聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

こんな格好良い美女たちと是非お友達になりたい!

2009-09-30 21:41:43 | 洋画クライムアクション・バイオレンス
アカデミー賞の反対で
駄作と思われる作品に送られるのがラジー賞
不名誉な事に03年に受賞しているんだけど
よしおかは好きでDVDも持っています



チャーリーズ・エンジェル フルスロットル 


写真からも判る様にチャーリーズエンジェルの続編です。


いっつもはじけすぎだけど心優しい
ナタリー(キャメロン・ディアス)
昔から抜群の運動力で頭脳も明晰
アレックス(ルーシー・リュー)
そして、昔はやんちゃもしたけど今やチームのまとめ役
ディランドリュー・バリモア


そんな彼女たちは
声だけしか知らないボスチャーリーのもと
悪を倒す美女軍団・チャーリーズ・エンジェル

新たなミッションはモンゴル、シベリア国境で始まります。
3人は鮮やかに
アメリカ政府の要人を救い出すのですが…

これは難事件の序章に過ぎませんでした。


アメリカには大物に不利な証言をした人を守る
保護制度があって
存在を隠すために、偽名が与えられるんですね。

その名前が載ったリストが2つの指輪に隠されているんだけど
この指輪が盗まれてしまったのです


さあ、強くて美しいエンジェル達は
今回どんな風に事件を解決するのでしょうか



はっきり言ってこの手の映画に
ストーリーの複雑さを求めるのはナンセンス

だってこんなに格好良くて、ナイスバディ。
事件の為に平気で男をたぶらかす女性が
周りに居ますか

まさに映画の世界


しかもやっぱりコンプレックスとか悩みを抱えているんだから
一見無縁な世界に思えながらも
共感を覚えます

ナタリーは昔から付き合っていた
ピート(ルーク・ウィルソン)と同棲するんですね。
そうしたら、ディランはナタリーが
エンジェルを辞める事を想像しちゃって…
アレックスも辞めて
1人おばあちゃんになった自分だけ取り残されてるの


解るな~。
女性はきっと多かれ少なかれ
誰かと比べて
落ち込んだり不安になったりする部分があるんじゃないかな。

明るいタッチでこういうシーンを入れるあたり
制作にも携わる>ドリュー・バリモアのセンスの良さを感じます

ところでこの作品は多くのカメオ出演者が居る事でも有名。
指輪を持っていたベイリーは
ブルース・ウイリスだし
元祖連ドラのケリー役ジャクリン・スミスも出演しています。

体操選手のコマネチを育てた事で有名な
ベラ・カロリー監督や
ミュージシャンP!NKなどもね。

他にも沢山出演しているから
こんな所に注目してみるのも面白いかもしれません。
あなたは何人判るかな

余談ですが海外ドラマ好きのよしおかとしては
ルーシー・リューはアリーmy LOVE
マット・ルブランクはフレンズの印象がどうも強くて
2人が恋人なのに
ちょっとだけ違和感を覚えます。
むしろ、ちょっと嬉しさも混じった不思議な感覚かな

ダメージ シーズン2

2009-09-29 20:09:50 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
先日20日第61回エミー賞の受賞作品が発表され、
見事グレン・クローズが主演女優賞を連覇しました。
その結果通り迫真の演技が繰り広げられています。

このシーズンは作品賞をはじめ、
ローズ・バーンの助演女優賞、
オスカー俳優ウィリアム・ハートの助演男優賞、
大絶賛の最終話"対決"の監督賞など7部門にノミネート


  

