聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

用語

2012-05-31 11:09:33 | 索引
アメリカの医学制度~コラム~
SATC
エミー賞
海外ドラマ4強=BIG4
カメオ
カンヌ国際映画祭
キネマ旬報
共感覚
グランドホテル形式
クリフハンガー
クロース・アップ
シーズン~コラム~
スピンオフ
ドハチ
フラッシュフォワード/バック
マクガフィン
モキュメンタリー
ローレンス・オリヴィエ賞

ER 緊急救命室(ER:Emergency Room)

2012-05-31 10:06:01 | 索引
シカゴの病院の緊急救命室=ER
昼夜を問わず働く
スタッフを描いた元祖・メディカルドラマ

というよりアメリカンドラマ自体の金字塔ですね


ジョージ・クルーニーの出世作としても有名ですが、
その人気は根強く、
94~09年にかけてNBCで15シーズン続きました


もちろん作品の質も高く
エミー賞では史上最多の124ノミネート、
受賞数も歴代3位の23受賞



現在継続中の人気メディカルドラマグレイズ・アナトミー
ヒントもたっぷり詰まっていますよ


ちなみに現在WOWOWでは無料でO.A.中

まだ見ていない方は一気に見るチャンスです




1ST SEASON(94~95)全25話
2ND SEASON(95~96)全22話
3RD SEASON(96~97)全22話
4TH SEASON(97~98)全22話
5TH SEASON(98~99)全22話
6TH SEASON(99~00)全22話
7TH SEASON(00~01)全22話
8TH SEASON(01~02)全22話
9TH SEASON(02~03)全22話
10TH SEASON(03~04)全22話
11TH SEASON(04~05)全22話
12TH SEASON(05~06)全22話
13TH SEASON(06~07)全23話
14TH SEASON(07~08)全19話
15TH SEASON(08~09)全22話

ウィルの息子2人も出ています

2012-05-30 13:10:22 | 洋画SF・アドベンチャー、ファンタジー
この続編は劇場に見に行きました
10年前なのに
フライヤーもしっかり保管してあった


今考えるとこの頃が時間もお金も自由で
1番劇場に足を運んでいたかも

だから書き留めていた感想もかなりの酷評で
決して人には見せられない
何様だって感じ


さあ、そんな"若気の至り"の時代を越えて、今見ると…





メン・イン・ブラック2


あ、あんまり評価変わっていないかも
でも続けて見た分、
細かい部分をより堪能できた気がします




宇宙人を統制する
最高機密機関メン・イン・ブラック(=MIB)

