日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* あ、忘れた! *

2012年07月05日 | 雑感


娘たちは夫を「男としては最高や」と言ったことがある、何度か。 今もきっとそう思っているだろう。
夫としては・・。  「こと料理に関してはうるさすぎる、うちなら辛抱できひんわ」と言う。 時々言う。  

用があって冷蔵庫を開けた時にはチェックしている。  「あれがあったやろう、なんで出さんのや」良く言う。  頂き物でもなんでも、良く覚えている。
「しまいに食べられへんようにするんやで」   (まぁ、こっちが忘れたりするから、言われるんだけど)  
「ぬか漬けしぃ」 「らっきょ漬け」 「佃煮の海苔炊き」 「くぎ煮しぃ」 あれこれ言う。 いわゆる手作りが好きなのだ。
「もう少しコショウ足し」とか「みりん小さじ1杯足し」とか、「あの料理は濃い口で炊いた方がええんやで」 調味料もああだこうだ注文をつける。
自分は作ることないのに。 何にもしないのに。  外で食べたものが美味しかったら、その味を褒めて近づけようとする。 (私は食べてへんし!)
中華料理をしたときには「やっぱり中華だけは家庭ではあの味無理やな」 娘たちは美味しいと言うのに、必ず言うから腹立たしい。
(私はプロじゃない!っちゅうねん! 中華の調味料あんなに無いし、お店でお金とる人は美味しくて当たり前やん!) 
夫はスーパーや道の駅とかでも麺つゆとかポン酢とかその類には興味ありで、良く買ったりする。
時に冷蔵庫には同じようなそれらのたぐいが何本もあったりして最近はみな”開栓後は冷蔵庫で”あるから困る、かさばるのに。

でもうるさいお陰で私の料理は鍛えられているんだろうけど、自分では料理下手ではないぞと思っているのに、頑張っていると思っているのに。
「あそこのおばちゃんのあれはうまいで~」とか言われると、「ほんま」とは言うけど、内心いい気持ちしない時がある。
「そやから、私はプロじゃないっちゅうねん。 お客さんに出すんなら、もっとやるっちゅうねん」 いや、主婦の本番は夫に出す料理やのに。
私かて直接は夫に料理の代金貰わないけど、お給料もらってるしなぁとは思うんだけど。

そんな夫も唯一お弁当にだけは文句は言わない。  きれいにご飯もひと粒も残さず食べている。  
ご飯が多いいとか少ないは言っても、ことおかずに関しては「なんでもええで」と言う。 (何やねん、それ) 
口うるさい夫のからっぽのお弁当箱を洗う時、ちょっと報われたようで嬉しい。

昨日の夫のお弁当はお素麺だった、リクエストで。  若い頃はランチジャーに入れて冷やし、麺つゆ、卵焼き、ハム、胡瓜の千切りにわさびを添え持たせていた。
昨日は6把茹でてタッパーに入れ、お素麺についていた麺つゆをペットボトルに入れ、3種類の千切りと、わさび。  保冷バックで持って行った。 
行けば会社の冷蔵庫に入れて。  業者さんのお弁当を食べている会社の子も、お素麺を食べたそうだ。   夫、お素麺はご機嫌だった。

朝お素麺を詰めていた時、新聞を読んでいた夫が「ここに美味しい麺つゆの作り方載っているから、作りなさい」と言った。 「はいはい」
昔なら「返事はひとつ!」 と面白げに言っていたが、もうそんなギャグも出ないわ、年やなぁ。
昨日言われた夫優先で作ろうと思いつつ、後回しにしていてそのうち出来なくなった。 まぁ、すぐ使う訳ではないし・・頂き物の麺つゆあるんやし・・と。
だけど新聞だけは取っておかないと・・思っていた。  2、3日たって(あ!忘れた! 麺つゆ作ってない! 新聞あるやろか!) 
倉庫へ行って探した、汗かいて。  (あった~!) 探したのは5日も経ってからだ。  (今日は10日、まだ作ってないけど)

夫は「作りなさい」と言って以来、何も言わない。  恐らく(どうせ忘れとんやろう) それか、黙っていてもこいつは作るやろうと待っているのか。 前者やなぁ。
新聞はとっているし、作ろうっと。  そして・・
「おいしい麺つゆ作ったし、どうよ」と言ってやろう。