冬の雨は冷たい。
もし、ゆいちゃんが今年保育所に入れたら、子守が無くなると言うことは、会う機会が少なくなる。
私はこれだけ毎日占領している訳で、無くなったら朝が・・どんな風になるんだろうと複雑な気持ちである。
雨や寒かったら連れて来るのもと、毎日迎えに行っているが、2人で3月いっぱい迎えに行こうよと言うことにした。
会社へ行く前に夫は会える訳で、雨の日などは5時半に帰宅して送って行け訳で、少しの時間でも楽しめるから。
4日に行われたローザンヌ国際バレーコンクールで、高校2年の菅井さんが優勝されたニュースで賑わっている。
メイクを施していない帰国した時の彼女は、本当に普通になんら変わらない高校生である。
彼女の踊りは何度も映像で見たけれど、夫だって「分からん素人が見てもすごいと感動するなぁ」と言った位である。
どんな分野でも最たる人はやはり違う、日々の中でも努力する事を常としている、義務ではなく当然のように。
卓球台から顔が見えるかどうかの時の、あの泣きの卓球愛ちゃんの足跡は誰の目にも強烈な姿である。
菅井さんがインタビューの時、正確な言葉で覚えてはいないがレポーターさんが「遊びたいとは思いませんか?」と質問された。
学業に加え並々ならぬ帰宅後の練習量にそんな質問をしたのだろう。
くったくのない表情で「その時間に何か出来ることはないかと思うと、もったいなくて(遊びたいとは)思わない」風なことを言った。
うん、さすが。 共感。
ドテーとTVを見ないのも、休日に朝ゆっくり寝るのがもったいないと思うのもそんなたぐい。
それでも母のようにはいかない。 母は昔からTVを見ながらでも必ず器用な手先を動かしていたからである。
私はそんな風には到底いかないが、少しは気持ち母の血をもらっているかなと思っている。
とは言っても、TVを集中して見る事も大事だし、そこから学べることも多いのでそれはそれでいいんだけど。
ゆいちゃんを迎えに行く途中にグランドがあって、週末などは少年野球で微笑ましく可愛い子供たちの姿がある。
プロの選手を目指している子もいるだろうが、スポーツやクラブ活動はその結果だけでなくそのプロセスが将来の大人として
社会を乗りきる、礼節や辛抱や我慢、精神力を鍛えていることにもなる。
そんな未来の大人たちへ向ける私の目は自ずと嬉しくなり、(頑張りや・・)と声援を送る。