宇宙人の存在を知った人の記憶は
ニューラライザー通称ピカッで消さなければならないので
他人との生活が営めない捜査官達。


そんな生活に虚しさを覚え、
"K"(トミー・リー・ジョーンズ)は
自分がスカウトした"J"(ウィル・スミス)に
ピカッをしてもらいます。



今までの記憶をすっかり無くし
郵便局員として働くようになって5年後の2002年7月。



地球上では下着のモデルをしている
ザルタ星人サーリーナ(ララ・フリン・ボイル)が
MIB本部を襲います


彼女の目的は25年前に隠された"光"
そのありかを知っているのはKだけなのですが
彼の記憶は全て消されているので


果たしてKは記憶を取り戻し、
再びJと共に地球を救う事ができるのでしょうか


前作を見たマイケル・ジャクソンまで出演を懇願し、
バリー・ソネンフェルド監督に自ら売り込んだSFコメディ第2弾です


















熱心に売り込んだにも拘らず
すでに配役などは決まっていたので
残念ながら捜査官としての出演は叶いませんでした。


それでもカメオ出演
このシリーズではお約束ですね


開始から31分。
「僕を捜査官Mにして。」とモニターから頼んでいるのが
マイケル・ジャクソン

結構判りやすいんじゃないでしょうか。


一生懸命頼んでいるのに
捜査官になるのを断られているという設定は
本当に彼が出演を断られているのと被せていて
ソネンフェルド監督のお遊びでしょうね




もう1人、というのか2人。


最新作3が、ウィル・スミスの4年振りの出演作となり
何故しばらく出ていなかったかとのインタビューで
「家族をサポートしていた。」と答えています。


その家族こそ、ここにも登場


2人の息子トレイ君とジェイデン君が
一瞬出ているのです

1時間11分12秒。
2秒位空を見上げているのがそう。

これはね~知らないと無理。
もちろん私もネットで調べてから
DVDを一時停止してチェックしましたよ


とまあ、今作は内容よりも
カメオ出演について多く語りましたが、
ストーリーは前作と同じ様な感じ



相変わらずJは美人に会うと
ピカッとしないし、
Kはストレス顔。
郵便局ではより一層そのキャラが効いていたと思います



他にもワームの部屋はお洒落だったよね
今回初登場のアイテム。

もこもこのカーペットにでこぼこ天井。
小さな暖炉にたっぷりのお酒。
クロムメッキの家具などは60年代を意識しているそうです。


思い思いに過ごすその姿を見ていると
確かに地球だけでなく
他にも生物がいるのを信じたくなっちゃうかな


いずれにしろ、これでおさらいO.K.
満を持して3Dの最新作を堪能できますね

メロドラマからメロをとって

2012-05-24 15:46:08 | 邦画ヒューマン
今年の日本アカデミー賞で
作品賞をはじめ主要部門を総なめにしたのもあって
ずっと見たいと思っていました。


けれど″優しかったお母さんは、私を誘拐した人で した。″というキャッチコピーや
″愛人の子を育てる″という内容から
覚悟して挑もうとタイミングを見計らっていたのです。


でも実際に見たら、そんなに身構える事なかったかも





八日目の蟬


特にラストが想像していたのとは全然違って
「え~~えっ」と声に出して
エンドロールを眺めていました。


改めて、創り手によって
こうも描き方が違うものだと驚きであり、
同時に新鮮でもありました




「奥さんとは別れる」という言葉を信じて
ずっと待っていた野々宮 希和子(永作 博美)


子供を身ごもっても産むのが叶わず
中絶する時に
子供の産めない体になってしまいます。


そしてその喪失感から
同じ頃、愛人秋山 丈博(田中 哲司)の
本妻恵津子(森口 瑤子)が産んだ子供を
誘拐するのです


最終的にその子供
恵理菜(井上 真央)は
家族の下に戻るのですが、4歳の時。

1番両親の愛情を受けなければならない大切な時期に
他人に育てられたので
母娘の絆が生まれません…


そのまま21歳になり…


そんな彼女につきまとう
自称ルポライターの安藤 千草(小池 栄子)

彼女もまた特殊な環境で育てられ…




過去と現在を交錯しながら、″母性″に切り込み
女優陣の新たな魅力も引き出した
成島 出【いずる】監督作品です


















「え~~っ」と声を出したのは
他でもない、もっとドロドロした内容だと想像していたから。

流石にラストをネタばれさせるのは
ルール違反なので伏せておきますが
女である私からすると
″男性″が撮った作品だなぁという気がしたのです



たぶん、女性が描いていたら
もっと善悪が曖昧になると思うのです。


確かに誘拐して子供を育てるなんて
とんでもない事だし
恵理菜を通して描かれていた様に
その後の人格形成に与える影響を考えたら
絶対許されない



でも…





と、多くの女性はこの後の″でも…″に
思う、感じる事があるはず。



主演の永作さんは、出産をご自身で経験され
「女性は子どもを育てるだけで、たぶん生きていける。」
と思うようになったと、あるインタビューに語っているのですが
それを踏まえるなら、
逆に、子どもが欲しいのに産めなければ



今後、自分の子どもが一生持てないと判り
本妻の子どもを抱き上げた時の希和子の顔を見て
「100%悪だね」と言い切れる人は
ほとんどいないんじゃないでしょうか



ところが、全編を通してその同情を許さない。
やっぱり″悪″だと言っているんですよ


この辺りが男性的だなぁと感じ、
むしろ好感が持てる部分です



つまりね、現実を映し出すのも映画の役割だと思いますが
″悪″を″悪″だと言い切るのも役割だと思うんです。


この映画を見て、″母性″について考える前に
″女″子ども″について考える前に、
やっぱりどんな理由があろうとも誘拐は社会的悪だっていう
擦り合わせが必要なんですよ。

