夫との待ち合わせの前くらいから、空は暗雲それに雷が、風も吹き始めまさに激しい夕立を感じさせる。
シネマに到着の頃から雨や風に雷・・窓の外は風雨ブラシの木が揺れ、グレーの景色に赤が妙な。
前回は夫優先で『インディー・ジョーンズ』で、諦めていた『クライマーズ・ハイ』 に決定。
７時からなので１時間の待ちの間食事しようと階を歩き探した。
私は何でもいいと思うのに、「これはなぁ家で充分だし、これは高いし・・」挙句の果て「終って食べよう」
ソファに座って、雷の音と閃光雨を見ながら、私ちょっとぷんぷん、おなかすいているのに～。
本はカバンに入れたのに、肝心な老眼鏡忘れ・・デパートでも困った、書いた住所録が読めなくて、
店員さんに見てもらい書いてもらったと言う不細工。
夫ととりとめもない会話、（あ～、こんな時間もったいない～）
現実離れした映画はあまり好みでない私、時間と言う極限に翻弄される記者たちの人間模様、
記事の奥にはこんなドラマが・・それが日航ジャンボ機墜落の事故の１週間を追う新聞社内。
深く知る由もない新聞社、記事への記者の競争心、軋轢のすごみ、逆に信頼や友情には感動する。
未曾有の飛行機事故の当時の様子の一部を見、聞きながら一瞬に消えた多くの犠牲者の方たち、
事故があった１２日を前に、当時の記憶が甦り胸が詰まるところが往々にしてあり辛くもあった。
楽しいCGによるインディージョーンズのドキドキ感より、人として色々な方向から考えさせられた
『クライマーズ・ハイ』こっちの方がずっと良かった。 夫の評価、８０点。
２時間半と言う時間を感じさせなかった。 ９時半、雨があがっていたが、次女夫婦が迎えの道中と言う。
「もうラーメンでも食べようか」「なんでこの暑いのにラーメンなんか・・」 私はさっさと通り過ぎる。
（１時間も待ち時間があったのに）せっかく映画に感動したのに、また内心不足な心がよぎった。
１０時も過ぎあちこち終いかけのお店も。 （今日はお寿司と決めていたやん）
押し切り私の勝ち、しかし待っていると思うとおなかへ詰め込んだと言う感。 帰宅１１時。
私って本当に心が狭い、最近夫との行動で思いや考えのずれに素直に順応出来無いときがある。
せっかくの楽しい時間もちょっとした言葉や行動で不機嫌に、私は駄目だなぁ・・ああ・・今日も反省。