聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

変えたかったら、自分が変わるしかない

2012-04-30 17:30:01 | 洋画コメディ、コメディタッチ
今回劇場に足を運んだ理由の1つは
マッド・メン以外のジョン・ハムを見たかったから


その期待に応える"軽い男"っぷりで
しっかりとのっけから笑わせて頂きました


プラス
脚本も手掛けたクリステン・ウィグ
コメディエンヌっぷりも素晴らしかった~


  

ブライズメイズ
     ~史上最悪のウエディングプラン~
                 




面白おかしくするため、
実際「それはやりすぎでしょ~」と
ツッコミたくなる部分もありましたが、
久しぶりに声を上げて笑わせてもらったのでO.K.

個人的には細かい部分での方が、
"女"をピタリと描き表していた気がします




せっかくオープンしたケーキ店を潰し、
男にも逃げられた30代独身の
アニー・ウォーカー(クリスティン・ウィグ)

会ってくれるのは体の関係しか求めない
テッドジョン・ハム)だけ


そんな不運続きではあるけれど大丈夫


だって幼い頃からの親友
リリアン・ドノヴァン(マーヤ・ルドルフ)がいるから。



ところがその唯一の頼みの綱である彼女が婚約


しかもブライドメイズのまとめ役
メイド・オブ・オナーも頼まれたのです


ブライズメイズの中には
何でもかんでもお金をかけたがる
セレブ妻のヘレン・ハリスローズ・バーン)がいたり、
新郎の妹で、肉体的に攻撃的な
メーガン・プライス(メリッサ・マッカーシー)がいたりと
全然まとまらず…


食事会、衣装合わせ、バチェラパーティーと
イベントがある度、大ハプニングが起こってしまいます


そしてついに友情決裂
アニーはリリアンに「結婚式に来なくていい」とまで
言われてしまいます


さて、2人の友情はこのまま壊れてしまうのでしょうか
リリアンは無事結婚式を挙げられるのでしょうか


今年度アカデミー賞脚本賞にもノミネートされた
お下劣だけど、爆笑間違いなしのコメディです


















大なり小なり、最初から最後までよく笑っていたので、
内容を反芻すると
笑ったシーンが真っ先に思い浮かびそうですが…



印象深いのは感動したシーンだった



1番はラストのローズ・バーンとのシーン。

彼女もまたダメージとは全く違う
お高くとまったセレブ妻を熱演していましたが、
事ある毎にライバル心むき出しの2人。


はた目からすると
優雅で幸せそうなヘレン。


一方、アニーは人生の底辺という物があるなら、今がそう。
挙げ句、たった8ヶ月の付き合いで
自分の親友を"親友"だなんていっているんだもん。
孤独を感じない訳ありません。



それでもここで判るんですよね。
ヘレンも同じだって。


"女同士は合わせ鏡"とはよく言ったもので
どんな状況だって、人をうらやんで見栄を張ったり、
意地を張ったりする事はある。

裏を返せば、そういう生き物だと
理解できるのもまた女同士。

自分の弱い部分をさらけ出せば、
意外とすんなり仲良くできるものなんです




ぐちゃぐちゃの顔しても
美人だと言い張るヘレンに笑いながら、
女同士っていいよなぁと
自分が"女"である事に感謝したくなりました




もう1つはメーガンとの取っ組み合いのシーン。


演じるメリッサ・マッカーシー
見事アカデミー賞助演女優賞にノミネートされましたが、
妙な体育会系


すぐに体を張りたがり
落ち込んでいるアニーにもバッシバッシたたいて
励ましたんです。


「こんな風に人生は痛いもんなんだ。
 だから戦わなきゃダメなんだ。」って言って。


この言葉自体、ドラマや映画の中でもよく出てくるから
辛い時、思い出してカツを入れるんだけど
"体を張って"というのが、とても良かった


"百聞は一見に如かず"じゃないけど
心と体の痛さがシンクロするのって
時にはすごく説得力があると思います




と、コメディでありながら
毎度ヒューマンドラマに変換してエントリしていますが
笑いは劇場で、是非あなた自身で体験して下さい


現在公開中でイチオシの映画です


ブライズメイズ
史上最悪のウェディングプラン
ジェネオン・ユニバーサル


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