その前提の上で
彼女たちが生きているからこそ思う事がある。
共感する部分もある。



しかもこれだけ"普通"とは言い難い
環境の中で育っても
自分の子どもには愛情を持っていけるだろうと
非常に未来が明るいですよね


だからすごい"女"女"しているはずのドラマなのに
ドロドロしていない

メロドラマになりそうなのに、ドラマ。


昨年受賞した告白とは様々な面で正反対で
個人的にはこういう監督さんの今後のご活躍を楽しみにしています

CSI:科学捜査班 10TH SEASON

2012-05-23 14:48:07 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
本国ではシーズン12の最終話がO.A.という頃
日本ではWOWOWプライムでシーズン11がスタート


その最新シーズンを堪能するために、残りの1シーズン。
流石にこれだけあると追いつくのも一苦労でしたが
全てを見たおかげで
細かい部分もより楽しめています


  

CSI:科学捜査班 10TH SEASON



改めて10シーズンも続くってすごい事ですよね~
私自身、1つのドラマをこんなに続けて見たのは
フレンズとこの作品の2つだけ


せっかくなので、後ほど全シーズンを通しての
ベストエピランキングも発表しま~す
あなたと同じものはあるでしょうか


記念すべき第10弾は2009~10年にかけて
全23話O.A.されました




グリッソムがラボを去り
働くシングルマザーキャサリン・ウィロウズ(マージ・ヘルゲンバーガー)が
チームを引っ張る事になった
ラスベガス市警CSI(=科学捜査班)


ムードメーカーニック・ストークス(ジョージ・イーズ)も
彼女の右腕となるほど
頼もしくなりました


もちろん成長しているのは彼だけではありません


若手NO.1の実力派グレッグ・サンダース(エリック・スマンダ)や
ラボの分析官デヴィッド・ホッジス(ウォレス・ランガム)達も


医学博士の
レイモンド・ラングストン元教授(ローレンス・フィッシュバーン)だって



と言いたいところですが
何やら今シーズン最大の敵である
シリアルキラー"ジキル博士"に関係しているらしく



ストラトスフィアタワーが照らすラスベガスで
最新科学を駆使して凶悪犯に挑むクライムサスペンス。

新婚生活もうまくいっているらしい
サラ・サイドル(ジョージャ・フォックス)も帰ってきて
クロスオーバーならぬトリロジーも実現した第10弾です

















今シーズンは大胆さに
ちょっと欠けていたかなぁという気がします
その分、細かい部分が面白かったと思います



特に前シーズンに続き、
ホッジスとウェンディ・シムズ (リズ・ヴァッシー)が主役の
#17"ラボの事件簿"では
CSIの研修生がやって来たんです。

何を血迷ったかホッジスは
自分が現場で証拠を集めた振りをして
さらにジム・ブラス警部(ポール・ギルフォイル)が
アルコール依存症だって事に


ラストで研修生に
「すご~~い。どうやって立ち直ったんですか?」と
訊かれた警部は眉をしかめてホッジスに
「何を吹き込んだんだ?」



そうそう警部がツイッターしているのも判明
それなら私もフォローしたいっ




事件のネタとしては
ゾンビの様な人物が登場するシーンで始まった#5"コーチM"。

大脳新皮質で考えたり、知識を増やしていて
大脳辺縁系(古皮質)で習慣などをつかさどっているから
こんな状態があり得たのだと
そういえば高校の生物で習ったよなぁ



#8"憎しみのラバーズレーン"では、ボーリング場で
ボールが出る所から頭が出てきたのにもびっくりしたけど
最後の犯人の言葉…


一体、結婚に何を求めているのでしょう







とまあ、改めて振り返ると今シーズンはもう一声というエピが多かったのですが
それでも10年間このレベルを保って
放送を続けているのは本当に素晴らしく、大変な事だと思います



そこで
最初にも書きましたが、勝手にベストエピランキング


第3位は2つあって
まずはS4#23"キメラの遺伝子"

タイトルにもある"キメラ遺伝子"を知って驚いたというのもあるし
サラのお酒の問題が明らかになったのもこの回でした。



もう1つはS8#1"殺人型模型崩壊"