ダメージ 2ND SEASON 

最終回で1つ増えました。
それほど今までの伏線が活きていたし
すんなり全てが絡み合いました。


前シーズンで恋人を殺された
エレン・パーソンズローズ・バーン

彼を殺したアーサー・フロビシャーテッド・ダンソン)が
生きている事が判り
復讐しようか許そうか悶々とする日々。


そんな気が晴れない毎日を過ごしている中
パティ・ヒューズグレン・クローズ)の法律事務所で
再び働く事にします。

何故なら前回の事件で
パティが自分を殺そうとしたとエレンが確信しているから

もともとパティを逮捕しようとしていたFBIに協力し
復讐しようとしているのです


一方、パティには10年ぶりになる
ダニエル・パーセル(ウィリアム・ハート)から荷物が届きます。

彼はエネルギー業界の大企業
アルティマ・ナショナル・リソーズ(UNR)を顧客に抱える
環境リサーチ会社の副社長兼検査主任。

ある秘密を知り、命を狙われ
パティに助けを求めてきたのですが
昔2人の間には何かあった様で
パティは力になる事を拒んでいました。

そんな矢先、ダニエルの奥さんが殺され…


前作は血だらけのエレンが
街をさまよう姿で視聴者の心をつかみましたが
今回はエレンが誰かに話しかけ、銃を発砲する所からスタート


フラッシュバックを巧みに使い
ニューヨークで活躍する敏腕女性弁護士の姿を描くリーガルサスペンス第2弾。
今回はどんな騙し合いが繰り広げられるのでしょうか











途中では全く意味をなさないシーンも
全てが完璧にラストに結びついた。

しかもちゃんとエピソード毎
面白く見られて、素晴らしい連ドラだと思います


相変わらず騙しあいでストレスが多いんですね。
それでも、次の回を見れば何かしら
ちゃんと答えが出て
また違う謎が出てきて、途中で止められない、まさに連ドラ。


この作品はリーガルサスペンスなので
法律にのっとり事件を暴いていくんですね。

今回、パティが暴こうしているメインの訴訟は
UNRが環境に悪い物質を垂れ流しているのに
公にせず、何とか誤魔化そうとしている事。

その証人として
フロビシャーと手を組む事にするんです。

それがエレンにばれた時
「ディビットを殺した証拠を掴めるかもしれないから」と。

「相談くらいしてくれてもいいのに。」って言葉にも
もう過ぎた事だから今更いっても仕方ないと
顔色一つ変えずに言っちゃうんだから怖いよね~

ああ、この人に反抗したって無駄だって
私なら諦めてしまうでしょう。

本当この2人は怖いですよ。
エレンとパティの駆け引きはすさまじいですよ。

女って怖いね~と
同じ女性でありながら思っちゃうもん


そんな中でもやはり騙されるのが恋愛関係
強敵パティをも騙すエレンなのに
ディヴィット殺しに関係のあるウェス・クラリック(ティモシー・オリファント)には
すっかり心を許してしまいます。
命を狙われているとも知らず…


ところでパティのパートナー弁護士を演じているテイト・ドノヴァン
私は青春ドラマThe O.C.で知りましたが
映画やドラマで脇を固めるベテラン俳優さん。

今回は第5話と第10話で監督もしているんですよ
こんな所も注目してみるといいかもしれませんね

となりの芝生

2009-09-28 21:04:07 | 邦画ヒューマン
若干、いらいらする
いえ、かなりいらいらしましたが
まあリメイクだから仕方ないね


となりの芝生  


先日最終回を迎えた
橋田 寿賀子ドラマです



次男である高平 要(大倉 孝二)と知子(瀬戸 朝香)は
結婚してから10年間、節約して
郊外ではあるものの新居を構えます。

知子の友人を招いたり
要が連絡もなしに後輩を連れてきたりと
何かとお金が掛かる時期にさらに物入りにはなっているけれど
それなりに新しい生活を謳歌していました。


そんな中、新しい家を見る為に
要の母親志乃(泉 ピン子)がやって来ます。

1週間位の事だと思っていたら
実は長男の嫁とやりあって
大阪の家を飛び出してきたとの事


「話がちがうじゃないか~」と
感情をあらわにしたのは以外や以外
要の方でした。

当然、ちょっとの間泊まるのと
これからずっと暮らすのは大違い。


けれど大阪の家で暮らすのはこれ以上無理だと悟った知子は
幸い部屋もあるので
一緒に暮らす事を提案するのです。

が、しか~しっ

最初は全然意地悪じゃない志乃が、
いざ暮らすとなったら、本性を出してきました


嫁と姑の問題はいつの時代も変わらない




現代「親と同居しない」と約束している夫婦も多いようだけど
実際、介護の問題とかあるし、そう簡単には物事進みませんよね。
核家族化が多い現在だからこそ
「同居」をテーマにしたドラマだそうです



