内容よりも何よりも
あまりに壮大なスケールに目を奪われ、
「これはどこで撮影されたんだろう」という事ばかり
気になっていました
そして、犬たちもここまでの演技ができるものなの
97年の「もののけ姫」に抜かれるまで
邦画で興行収入1位を保持していた大ヒット作
南極物語
タロとジロの奇跡の生還を描いた物語は
現在「南極大陸」というタイトルで
キムタク主演の連ドラとしてもO.A.中
一方、こちらは83年の蔵原 惟繕【これよし】監督作品。
昭和31年、世界が南極に足を踏み入れようとした時、
敗戦した日本は、復興の為にも
夢を持って南極観測隊を送り出します。
厳しい冬を乗り越えるために
15匹の樺太犬と共に。
吹き荒れるブリザードの中、
探検するには犬に頼る事が必要だったのです。
とは言え、犬だって南極は初めて
犬係となる地質学者の潮田 暁(高倉 健)と
越智 健二郎(渡瀬 恒彦)の
親身な訓練のもと乗り込んだのですが…
これ以上は無理だと
第2次越冬を断念せざるを得なくなり
犬達を置き去りにする事に
自責の念に駆られた潮田は
だんまりを決め、北大講師の職も辞めてしまいます。
もちろん、越智だって…
1年後。
2人が再び南極に行く機会に恵まれ、そこで見たのは
3年の歳月を費やし、
健さんが本当のブリザードにも襲われ、耳を負傷してまで作られた
空前の大ヒット作です
そりゃそうだ
そうですよね、あれだけの大自然
やっぱり本当に南極にも行ったんですよね~
ちょっとセットとかでどうにか出来るスケールじゃないですもんね。
でも、裏を返せば、″南極ロケ″
あまりに美しい自然が織り成す風景は
映像を見るだけでも価値があります
「炎のランナー」でオスカーを手にした
ヴァンゲリスの音楽もまた重厚で
美しさと厳しさを表現していました
そしてもう1つこの映画の重要な要素が
犬わんわん
何~~あの表情
思いっきりネタばれ警報ですが、
タロとジロだけが生き残ったというように
他の犬は様々な理由でいなくなってしまいます。
最初の難関、鎖を外せなかった…
アザラシとの戦いに敗れてしまった…
崖の下に落ちてしまったなど…
それをどうにもできずにただ見ている事しかできない
仲間の犬達のあの顔
痛々しすぎる~~
どうやってあんな顔させたんだろう
自然を前にした生き物の″無力さ″を感じるシーンは
犬の顔なくしてはありえない。
アカデミー賞ものの演技です
ちなみに現在放送されている連ドラの方は、
私は数話見て、リタイア
ではこの作品と比べて、著しく駄目な部分があるかと言えば
そういう訳ではない気がします。
単に″時代にあっていない″だけな気が…
某議員さんが事業仕訳で
「2位じゃ駄目なんですか?」と発言し
この部分だけ何度も取り上げられていますが、
実はこれ″時代″をすごく象徴した言葉だと思います。
今なら私も「1位にならなくてもいいんじゃない」と
蓮舫(あ、言っちゃった)さんの意見に賛成ですが、
戦争に負けた日本は1位じゃなきゃいけなかった。
もう世界に負けていないんだという事実が必要だった。
その1つが「南極に行く」事であり、
それを受け入れた成長期の日本だったんじゃないかという気がしてなりません。
つまり、先の事業仕訳に関して言えば
「1位に拘っている」時代ではもうないんだと。
いつまでバブルを引きずっているのか?
もっと他にやるべき事があるでしょと。
ただしこの時代は必要だった。
この映画の偉大さは
そういう時代があったと知る事ができる部分なのかもしれませんね
あまりに壮大なスケールに目を奪われ、
「これはどこで撮影されたんだろう」という事ばかり
気になっていました
そして、犬たちもここまでの演技ができるものなの
97年の「もののけ姫」に抜かれるまで
邦画で興行収入1位を保持していた大ヒット作
南極物語
タロとジロの奇跡の生還を描いた物語は
現在「南極大陸」というタイトルで
キムタク主演の連ドラとしてもO.A.中
一方、こちらは83年の蔵原 惟繕【これよし】監督作品。
昭和31年、世界が南極に足を踏み入れようとした時、
敗戦した日本は、復興の為にも
夢を持って南極観測隊を送り出します。
厳しい冬を乗り越えるために
15匹の樺太犬と共に。
吹き荒れるブリザードの中、
探検するには犬に頼る事が必要だったのです。
とは言え、犬だって南極は初めて
犬係となる地質学者の潮田 暁(高倉 健)と
越智 健二郎(渡瀬 恒彦)の
親身な訓練のもと乗り込んだのですが…
これ以上は無理だと
第2次越冬を断念せざるを得なくなり
犬達を置き去りにする事に
自責の念に駆られた潮田は
だんまりを決め、北大講師の職も辞めてしまいます。
もちろん、越智だって…
1年後。
2人が再び南極に行く機会に恵まれ、そこで見たのは
3年の歳月を費やし、
健さんが本当のブリザードにも襲われ、耳を負傷してまで作られた
空前の大ヒット作です
そりゃそうだ
そうですよね、あれだけの大自然
やっぱり本当に南極にも行ったんですよね~
ちょっとセットとかでどうにか出来るスケールじゃないですもんね。
でも、裏を返せば、″南極ロケ″
あまりに美しい自然が織り成す風景は
映像を見るだけでも価値があります
「炎のランナー」でオスカーを手にした
ヴァンゲリスの音楽もまた重厚で
美しさと厳しさを表現していました
そしてもう1つこの映画の重要な要素が
犬わんわん
何~~あの表情
思いっきりネタばれ警報ですが、
タロとジロだけが生き残ったというように
他の犬は様々な理由でいなくなってしまいます。
最初の難関、鎖を外せなかった…
アザラシとの戦いに敗れてしまった…
崖の下に落ちてしまったなど…
それをどうにもできずにただ見ている事しかできない
仲間の犬達のあの顔
痛々しすぎる~~
どうやってあんな顔させたんだろう
自然を前にした生き物の″無力さ″を感じるシーンは
犬の顔なくしてはありえない。
アカデミー賞ものの演技です
ちなみに現在放送されている連ドラの方は、
私は数話見て、リタイア
ではこの作品と比べて、著しく駄目な部分があるかと言えば
そういう訳ではない気がします。
単に″時代にあっていない″だけな気が…
某議員さんが事業仕訳で
「2位じゃ駄目なんですか?」と発言し
この部分だけ何度も取り上げられていますが、
実はこれ″時代″をすごく象徴した言葉だと思います。
今なら私も「1位にならなくてもいいんじゃない」と
蓮舫(あ、言っちゃった)さんの意見に賛成ですが、
戦争に負けた日本は1位じゃなきゃいけなかった。
もう世界に負けていないんだという事実が必要だった。
その1つが「南極に行く」事であり、
それを受け入れた成長期の日本だったんじゃないかという気がしてなりません。
つまり、先の事業仕訳に関して言えば
「1位に拘っている」時代ではもうないんだと。
いつまでバブルを引きずっているのか?
もっと他にやるべき事があるでしょと。
ただしこの時代は必要だった。
この映画の偉大さは
そういう時代があったと知る事ができる部分なのかもしれませんね