一日が月曜と言うのは、一番好きなパターン。
一日と言うだけで、気持ちに張りが出るしましてや月曜、夫たちは仕事に精出す初めの日だし、
専業主婦だって(よっしゃ、今週もがんばろうなんてちょっと気合を入れるのだから)
夫婦も親子も、離れていても一心一体通じているのだから。
午前娘とせっせと家事をしながら、お昼は予約しているので美容院へ。
心斎橋ホテル日航の地下、いつもなら御堂筋で一枚写真を撮るところだが雨、冷たい雨。
あちこちにボーイさんがいるので撮れない、エスカレーターだって人がいようものなら盗写で捕まる!
綺麗な花だったから、上から撮りたかったのにね。
この美容院の雑誌は殆どヘア雑誌、週刊誌は無くて還暦おばさんが読めるのは唯一”家庭画報”。
「ご本お持ちしましょうか?」「家庭画報をお願いします」不思議、何冊かあったのに持ってきてくれた中、
土曜夫と観たばかりの映画”おとうと”の吉永小百合さん、山田洋次監督、黒柳徹子さんの対談が載っていた。
家庭画報は独身時代下宿の奥さまが購読しておられ目にしていたが、写真が素敵で品格を感じ
和の美しさが溢れていて、憧れの大人の世界・・ため息がでそうな美や安らぎを感じ大好きな本だった。
結婚したら絶対に読みたい・・と思いながら、子育ての最中はそんな心の余裕もなく目にしなかったが。
”おとうと”では、希薄になっている現代の家族の絆の大切さを訴えたくて描いたと言われる。
どうしようもない弟、時にははねつけてしまう姉弟、人生の終わりでは思いやり慕う深い愛や絆を表現。
良く分かるけれど、もう少し突っ込んだも内容厚みとか欲しかったかなぁと夫と同じ感想だったけど。
吉永小百合さんが「一日が普通に終わった時、私は幸せだなぁとつくづく感じるのです」と言っておられた。
黒柳徹子さんは「人間にとって一番の幸せと言うのは、家族みんなが顔を合わせ笑顔でいること
これが最高だと思います」 (え、これが? 黒柳さんの定義? ならば私って最高の幸せもらってるやん!)
海外で国際平和や人権問題で協力しておられる黒柳さん、この方の見た世界の人々の暮らしや姿、
そんなところからも感じられる、人間究極の幸せとは・・の定義なのであろうか。
黒柳さんの家庭の明るさ良さは昔”窓ぎわのトットちゃん”を読んだときにひどく感動したのを覚えている。
美容師さんは多くしゃべらないが気が合い「内緒で高いリンスさせてもらいましたから違いを感じて下さいね」
人が少ない時小さな声で言われ、気を良くした私。 おまけにすっかりきれになったし。
帰りに娘達が迎えに来てくれて、帰りにひろとのお迎えに行きお風呂の間ゆいちゃんを見てマンションで過ごした。
夜はセイ君がまだ中国なので、長女は晩御飯を食べて帰る。
娘達が嫁いで実家が遠ければ、お盆やお正月と言うことになるだろうが、育ったような環境のままで、
息子夫婦もみんながそばにいて暮らせると言う人生、たとえ子供に甘くはなるかも知れないが家族だもの、
私は最高のプレゼントを子供たちからもらっていると改めて思った今日。
家庭画報で目にした黒柳さんの言葉は嬉しくて、一生心にして生きていこうと思った本日、如月の初めの日なり。
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