リメイクとは言え
やはり一線で活躍されている脚本家。
リアリティがあったので
最後まで見たのですが…

どうしても許せない部分があった。
それは知子の友達時枝(三浦 理恵子)の存在。

知子に家庭の大切さを教える為に
要と関係を持つのです。

ドラマ的には知子が仕事の意味を
家庭の意味を知り、元の鞘に収まるという感動的ストーリーなのですが…

よしおかはこの時枝がどうしても許せない。
むしろ、
あなたが家庭を説く前に
よしおかが友達を説いてしんぜよう。

大体、自分が離婚してるくせに
(あ、まずいね。この書き方。
 でもだって絶対なしだもん、友達の旦那に手を出すなんて。
 しかも腹いせだから。)


という訳で
非常に一喜一憂しながら見ましたが、
リメイクしたならここはカットして欲しかった。


それでも最後まで見たというからには
充分考えさせられる内容でしたよ。

確かに昔ほどではないにしろ
今の時代だってこの種の問題はある。

言うなら自分の旦那さんは
自分と母親という立場の違う女性を大切な訳で
いわばライバル(笑)

どっちかの味方をすれば、もう一方は当然面白くない。

まあ個人的には奥さんを大事にして欲しいと思う。
だってお義母さんにはお義父さんが居るんだし。
でもお義父さんが亡くなっている場合もあるし…


まあ、つまり、100%の関係なんて無いに等しいんですよね。
結局お互いが譲歩してうまくやるしかない。


まあそう頭で解っていても、要にも頭にくる
確かによしおかも腹が立つように知子には甘い部分がある。
でも、自分の奥さんじゃない!
もっと優しくしてもいいんじゃないかな。
だから家庭の外に生きがいを見つけちゃうんだよ。


そもそも仕事なんていわば自分を作っている訳で
素の自分でずっと居られる訳がない。
だから皆自分がそのままで素直で居られる温かい家庭を求めるんですよね。

仕事上評価してもらっても
全く家庭での評価とはベクトルが違うんだけど
まともに働いたことない知子の様な人には解らないんだから
もっと優しく教えてあげればいいじゃない。

じゃなかったらキャリアウーマンと結婚すべきだね。
ちゃんと仕事の大変さを解っているからね。


よしおかはまだ結婚していないけど
好きな人のお母さんとは正直こんなに難しくないかな。
まあ結婚もしていないし
住んでもいないからと言われればそれまでだけど。

昨日なんて、1時間以上、
お互いの相手?
つまりお義理母さんにとっては旦那さんと息子なんだけど
結構一緒に愚痴ってたよ
むしろ、私には味方にも思えるんだけど

まあ、いずれにしろ、家族は大切。
でも、所詮は個の人だからねぇ。
全てが完璧なんてありえない。

失いたくないなら、失わないようにするしかないんじゃないのかな

第61回エミー賞(2009年:ドラマ部門)

2009-09-20 18:01:26 | 索引
人気ドラマの指標となるこの賞の授賞式、
今年は9月20日に行われました

予想通り、作品賞はマッド・メンが連覇達成

連覇と言えばブレイキング・バッドブライアン・クランストン
ダメージで敏腕弁護士を熱演しているグレン・クローズ
見事連覇を達成しました。

が付いているのが受賞作品です。

作品賞(7作品)

  ビッグ・ラブ 3RD SEASON
  ブレイキング・バッド 2ND SEASON
  ダメージ 2ND SEASON
  デクスター 3RD SEASON
  Dr.HOUSE 5TH SEASON
  LOST 5TH SEASON
マッド・メン 2ND SEASON


主演男優賞(6人)

  マイケル・C・ホール(デクスター 3RD SEASON)
  ヒュー・ローリー(Dr.HOUSE 5TH SEASON)
  ジョン・ハム(マッド・メン 2ND SEASON)
ブライアン・クランストン(ブレイキング・バッド 2ND SEASON)
  ガブリエル・バーン(イン・トリートメント 2ND SEASON)
  サイモン・ベイカー(メンタリスト 1ST SEASON


主演女優賞(6人)

グレン・クローズ(ダメージ 2ND SEASON)
  キーラ・セジウィック(クローザー 4TH SEASON)
  エリザベス・モス(マッド・メン 2ND SEASON)
  サリー・フィールド(ブラザーズ&シスターズ 3RD SEASON)
  マリスカ・ハージティ(ロー&オーダー: 性犯罪特捜班 10TH SEASON)
  ホリー・ハンター(女捜査官グレイス 2ND SEASON)


助演男優賞(6人)

