昨夜の我が家はおでんでした。
先日息子の働くお店でいただいた、上質な利尻の昆布と鰹節で丁寧におだしをとりました。
だしの素を使ったときとは違い、上品に仕上がります。 練り物は全て油抜き、大根は面取り下茹、
筋肉はお湯をくぐらせて、切って炊けばいいおでんは簡単ではありますが、私の味自慢料理のひとつです。
ひろとを送って行くとき、愛ちゃんに「おでんよ」と渡します、それは(夜何もしなくていいからね)と言う意味。
昨日のお昼なつめは大ぐずりでした、薬が嫌なのか口の中のぷつぷつにさわるのか、薬を飲みません、珍しく。
大きな声ですから泣きわめくと、恐らく近所中にご迷惑だったかと思います。 まあ言っても2歳、仕方ないかも。
普段は穏やかに接している娘も段々こらえられなくなり正直きれそうでした。 私もなだめすかしますが、駄目でした。
そんな光景を見ながら眠そうなひろと「寝なさいね」と言うと、すっと寝てほんと手間いらず。
そのうちなつめは私の腕で寝ました。
ひろとを送った帰りに、病院へ行った娘となつめをひろいました。
夫「熱何度あると思う?」 「え、熱あんの?」 「6度5分」 (低い目に、これは実は・・と驚かせようと言う作戦)
夫は(と言うより男の人は)簡単に休めない精か、風邪か?と熱を感知すると即効対処する、オーバーな位に。
普段から夫は熱を測り37度でもあると、まるでめでたいことのように、自慢げに喜ぶ習性がある。
「37度7分!」 急に体をぶるぶる震わせ大そうな格好(いえこれは立派です)「お、立派やん!」 ほめちぎります。
熱のある時夫は必ず、にんにくを摩り下ろしたたれで、肉を焼いて食べて寝る、ひたすら、これが効くのです。
今夜はおでん。 にんにく3かけすって少しお味噌を入れだしを入れ、ほろほろの筋肉、厚揚げ、卵・・餅巾着・・
熱燗2本に薬を飲んで、着替えを抱えて 「DVD何か聞きながら寝る・・ラジオないんか」 あれこれ要求してきます。
「寝るときは、一生懸命寝なさいよ」 (早くおでんが食べたい)私がうまいこと言ったら、即効いびきをかいて寝ました。
今夜のおでんはまた格別、次女とおでんのベスト3はね・・とか言い合いながら遅い展君が待てずに食べました。
「本当はお父さん大変やのにね、母さん笑ってしまうわ」 夫のいつもの光景に二人して苦笑い。
先月から、次女妊婦の安静、展君の怪我、なつめの高熱ヘルペス、そうや私も膝の治療に通う毎日。
我が家はみんな、なんらかの大変にあっている訳だ! ついに! 大黒柱・・夫で今年の〆なのでしょうか。
夫婦喧嘩をしているとき、良く子供が熱を出すとか言います。 子供が熱を出すと喧嘩などしておれない、
夫婦で子供の心配をする、子供が夫婦の仲を修正してくれているのだと。 (見えない心の葛藤?まさか)
こんな時はみんなが助け合い、心をかけ手をかける。 そう、いっそう家族はま~るくなるのです。
「お月さま黄色や」車の中からひろとが指差して言いました。 昨夜は美しい満月でした。
夜は別居でした。 私がもらう訳にはいきません。 真上の部屋の夫のいびきが聞こえます。
「よー寝た!もう大丈夫や」 夫はそう言って起きてくるでしょうか。 12時間を越える睡眠で。
ご苦労さまなんです、家族の為に働いて下さっているのですから。 笑ったりしたらばちがあたります。
AM:5時30分
朝、熱を測ったらあにはからんや38度7分です、すごい。 思わず「素晴らしい!」と言ってしまいました。
付き添って(過保護です)病院へ、何年ぶりかで会社を休んで寝ています。
ついでに月末、二人ともインフルエンザと、人間ドックの申し込みをしてきました。
ぽかぽか気持ちのいい小春日和、愛ちゃんがお休みでひろとは来ません、良かった・・ぶり返したら大変。