ウォーターボーイズ(01)では男子高生のシンクロ。
スイングガールズ(04)では女子高生のビッグバンドジャズ。
ハッピーフライト(08)では航空業界の裏側。
そんな人とはちょっと違う視点でドラマを描き出す
矢口 史靖監督が今回選んだ題材は林業
りん・・・ぎょぅう
4か月の息子を旦那に預けて久しぶりに劇場に足を運んだはいいけど
木を育てて切っているくらいのイメージしかない私に
大いなる爆笑と感動、そして知識を与えてくれました
WOOD JOB!~神去なあなあ日常~
今年は初の映画だから、「はっつ」とか言われそうだけど
2014年ベスト1になるんじゃないかと思う面白さだった。
つまり他に沢山見ていてもそう感じるだろうと。
だって大好きな矢口 史靖監督作品の中でさえ最高だったと思うもん
ちなみに副題にある神去(かむさり)とは三重県の架空の村で、
実際は旧美杉村(現在の津市)を舞台にしているのだそうです
毎日をなんとなく過ごし、大学受験には失敗、
彼女にもフラれた平野 勇気(染谷 将太)。
高校の卒業式なのにその後の進路も決まっていなくて
散々な状態…のはずが意外と平気で
街で偶然みかけたパンフレットの女性が可愛かったから
そのまま三重県の田舎で1年間林業研修に参加する事にします
ところがその神去村に来てみると驚くほどの田舎で
携帯電話の電波が届かないのは当たり前、
まむしは出るわ、喋っている言葉も解らないわで速攻不安に。
研修に参加すれば、想像以上の過酷な現場に
凶暴で野性的な恐ろしい先輩飯田 ヨキ(伊藤 英明)が居て、
やっぱり夜にこっそり逃げ出そうとします。
すると偶然にもあのパンフレットの美女石井 直紀(長澤 まさみ)が
彼女が村に居る事が判ったので
結局留まり、しばらく林業に携わる事にするのですが
次々に襲いかかる過酷な体験、個性的な村人達との交流、
そして大自然を目の当たりにして少しずつ勇気は変わっていき…
イケメン伊藤 英明さんが片手で鼻をペッとかんだら最後。
怒涛の様に飛び出す大爆笑に加えて
自然を相手にする仕事に触れ、心が洗われる青春エンターテイメントです
この手の「成長していく青春もの」って
主人公がぐんと判りやすく変わっていくんですよね。
ところが勇気は根本的に変わらないで、微妙に変わったのがいいな~と思いました
他でもない人気上昇中染谷 将太君のセンスでしょう
彼はヴェネツィア国際映画祭で
最優秀新人賞(「ヒミズ(12)」)を受賞している通り
実力派の若手なんだけど
何かカチっとしていなんですよ。
いかにも今時の若者って感じでぽけら~っとしている。
だから先輩にしごかれ、仕事にも慣れ、村の生活にも馴染んで
だんだん山の男になっていくんだけど
ヨキとは違ってやっぱり都会で育ったというのをしっかり写しだしていた。
何とも甘~い目も魅力的なんですよね~
ウォーターボーイズ(01)で見出された妻夫木君同様
これからの日本映画界を背負って立つ俳優になるのを感じました
そして何と言っても素晴らしかったのは林業の描き方。
すでにハッピーフライト(08)で証明済みですが
仕事の奥深さをしっかり感じ取れるのです。
きっと敬意を持って描いているからだと思いますが
とても印象的だった台詞があります。
同じ自然を相手にする農業は
ちゃんと仕事したかどうかは、自分たちが収穫したものにはね返ってくる。
けれど、林業というのは
ちゃんと仕事したかどうかは、親が死んでみないと判らないと。
勇気がお世話になった中村林業は
沢山ある林業の中でも素晴らしい木を作るんです。
オークションに出せば高値が付く。
それを見た勇気の「こんなの一杯売ればお金持ちじゃん」的な発言を受けてなんですけどね。
こういう風に自分ではどうにもならないものを相手に商売するって
本当に奥深いんだな~とほんの少しだけ推し測る事ができました。
だからあんまり幽霊などの科学で証明できない事象って信じないけど
この映画で出ていた子供を見付けたシーンは
あるのかもしれないって思った。
まだまだ自分には知らない世界が一杯ありますからね。
あ、気が付けば感想にあんまり絵文字を使っていない
それだけ真面目に書いたって事だな
とは言え、何度も書いている様に爆笑シーンは一杯ありますから
単純にコメディ映画としても十分楽しめると思います
多くのところは来週一杯までの上映の様ですから、お早めに劇場でどうぞ
背筋がすっと伸びる映画です。