  ジョン・スラッテリー(マッドメン 2ND SEASON)
マイケル・エマーソン(LOST 5TH SEASON)
  ウィリアム・シャトナー(ボストン・リーガル 5TH SEASON)
  クリスチャン・クレメン(ボストン・リーガル 5TH SEASON)
  アーロン・ポール(ブレイキング・バッド 2ND SEASON)
  ウィリアム・ハート(ダメージ 2ND SEASON


助演女優賞(6人)

  ローズ・バーン(ダメージ 2ND SEASON)
  サンドラ・オー(グレイズ・アナトミー 5TH SEASON)
  チャンドラ・ウィルソン(グレイズ・アナトミー 5TH SEASON)
  ダイアン・ウィースト(イン・トリートメント 2ND SEASON)
  ホープ・ディヴィス(イン・トリートメント 2ND SEASON)
チェリー・ジョーンズ(24-TWENTY FOUR- 7TH SEASON


監督賞(5人)

  ドット・A・ケラー(ダメージ 2ND SEASON【#13″Trust me″】)
  フィル・エイブラハム(マッドメン 2ND SEASON【#11″The jet set″】)
  ビル・デリア(ボストン・リーガル 5TH SEASON【#12、13"Made In China"Last Call"】)
ロッド・ホルコム(ER 救命救急室 15TH SEASON【#22"And In The End"】)
  マイケル・ライマー(ギャラクティカ 4TH SEASON【#20"Daybreak Part 2"】)


ゲスト男優賞(5人)

マイケル・J・フォックス(レスキュー・ミー 5TH SEASON)
  ジミー・スミッツ(デクスター 3RD SEASON
  エドワード・アズナー(CSI:ニューヨーク 5TH SEASON
  アーネスト・ボーグナイン(ER 救命救急室 15TH SEASON) 
  テッド・ダンソン(ダメージ 2ND SEASON)

元祖時系列シャッフル映画

2009-09-15 11:49:53 | 洋画クライムアクション・バイオレンス
「それ流行ってんの?」
「ううん。ミアの髪型」と何度も答え
皆の頭にが目に見えた19歳夏。

当時の私はクエンティン・タランティーノ監督にはまり
何とその主人公の髪型にまでしたというつわもの
そのヘアースタイルとは



このジャケットからも判るようにいわゆるおかっぱ
DVDももちろん私物で
今や廃盤になり、ネットではプレミアが付いています。


最近ではラストを先に見せて
つなぎ合わせる手法
つまり時系列通りに話が進まない映画ってよくあるけど
これ以前はほとんどありませんよね

圧倒的なセンスの良さを見せ付けた94年の犯罪メロドラマ



パルプ フィクション 



テーマソング「MISIRLOU(ミザルー)」は
もともとギリシャのポピュラーミュージックです。
演奏はディック・デイル&ヒズ・デルトーンズ
これでリバイバルヒットになりました



あるレストラン。
コーヒーを飲みながら、
ハニー・バニー(アマンダ・プラマー)と
パンプキン(ティム・ロス)が強盗の話をしています。
何処を襲ったら割が良いか。
それは…レストラン

2人はそのレストランで突如強盗と化し…

ウッ、ハッ、ウッ、ハッ
MISIRLOU


ペチャクチャ喋るビンセント・ベガ(ジョン・トラボルタ)と
ジュールス・ウィンフィールド(サミュエル・L・ジャクソン)は
ボスマーセルス・ウォレス(ヴィング・レイムス)に頼まれ
ある物を取り返す為に移動中。
目的地に到着し
これでもかと、銃をぶっ放し…


マーセルスに愛妻ミア(ユマ・サーマン)の
おもりを頼まれたビンセント。
ツイストダンスコンテストで見事トロフィーを手にして
ご機嫌で帰る2人。
ところがミアはドラッグのやりすぎで倒れてしまい…


ブッジ・グリッジブルース・ウィリス)は
勝てずに引退間近のボクサー。
マーセルスに八百長試合を持ちかけられ
受けたのに、勝つわ相手を殺すわで…



一見するとあまり関係ないように思えるこのエピソード。
全てが繋がった時…


タランティーノ監督の巧みな話術で
世界に引き込まれるカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品です