シーズン7を通しての
シリアルキラーとの対決が終わった回。
砂漠というラスベガスならではの舞台で
人災と天災の恐ろしさをダブルで感じました
その分サラが助け出された時の感動は一入【ひとしお】。


第2位はS6#7、8"銃弾のカオス~前・後編~"

ブラス警部が主役で、後に引きずる事になる事件。
警官としての苦悩を見事に表していて、一層彼のファンになりました
"年を重ねた人"の魅力全開


そして、栄えある第1位は
S9#10"最後の授業~後編~"

この回はとても人気があるんじゃないでしょうか。
今は制作にまわったウィリアム・ピーターセン演じる
グリッソムが去るエピソード。
こんな格好良い去り際を見た事がありません

インタビューでも語っていましたが
まさに"It's time."
番組の質を保つために去らなければならない時があるのなら、
絶妙な時に去ったと思います



いかがでしょう
他にも素晴らしいエピソードはたくさんありますが
個人的にはこんな感じです。
あなたはどのエピが心に残っていますか


CSI:科学捜査班 シーズン10 コンプリートBOX-1 [DVD]
角川書店

自分そのもものドキュメンタリー

2012-05-18 15:06:51 | 邦画ヒューマン
パターンに当てはめて考えれば
それなりの理由があるのかもしれないけど
極論を言えば
″何となく″なのかもしれない、人の魅力って。


この方の映画を見ると、同じ様な気持ちになる。
″何となく魅かれる″

ぐるりのこと。を見てから、ずっと鑑賞したかった


 

ハッシュ!



ぐるりのこと。もそうだけど
非常に興味のそそられるタイトルですよね


「(子供が寝ているから)シッ!=hush」などの意味と
スペルは違うけど
ハッシュドビーフのハッシュ(hash=ごった煮、何でもあり)の
両方の意味が込められているそうです




長谷 直也(高橋 和也)は
すでにカミングアウトし
気ままなゲイ生活を送りながらも
何か物足りなさを感じています。


一方、新宿二丁目で出会い付き合うようになった
栗田 勝裕(田辺 誠一)は
カミングアウトしていなく、
どこかゲイである事に後ろめたさも…



そんなある日、ひょんなことから出会った
藤倉 朝子(片岡 礼子)から
突然、子供を産みたいと言われるのです



知り合って間もない人からの仰天発言に
驚き戸惑うのと同時に
自分がゲイである以上、
親にはなれないと諦めていたので…




最近では昔ほど描かれるのが珍しくなくなりつつはある"新しい家族の形"
それでもこちらは先駆的とも言えるでしょう。

2001年に橋口 亮輔監督
自身のアイデンティティであるゲイに深く切り込んだ作品です

















ここ数年に関して言えば
キッズ✣オールライトが記憶に新しく、
アメリカンドラマでだって
モダン・ファミリーブラ&シス
ゲイの家族は描かれている。

だけど、10年前だと
また全然違う感想になるだろうなとは
思いつつ。



2012年の今見た感想として
書かせて頂きます




1番印象深かったのは
秋野 暢子さん演じる勝裕の義理の姉
容子と朝子のバトルシーン




「付き合っている訳でもなく
 まして、自殺未遂をしたことがあり精神科にも通って
 子供を2回おろしたことのある人の血が
 栗田家に混ざって欲しくない。」
という言い分が容子。



「今までの人生諦めていたけど
 2人に出会って変わった。
 一緒にご飯食べたり、手をつないだり…
 その先に子供がいるなら幸せだなあと思った。」
というのが朝子。