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スイングガールズ(04)では女子高生のビッグバンドジャズ。
ハッピーフライト(08)では航空業界の裏側。
そんな人とはちょっと違う視点でドラマを描き出す
矢口 史靖監督が今回選んだ題材は林業
りん・・・ぎょぅう
4か月の息子を旦那に預けて久しぶりに劇場に足を運んだはいいけど
木を育てて切っているくらいのイメージしかない私に
大いなる爆笑と感動、そして知識を与えてくれました
WOOD JOB!~神去なあなあ日常~
今年は初の映画だから、「はっつ」とか言われそうだけど
2014年ベスト1になるんじゃないかと思う面白さだった。
つまり他に沢山見ていてもそう感じるだろうと。
だって大好きな矢口 史靖監督作品の中でさえ最高だったと思うもん
ちなみに副題にある神去(かむさり)とは三重県の架空の村で、
実際は旧美杉村(現在の津市)を舞台にしているのだそうです
毎日をなんとなく過ごし、大学受験には失敗、
彼女にもフラれた平野 勇気(染谷 将太)。
高校の卒業式なのにその後の進路も決まっていなくて
散々な状態…のはずが意外と平気で
街で偶然みかけたパンフレットの女性が可愛かったから
そのまま三重県の田舎で1年間林業研修に参加する事にします
ところがその神去村に来てみると驚くほどの田舎で
携帯電話の電波が届かないのは当たり前、
まむしは出るわ、喋っている言葉も解らないわで速攻不安に。
研修に参加すれば、想像以上の過酷な現場に
凶暴で野性的な恐ろしい先輩飯田 ヨキ(伊藤 英明)が居て、
やっぱり夜にこっそり逃げ出そうとします。
すると偶然にもあのパンフレットの美女石井 直紀(長澤 まさみ)が
彼女が村に居る事が判ったので
結局留まり、しばらく林業に携わる事にするのですが
次々に襲いかかる過酷な体験、個性的な村人達との交流、
そして大自然を目の当たりにして少しずつ勇気は変わっていき…
イケメン伊藤 英明さんが片手で鼻をペッとかんだら最後。
怒涛の様に飛び出す大爆笑に加えて
自然を相手にする仕事に触れ、心が洗われる青春エンターテイメントです
この手の「成長していく青春もの」って
主人公がぐんと判りやすく変わっていくんですよね。
ところが勇気は根本的に変わらないで、微妙に変わったのがいいな~と思いました
他でもない人気上昇中染谷 将太君のセンスでしょう
彼はヴェネツィア国際映画祭で
最優秀新人賞(「ヒミズ(12)」)を受賞している通り
実力派の若手なんだけど
何かカチっとしていなんですよ。
いかにも今時の若者って感じでぽけら~っとしている。
だから先輩にしごかれ、仕事にも慣れ、村の生活にも馴染んで
だんだん山の男になっていくんだけど
ヨキとは違ってやっぱり都会で育ったというのをしっかり写しだしていた。
何とも甘~い目も魅力的なんですよね~
ウォーターボーイズ(01)で見出された妻夫木君同様
これからの日本映画界を背負って立つ俳優になるのを感じました
そして何と言っても素晴らしかったのは林業の描き方。
すでにハッピーフライト(08)で証明済みですが
仕事の奥深さをしっかり感じ取れるのです。
きっと敬意を持って描いているからだと思いますが
とても印象的だった台詞があります。
同じ自然を相手にする農業は
ちゃんと仕事したかどうかは、自分たちが収穫したものにはね返ってくる。
けれど、林業というのは
ちゃんと仕事したかどうかは、親が死んでみないと判らないと。
勇気がお世話になった中村林業は
沢山ある林業の中でも素晴らしい木を作るんです。
オークションに出せば高値が付く。
それを見た勇気の「こんなの一杯売ればお金持ちじゃん」的な発言を受けてなんですけどね。
こういう風に自分ではどうにもならないものを相手に商売するって
本当に奥深いんだな~とほんの少しだけ推し測る事ができました。
だからあんまり幽霊などの科学で証明できない事象って信じないけど
この映画で出ていた子供を見付けたシーンは
あるのかもしれないって思った。
まだまだ自分には知らない世界が一杯ありますからね。
あ、気が付けば感想にあんまり絵文字を使っていない
それだけ真面目に書いたって事だな
とは言え、何度も書いている様に爆笑シーンは一杯ありますから
単純にコメディ映画としても十分楽しめると思います
多くのところは来週一杯までの上映の様ですから、お早めに劇場でどうぞ
背筋がすっと伸びる映画です。
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