改めて見ても
何度見ても、飽きずに最後まで150分が経ち
サントラを聴きたくなる

よくまぁ出来た脚本ですよね~
そうそうアカデミー賞では7部門にノミネートされ
その内脚本賞を受賞しています。


一杯語りたい部分はあるんだけど
今回一番やられた~と思ったのは
トラボルタとサミュエルのTシャツ。

彼らはちゃんとマーセルスからの仕事を終え
1人、人質を連れて行こうとするんです。
ところが自動車の中で誤って殺してしまうんですね。
それを処理した後
それまで黒スーツ、黒タイといういかにもギャングスタイルだったのに
まぬけなTシャツ、短パン姿になってしまうんです。

それがなんとまあラストのシーンで活きています
あんなに格好良く強盗をやっつけたのに
思わずぷぷ~って笑っちゃいました

ちなみにトラボルタのTシャツは
カリフォルニアの大学のもの。
当時タランティーノ監督はそこの大学生と
交際していたんだって。
お茶目ね。

野球選手なら
「君の為にホームラン打つよ」的な感じ
あは


ところでタランティーノ監督はサントラが格好良いことでも有名ですが
個人的には
ブッジが難を逃れたと安心して
ホンダ車の中で一緒に口ずさむ曲
The Statler Brothers(スタトラー・ブラザーズ)の
FLOWERS ON THE WALLがお薦め
めっちゃカントリーでドライブにはピッタリ

その他にもMISIRLOUをはじめ
Kool & The Gang,Al Green,Chuck Berryなど
映像がまざまざと蘇る1枚です
良かったらサントラも聴いてみて下さいね

ティム・ロス(TIM ROTH)

2009-09-15 09:37:24 | 海外の出演者
何よりもよしおかにとっては
フォールームスの印象が強い。

昔バイトしていたジャズバーの店長のお薦めで見たんです。
そうそう、今はサント・チェーロという
イタリアンを営んでいて
最近アメあがりのホトちゃんの北海道ブックにも紹介されていました。


話がそれましたが、もちろん
パルプ・フィクションのオープニングで銀行強盗をし、
ラストに切ない背中を見せる彼を
語らずにはいられないしょう。

あと、大好きなレザボア・ドックスの重要な役も…

タランティーノ監督にとって
感謝しきれない俳優さんかもしれませんね。


よしおかの好きな役者さんの1人です



61年イギリス生まれで
もともとはアーティスト志望だったんですけど
大学時代に劇団に入り俳優になりました。

デビューはMEAN TIME(83)
ロブ・ロイ/ロマンに生きた男(95)では
アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ
監督デビュー作素肌の涙(98)では
ベルリン国際映画祭CICA賞受賞してますよ

主な作品

MEAN TIME(83)
レザボアドックス(93)
パルプ・フィクション(94)
フォールームス(95)
世界中がアイ・ラブ・ユー(96)
海の上のピアニスト(99)
ブレッド&ローズ(00)
ダーク・ウォーター(04)
コッポラの胡蝶の夢(07)
ファニーゲーム U.S.A.、インクレティブル・ハルク(08)

ヴェロニカ・マーズ 1ST SEASON

2009-09-14 23:40:47 | 洋画青春・ロードムービー
人気の海外ドラマを24時間放送するAXN
シーズン2がすでに放送されている新世代ドラマ。

マトリックスシリーズの、ジョエル・シルヴァーが手がける青春ミステリー

BS日テレで毎週金曜日23時から吹き替え版が放送され、
先日全22話が終了しました


ヴェロニカ・マーズ 1ST SEASON 


ティーンを中心に大ヒットしたという事実からも解るように
私の様なアラサーが見れば
まだまだ甘いわね~
と少し余裕を見せながらの反面
青春時代を懐かしんだりも出来ました


さらにセレブならではの問題も描かれ、
庶民はその生活が垣間見られて楽しいですよ



カリフォルニアの高級住宅街ネプチューンの
ハイスクールに通うヴェロニカ・マーズクリスティン・ベル)は
ある事件をきっかけに父の仕事である探偵を手伝う事になります。

そのきっかけというのが、彼女の親友であり
恋人のダンカン・ケイン(テディ・ダン)の姉である
リリー・ケインが殺されたというもの=リリー殺害事件
一見関係なく見えるエピソードもすべての根底はここ。