結論から言うと
おおざっぱな所でどっちも解るなぁ~
というのが個人的意見。



「楽しい先に子供が居たらいい」というのは
私も思うもん。


実は母親願望とか昔はなくて
今だって色んな事考えたら
子供育てる自信なんて全然ない。

けど、この延長で家族が増えるなら
幸せだろうなあとは思う。


容子はそれを甘いとか勝手とか言うけど
逆にその根本がないと
大変な時に逃げ出したくなるんじゃないかな。

まあ2回も子供おろして
今度は欲しいというのは勝手な気もするけど…




いずれにしろ
人が生きていくっているのは当然エゴも出る。


そりゃなるべく大切な人を傷付けないようにしたいとは思うけど
誰でもその通りに出来れば問題なんて起こらない訳ですしね。
その前提があれば、あとは本人次第。


ぐちぐち他人のせいにして生きるのか
他人から多少何か言われても、
自分のしたいように生きるのか。
本当、その人次第。


"ゲイカップルの子供を産む"というのは
確かに特別な話だと思うけど
あくまでこれは例であって、どんな状況だって
選択の積み重ねでしかないのは同じだと感じました

だから共感する部分も多かったです。



そうそう
加瀬 亮さん演じる蕎麦屋の店員

私もすんごいむかつくと思うけど

あれでむかついたら駄目なの、普通じゃないの


う~~ん。
普通ほど難しいものはないと思う今日この頃です

真実はいかに!?都市伝説を基にした良質SFコメディ

2012-05-13 12:18:39 | 洋画SF・アドベンチャー、ファンタジー
この愛すべきキャラクター達が
3Dで蘇るというのだから
劇場に見にいかない訳にはいきません


でも、今までの作品てどんな内容だったっけ
黒スーツにサングラスのバディが
宇宙人をやっつけるという事しか覚えていない…


という訳でおさらいですまずは




メン・イン・ブラック



97年作品なので、今から17年も前だけど
全然古臭くない


CGは驚くほど進化しているんだから
そう感じても不思議じゃないのに
そう感じないのは、SFよりコメディ色が強いからかな






ニューヨーク市警(=NYPD)の
若い刑事ジェームズ・エドワーズ(ウィル・スミス)は
その高い能力をかわれ
最高機密機関MIB(=MEN IN BLACK)で働く事に。


MIBというのは50年代半ばに作られた
エイリアンと接触するための機関。


もちろん人間同様悪い事をするものはいる訳で
そんな宇宙人を取り締まるのが
捜査官の役目なのです



そこで過去を抹消され
名前もただの″J″となった彼は、
彼をスカウトしたベテラン捜査官
″K″(トミー・リー・ジョーンズ)とバディを組む事に。


果たして彼らは、陰謀をたくらむ宇宙同士の対決から
地球を守る事ができるのでしょうか




製作総指揮にスピルバーグを迎え、
デビュー当時コーエン兄弟の撮影監督としてもお馴染み
バリー・ソネンフェルド監督が都市伝説をもとにしたSFコメディです



















そうだ、そうだ
あの、ピカッていうの、
″ニューラ・ライザー″という名前だったね~



この光を見たら、記憶が消えちゃうんだよね。

でも、ピカッってやった時に
別の記憶をうえつける為、
捜査官がごちゃごちゃ喋るでしょ。

あれ、たまに変なのありません
何だか、辻褄が合わないような…




あ、でもまあいいか。
そんな細かい所ぐちぐち言う映画じゃないもんね



やっぱりキャラが良いですね~



まだNYPDにいる時のJ


捜査官になる為の試験で
皆が四苦八苦しているのに
一人だけ机をヅヅーっと引きずったり、
美人にデレ~っとしたり…


当時はまだ知らないけど
宇宙人を普通に走って追いかけたり…

ローラに負けていない天真爛漫さ


NYPDの事を
″Knock Your Punk-ass Down
=逃げる 野郎は パンチで ドつく ″って言ってたけど
そんな事言ったらマック・テイラーに怒られるよ



