニーだけを重ねたのではないかと推測しています。 うーん、そんな手間かけるのであれば、最初からきちんとレコーディングすれば良かったのに、と思ってしまいますが、このジャケット・デザインも含め、当時の関係者もしくは本人しか知り得ないような特別な事情があったのでしょう。 A 面 16分46秒、B 面 12分13秒という収録時間からも、そんなことを思ってしまいます。
残念ながら Rick Fielding はガンとの闘病生活の末に 2004年 3月に亡くなったそうです。 公式ページには、このアルバムに関する記載はありませんでしたが、ギターをもった写真を見ることができます。 その表情から間違いなく、同一人物であることを確信しました。
■Rick Fielding / Solo■
Side-1
This World’s No Place To Live In *
Nervous Breakdown
Waiting For Me
Dancers In The Rain
Kelly’s Tune
Song For Charlie Chamberlain
Side-2
Ural Mountain Yak Steppe
Nancy’s Song
Pit Ma Blues
Tanis Of The Darkness
Mr. Sam’s Rag
All Songs were written by Rick Fielding
Excpet * by Duffrey , Hill
The concept , production ,and all instruments and vocals wer done by Rick Fielding
Top-Cat Records RF-1001