もともとヴェロニカの父・キース(エリンコ・コラントーニ)は保安官だったんだけど
リリーが殺された時、
犯人は父親のジェイク・ケインだと取調べをしてしまいます。


そのせいでケイン家の仲を壊したと噂が立ち
保安官をクビになり…
ダンカンとも別れる事に。
さらに母親も出て行ってしまうし、虐めの対象にもなりかなり辛い状況。

それでも芯を強く持って過ごす姿は大人顔負け



高校生探偵ヴェロニカが学校内の様々な問題を解決する中で
果たしてリリー殺害事件の真相を突き止める事ができるのでしょうか


最初にも書いたけど
このドラマはティーン中心。
だから正直自分世代が「面白い」「はまる」という
キーワードを期待して見てはいなかった。
でも最終回ですっかりやられました
それ位予想していなかった結末だったのです


もちろん冷静に思い返せば
しっかり伏線もあった。
だから最終回だけなら確実に5つ。




例えば、7話である衝撃的な事実が発覚します。
実は出て行ったヴェロニカの母=リアンとダンカンの父が
昔付き合っていたという事が


そして、自分はもしかしてキースの子供ではないかもしれないと。
それでいきなりダンカンに無視されるように別れたのだと。
本当にダンカンとは兄弟なのか?

もちろんそんな感じだからお互いに未練たらたらで…


なんと、リリーが殺された時に
リアンとダンカンの父が
ホテルで会っていたという事も発覚。
さらにリアンはアルコール依存症にもなっていた

キースとヴェロニカの親友の母は交際を始めるし…




う~ん
いいんじゃない
こういう青春を感じながらのミステリー。


主役のクリスティン・ベルがそれにしてもキュート
毎回彼女の笑顔とファッションが毎回楽しみな青春ミステリーです

惜しまれながら07年に3RD SEASONで終了しましたが
今回2ND SEASONを見たくなるような伏線も
また上手くはってあったのでこの後の展開も楽しみです

Dr. HOUSE 1ST SEASON

2009-09-09 19:34:36 | 洋画ヒューマン
最近の人気海外ドラマの主役って
ヒーローと言うより
むしろ人間的に駄目じゃんっていうキャラが増えてきた気がする。

昼間は警官なのに実は殺人鬼(デクスター
時代のせいでもあるけど、昼間っからお酒を飲んで
浮気も平気でする広告マン(マッドメン

そしてすごく優秀だけど
平気で毒を吐き
差別的発言もバンバン飛び出す医者が主役なのは

Dr. HOUSE 1ST SEASON 

今年度、第61回エミー賞にもノミネートされています



主人公のDr.グレゴリー・ハウスヒュー・ローリー)は
病気で右足の筋肉を失った為、杖をついて
プレインズボロ教育病院を歩いています。
嫌いだと言う理由で、白衣も着ずに
それが後々大きな問題を引き起こす事にもなったりするんだけど。


そんな彼に何かと注文を付けるのは
理事であり院長のリサ・カディ(リサ・エデルシュタイン)

彼女はDr.ハウスの患者に対する冷たい態度や治療法など
気に入らない理由が一杯あるんだけど
クビにせず雇っています。

何故か

それはDr.ハウスがひっじょ~~っに
優秀な医者だから


他の医師たちが判らなかったり
間違った診断を下した病気を見事に治療したりするのです
もしかしたらそれだけでは無いのかもしれないけど



しかも基本的に患者を直接には診ないのに

チームスタッフの部下アリソン・キャメロン(ジェニファー・モリソン)、
エリック・フォアマン(オマー・エップス)、
ロバート・チェイス (ジェシー・スペンサー)を
時にはなじったりもしながら理論的に突き詰めて。

そのシーンにはまるで
刑事が犯人を追い詰めていくようなドキドキ感があるのです

すぐには病名にたどり着けず
紆余曲折しながら、最後には見事病気を治す1話完結型の医療ミステリーです





全22話あっという間に見ました。
さすがはアメリカ史上最高の視聴率を記録した(2008年段階)だけあって
すばらしく面白い


久しぶりにはまるアメリカンドラマに出会いましたよ~


何が面白いってやはりDr.ハウスのゆがんだキャラと
病気治療の爽快さのギャップでしょう。

思わず「解決」という言葉を使いたくなるほど
このドラマはミステリーっぽいのです。

彼のチームは原因が簡単に突き止められない難病を扱っているんだけど
ああでもないこうでもないと議論し
治療を試し、失敗しの繰り返しで
ようやく最後に病名が判明するんですね。
それはまるで医学パズルです

だから患者が治癒した時
事件が解決したかの様なすっきり感がある。


それに比べてDr.ハウスの口の悪い事、悪い事
自分が言われたら確実に頭にくるでしょうが
ドラマの中だと思わず笑っちゃう
(え性格悪い?)