そんな彼だからこそ
Kのストレス顔も引き立つんでしょうけど

このKのムスーッとした感じは
現在公開中の3作目にも効いていますしね


その最新作にはレディー・ガガやジャスティン・ビーバーなどが
出演している事でも有名ですが、
シリーズを通してお約束なのがカメオ出演。


最近は話題を集めるためにカメオ
本来の定義でない感じでと言っている気もしますが
この作品のシルヴェスター・スタローンの出演の仕方がまさにそう


どこに出ているか判りますか



答えは始まって36分。
KがMIB本部をJに案内しているシーンがあります。

そこで地球人として暮らしているエイリアンを
監視するモニターが出てくるんですが、
その中の1人が彼

時間にして1分もないので
知っていなければ見逃してしまう方がほとんどでしょう。


でもそれが良いんだと思います


最初知らずに見て、あとで何かしらの媒体で知る。
う~~見逃してしまったとなって、家でもう1度見る。

こういう2回見る楽しみがあると
その作品を買ったり、借りたりする需要も増えて
制作サイドにもお得だから
最近のカメオの方法はちょっと勿体ない気もします


とまあ、いつもの様に少し話がずれましたが、
他にもエルヴィス・プレスリー、ソネンフェルド監督、
スピルバーグなどもカメオ出演しています。
是非、お探しください

モダン・ファミリー 1ST SEASON

2012-05-12 16:50:29 | 洋画コメディ、コメディタッチ
話がややこしくなってしまうので
いつもエミー賞とだけ書いているんですが
正確に言うなら
私が結果を書いているのは"ドラマ部門"


という事は当然別な部門もある訳です


その1つ"コメディ部門"
昨年主要な賞を総なめにした作品が日本にやってきましたよ


 

モダン・ファミリー 1ST SEASON



本国では09~10年にかけて放送された全24話、FOXチャンネルでO.A.


コメディだとどうしても
笑わせて当たり前という前提になるし、
キャラを把握してからになるから
面白さが解るのに時間がかかるのですが…


結構早い段階、#5、6あたりくらいから面白くなり、
来シーズン以降の更なる面白さに期待が持てました

特に最終話"思い出の家族写真"の
泥をぬりっこするシーンはとても心が和みました




多民族国家のアメリカには
現代、様々な家族の形があります。




夫婦+長女、次女、長男という
一般的なダンフィー家

フィル(タイ・バーレル)は愛妻家で
子供思いの不動産セールスマン。


奥さんのクレア(ジュリー・ボーウェン)は
専業主婦として家族を支えていますが、
実は若かりし頃、相当な遊び人

当然、年頃の子供達には厳しくなっちゃいます






会社を経営する裕福なおじいちゃん
ジェイ・プリチェット (エド・オニール)は
連れ子マニー(リコ・ロドリゲル)のいる
ラテン系の美女グロリア(ソフィア・ヴァーガラ)と再婚






まさに現代的なのは
キャメロン・タッカー(エリック・ストーンストリート)

パートナーは弁護士の
ミッチェル・ブリチェット(ジェシー・ファーガソン)で
ゲイカップル

先日養子のリリーちゃんを迎えたばかりの専業主夫です



そんな一見バラバラに思える家族ですが…



実は親戚
クレアとミッチェルはジェイの子供なのです。

本国ではシーズン4の制作も決定した
モキュメンタリー方式のシットコム。
どんなライフスタイルだって
"ファミリー"が大事なのを改めて感じさせてくれますよ
















"モキュメンタリー"という言葉を
初めて聞いたという方もいらっしゃるかもしれませんが、
"モック(Mock=真似する)"と"ドキュメンタリー"を
掛け合わせた言葉です。

つまり、ドキュメンタリー風とでも
思って頂ければいいでしょうか


そもそも人は本音と建前があり
言葉に出したものがすべてではない


それを逆手にとって
通常のドラマの間、間に
カメラに向かって登場人物がインタビューに答えるような
シーンがあるのです。


ここに本音を散りばめ笑いを持ってくる


これは新しいですね~~




と言っても、これ自体は古くからある手法で
大ヒットした「ブレア・ウィッチ・プロジェクト(99)」などは
記憶に新しいんじゃないでしょうか


そんな中″新しい″と感じるのはこの家族の形と
自由奔放な雰囲気なのかもしれません



いずれにしろ本音を語るシーンで、フィルがイイ味だしているんですよね~


先ほど書いた昨年の第63回エミー賞で
彼は最優秀助演男優賞を受賞しているのですが、
ちょっと大人になりきれず子供っぽい感じとか、
完全に奥さんの尻に敷かれている感じとか
いわゆる″憎めないキャラ″を完璧に演じています

