日々雑感 ~写真と思い~

今日と言う日は、二度と来ない。 
だから今日を大切に・・そんな私のデジカメ散歩 

* 父の日へのみんなの思いが好き・・ *

2010年06月20日 | 雑感
 
母の日はカーネーションだが、父の日は黄色いバラ。 二十歳の頃そんなことを知った、が送ったことはない。
実家の父親は結婚して3年、義父はその2年後他界した。 一度くらいバラの花束を届けてみたかった。
 
夫は父の日を前に「もう何もいらんで、欲しいものは何もないからみんな何もせんでええよ」自分から申告していた。
みんなには大事にしてもらっている、それだけでもう充分、それに子育て真っ最中の子供たちに、
少なからずも負担をかけるのは申し訳ないと内心思っている、が、子供たちにすればそうはいかない。
なんと言っても、元気でいてくれることは子供たちにとって、心の奥の大きな支えに違いないのだから。
米寿を迎えた母が健在と言うだけで、私が大きく包まれていて有難く安心感で暮らせているのと同じように。

私も父、お父さんと呼んでるし~、(何をしよ) 次女に相談し考えたすえ、ウォークマンをプレゼントすることにした。
娘婿展君に注文してもらい、夫の好きな小椋桂さん、松山千春さん、ブルーグラスの稲葉和裕さんや、
カントリーの福原照晃さん、ビギンやビートルズ等など、私も含めとりあえずお気に入りをとりこんでもらった。

朝渡した、まぁなんと「これが欲しかったんや~」思った以上に喜んでくれたのでこっちの方が嬉しくなった。
何処へ行くにも夫のカバンには三種の神器、双眼鏡、携帯ラジオ、カメラ(いずれも子供たちからのプレゼント)
最近特に携帯ラジオを耳に、FMで音楽を聞いている夫である。

左のカッター&ネクタイ? は友人が?って言っていたので。
好きな”桂新堂さん”のお煎餅、前にデパートへ行ったとき父の日限定かわいくて買っていた。 黄色いバラ。
時々利用するが、季節を大切に表現されるお煎餅には、ファンタジーな遊び心がいっぱい詰まっている。
 
 
長女夫婦からは、中国にいるにも関わらずサンダルがデパートから、期日指定をしていたのだろう。 
淡路一泊旅行を早いけどってプレゼントしてもらったのに。
長男夫婦は次女と相談していた。 何が一番いいだろうかと。 私のお下がりのショルダーだったので、
ショルダーバッグがいいと言うことになり、買い物先から写メで次女と相談しあっていた。 
朝、次女夫婦からは、キャディーバッグにつける最近流行りみたい、シルバーのネームプレートのプレゼント。
ネットで早々と発注をしていた。 今まではプラスティックだったので、それもまた大喜び。

夫にウォークマンをプレゼントした朝、実は・・と一番欲しいものは「・・・・・・」って言って告白した。
(なんや・・何も無い言うて、ほんまはあるんや) 来年はみんなでそれをしてくれたらいいと言った。 
普段でも欲しいと言えば買うのに、それでは面白くもなんともないのだろう。
みんなからの思惑のプレゼントが、夫にしてみれば父親の勲章であり、使っていて値打ち嬉しいのだと思う。
 
昔はお正月には・・お盆には・・誕生日にはと、欲しいものを買ってもらうまでの待つ楽しみと買ってもらった
喜びが非常に大きかったと思う。 物の豊富な時代、今の子供たちには、そんな喜びがあるのだろうか。
ねだれば買ってもらえる、待つことへの期間が短くなったような。 時代と言えどもそんな中で、
今の親たちはいかに子供に辛抱や我慢の精神をを身につけさせるか難しい、すぐにキレル・・
自分の感情で人に危害を加える、簡単に。 そんな原因も物の豊富な時代辛抱我慢なき時代故か。
 
長男夫婦も来るので、夕食は手巻きにした。 先週に引き続き同じメンバー10名。
本来ならセイ君と長女もいて、もっと賑やかなはずなんだけど。
旅行に行くことになり、ショルダー必携。 またまた夫の顔はほころんだ。 にぎやかな夕食となった。
 
 
狭いながらも・・・、夫の笑顔を囲んで・・子供たちのそれぞれの思いがやさしく織り込まれたプレゼント。
品物ももちろん嬉しいのだが、そこに至るまでのみんながどこかで通じ合って夫の一番喜びそうなものを、
相談しあったりするそれまでの過程、そんな父の日への思いが好き。             24日記