彼の口癖は
「患者は嘘をつく」
毒舌に加えて、人を信用しないんです。
でもそれは優しさの裏返しなんだろうな~と
Dr.ハウスが意外と悪い奴じゃないのも
私には解るし。
と、皆が思っちゃうのも魅力の1つでしょう

つまりこの天才的なお医者さんの才能と
嫌な奴という不思議なギャップがたまらないんですよね


病気を解明している振りして
登場人物の人となりをきっちり描いているのも魅力だと思います

Dr.ハウスについては今書いた通りで
その他アリソンはとても感情的。
すぐに患者さんに感情移入して心を痛めている。
そんな彼女だから
実は若かりし時、恋人がガンだと判っても結婚していた。
Dr.ハウス曰く
「完璧でないものを求める傾向がある」そうで
それゆえ、Dr.ハウスに恋愛感情を抱いたり…


正直、医療ドラマも沢山あって症例に関しては
大分見尽くした感のあった。
それなのにこのドラマは新しいと思えるのです。

特に後半のエドワード・フォグラー (チィ・マクブライド)が
病院の会長になった数話は面白かった。
金の亡者をやっつけてくれていつも以上に爽快感がありました


とにかく文句なしに
現在イチオシの海外ドラマ

第14話では「24」であのニーナ役を演じていたサラ・クラーク
ゲスト出演しています。

DVDは2ND SEASONまでリリースされているので是非ご覧下さい
よしおかも早めに突入する予定です


ちなみに最初に書いたように
ヒーローではない主役が求められているのは
何でも人に気を使ってばかりいる社会に疲れ
もっと素直に生きたいと人々が願っているからなのかもしれませんね。

ティルダの迫真の演技は見物です

2009-09-04 21:55:29 | 洋画クライムサスペンス・ミステリー
きっと頭をフル回転させ
集中力を絶やさず見れば
きっとどんどん面白くなってくるはず

そう信じて1時間位頑張っていたんだけど…
07年アカデミー賞作品賞にもノミネートされた作品


フィクサー 

フィクサーとはもみ消し屋の事です。



訴訟問題を扱う法律事務所に勤める
マイケル・クレイトン(ジョージ・クルーニー)

と言えば弁護士を思いたくなりますが
彼の仕事は゛フィクサー"=もみ消し屋。

つまり正義とは名ばかりで
専ら公には出来ない会社ぐるみの問題を
世の中にばれないようににする仕事。

ですから嫌気をさし、
この仕事を辞めようと
飲食店経営に財産をつぎ込んだ矢先
それにも失敗し、全財産を失う事に。


同様に虚しさを感じていたのが
同僚のアーサー・イーデンス(トム・ウィルキンソン)
彼はうつ病にもなり
挙句の果て、お得意先の会社の不正を暴こうとします。


病気でもあるし
そこまでひどい不正だと思っていなかったマイケルは
何とかアーサーを説得しようとするのですが…




ジョージ・クルーニーが制作に名を連ねた事でも話題になったサスペンスです


この作品で
不正していた会社の法律担当を演じた
ティルダ・スウィントン
アカデミー賞助演女優賞を受賞しています

その事実通り
ラストの方でジョージとやりあうシーンがあるんだけど
半端じゃない緊張感

家でベッドに横になって見ていたのに
思わず起き上がって
TVに近づいてしまいました
このシーンに1つ足しておきます。


とまあ、誉めている割に評価が低いのが
気になりますか


だって正直、時系列シャッフルを使う意味が
解んないだもん

パルプ・フィクションに代表される様に
時間が流れ通りに進まないこの手法。

この作品でもラストが最初の方で見せられ
何故そうなったのか、徐々に明らかになっていきます。

でもこの手法を使う大前提として
今をしっかり魅せなければいけないと思うのです。

つまり場面が切りかわった時に
さっきのシーンは何だという疑問が残っては
次のシーンに頭を切り変えられないのです。

そうこうしている内に
変な集中力を必要とされ、ストレスが溜まる

しかもこの作品は1時間足らずで
ラストの意味が判っちゃう
それなら最後まで見る必要ないじゃ~ん

そんな訳で、
本日は辛口エントリになってしまいましたが
改めてパルプ・フィクションはすごいなというのが解って収穫
近々、また見~よぉっと