自称"クール・ダディ"の彼は
子供達に格好いいお父さんっぷりをアピールするのですが
いつも空回り


お父さんではなく、″ジェイ″と呼ぶ
おませなマニーも相当もうける

誰にでも一丁前の口をきくのに
気性の激しいお母さんだけには敵わないのね



キャメロンはプーさんみたいで可愛い
感情豊かで涙もろいクマさんが
お姉言葉でしゃべってるんだから、面白くない訳がありません


この様に、語りだしたらきりがないほど
実力派俳優が個性的なキャラを演じているので
きっとあなたもお気に入りが見つかるはず


もちろん家族の温かさも感じられるし、
まさに21世紀のフルハウス
是非あなたも笑いながら幸せな気持ちになっちゃって下さいね

ドラマチャートQ1

2012-05-10 10:48:51 | お知らせ
たくさんあるアメリカンドラマの中から
あなたに合ったものを見つけやすくするため
チャートを作っちゃいました

最新のものも入れましたので、遊んでみて下さい


Q1.今までたくさんのアメリカンドラマを見てきた。

   YES  or  NO

ジョディ・フォスターのピリピリ感にやられました

2012-05-09 12:38:40 | 洋画コメディ、コメディタッチ
内容を思い出して
考えれば考えるほど奥深いタイトル。


原題は″CARNAGE″で、
辞書を引いたら、″大虐殺″や″殺りく″


でも確かにあの応酬は戦争だよなぁ


おとなのけんか


大御所ロマン・ポランスキー監督
実力派俳優陣にすべてをゆだね
制作した感のあるコメディ。


だって~~
80分をあんなやり取りだけで、成立させようとするなんて


演技力がなきゃ100%できません


彼らのケンカが世界にはまったく関係ないかのような
最初と最後ののどかさがとても印象的でした





子供達がケンカしたので
穏便に解決しようと集まったニューヨークに暮らす2組の夫婦。


怪我をさせられた方の親
マイケル・ロングストリート(ジョン・C・ライリー)は
陽気な金物屋さんで
ペネロペ(ジョディ・フォスター)は
知識や文化を大切にするいわゆるインテリ。


一方、アラン・カウワン(クリストフ・ヴァルツ)は
顧客に利益ばかりを優先する製薬会社を持つ弁護士で、
常に携帯電話を手放せない状態


そんな彼に若干イライラしつつも
自分は化粧直しをしながら
何とか話を進めようとする投資ブローカーの
ナンシー(ケイト・ウィンスレット)



最初は言葉を選んで、互いの言い分を聞き
建前で話し合っているので
なかなかしっくりいきません。


それでもチラチラ本音が出始めれば
徐々にエスカレート

挙句、お酒も入ったものだから…



戯曲「大人は、かく戦えり」に基づき
″戦場のピアニスト″のオスカー監督
ロマン・ポランスキーが脚本も手掛けたコメディです















確かに怪我をさせたんだから
いきすぎたケンカではあったものの
この大人たちの戦いに比べたら
子供達のケンカなんて、可愛いものだよね~~




日頃、夫婦間でも目をつむっている事が多いから
いざ、本音となると
夫婦間でも言い争いになっちゃうのね


ペネロピのように、ちょっと自分は特別で
インテリだし、差別なんてしないし
他の人とは違うのよ的な人

こういう人が痛い所つかれると
本当、あ~~いう風になっちゃうんだろうね~。

顔をピクピク引きつらせていた
ジョディ・フォスターはお見事でした



ケイト・ウィンスレットの吐くシーンも


すごいね。
汚いね。
美人にこんな事させるなんて、ポランスキー監督の趣味か


何だろう。ブライズメイズでも似たシーンを見たけど
昨年は吐くシーンがブームだったのかい


男性陣も

それまでは仲間だったはずなのに
ペネロペを攻撃しだしたジョン・C・ライリー。

"お前のきれい事にはうんざりだ"とばかりに
若干、なげやりなのね。

けど、ナンシーが水の中に携帯を入れた瞬間
素に戻っている。



この時のケイトの酔っ払い具合も
上手かったなぁ。
目がイッテいたもんね



クリストフ・ヴァルツの
それまでは偉そうな、俺は関係ない的な態度が
たかが携帯1つで
一気に情けない男になったのも良かったな~



本当このシーンは男と女の違いが見事に表れているシーンだわ



と枚挙に暇がないけど
素晴らしい俳優陣だった事に尽きる作品でした


本音と建前を知る様になってから、
職種や生活環境、世の中にはいわゆる"階級"というものが
間違いなく存在すると知ってから、
何も考えずにただ楽しくて誰とでも遊んだ時には戻れないのでしょうか…