佐々木 蔵之介

県庁の星を見て気になり、エントリ。


2008年にはアフタースクール や連ドラモンスターペアレントで個性を出し、
ギラギラで初主演。
佐々木さんにとって実力が認められた年になったのではないでしょうか?



そして彼のあたり役となったのは
ハンチョウシリーズの安積剛志役。
現在はすでにシーズン4を放送しています




その他にもチャレンジドでは主演として
盲目の教師を見事に。

ますます目が離せない役者さんです




よしおかとしては、アフタースクールの役柄が一番はまっていると思うので
今の現状を評価しつつ
悪役に期待しま～す


あ、ざっとの経歴ですが
68年2月4日生まれで、
素敵なお父さん役の「NOAHや「au」のCMでもお馴染みですね。
明星食品「究麺」にも出ていますよ。


神戸の大学に通っている時、「惑星ピスタチオ」をいう劇団で活動を始め
98年の退団まで舞台を中心に演技していました。

現在はケイ・ファクトリーに所属。

実家は造り酒屋で彼の芸名はここからきています。
かなりの酒豪だそうですよ



主な作品


船を降りたら彼女の島（02）
踊る大捜査線THE MOVIE2（03）
電車男、サマータイムマシン・ブルース（05）
医龍【TV】（06）
県庁の星、間宮兄弟、ＵＤＯＮ、アジアンタムブルー(06）
愛の流刑地、憑神、椿三十郎(07）
ぼくたちと駐在さんの７００日戦争、アフタースクール、20世紀少年第1章（08）
モンスターペアレント、ギラギラ【TV】（08）
誰も守ってくれない、20世紀少年第2章、守護天使、群青 愛が沈んだ海の色（09）
ハンチョウ【TV】（09～継続中）
トライアングル、オルトロスの犬、不毛地帯、チャレンジド（09）

″家族″を想う不器用な男の物語

公開された当時
良い評価を耳にしたので
DVDをレンタルしてちらっと見たのですが…



まさにこれは今の年齢、
環境になって見たから感動したのでしょう。

″見るにふさわしい時期″がきたんです。


こ～んなに泣ける映画だったんですね～
最後の30分は、ほとんど泣きっぱなし。


鉄道員



同時にあの不思議な少女の意味を
先に知ってから、見たのが良かったんだと思う


99年、降旗　康男さんの監督作品です。





北海道の小さな町に暮らす
佐藤　乙松（高倉　健）は
まもなく定年を迎える、ほろむい駅の駅長。


親友にその後を心配されても
″自分には鉄道の仕事しかできない″と断り、
生まれたばかりの娘雪子や
妻静枝（大竹　しのぶ）の死に目にも合えず働いていた
根っからの鉄道員＝ぽっぽや。



そんな彼が人生を捧げてきた
″ほろまい線″がまもなく廃止になるという時…


乙松は1人の不思議な少女に出会います。


赤いマフラーをしたその女の子は
深夜なのに1人でやってきて
次の日はお姉ちゃんが、
その次はそのまたお姉ちゃんが…



戦後の日本を支えてきた
″仕事一筋の男″の人生の哀歓を描いた物語です












ほとんどのレビューに書いてあるし、
私も知ってから見て良かったと思ったので…




ネタばれ警報ですよ









乙松の前に現れた女の子は
生まれてすぐに亡くなった雪子だった


普通なら″幽霊″という言葉を使ったり
ジャンルがファンタジーになったりしそうですが、
まぎれもなくこれは感動のヒューマンドラマです



乙松はいわゆる″家庭を省みない男″
今の時代なら古臭いと嫌がられるか
自分の居場所がなくなるか
いずれにしても、時代は求めていない



でもちょっと待って


そんなお父さんたちが居てくれたからこそ、
今の豊かな日本があるんですよね。

もちろん、失われたものもあるでしょうけど、
その功績には感謝しないと


そしてそんなお父さん達が
″家族″を想っていないのかといったらそうじゃない。

言葉に出さないだけで
″家族″が大切なのは一緒。

だから女の子が雪子だと判った時は
もう切なくて、切なくてねぇ


むしろ大分前から私は知っているから
登場してきたあたりから、うるうる。。




そうだよね～。
女の人は確かに解っていても
″言葉にして欲しい生き物″


だから外国の真似して
色々言ってくれるのも嬉しいけど
なかなか上手く伝えられない男も魅力的じゃありません


少なくてもこの年になると
口ばかりの男は信用できない


不器用な男のどこが悪いんじゃ




私達はもしかしたら
日本の誇るべき
″推し測る想い″や″情″みたいなものを
忘れかけているのかもしれませんね。


そういう意味で
この物語は
″仕事一筋の男が報われた″という気がしましたよ。


今回は山田　洋次監督が
家族の映画として選んだからというのもあるんでしょうけど
まさに"家族を想う不器用な男"の物語。

人が一生懸命になる時、
必ずや背後に誰かがいるものです。


たぶん、この数年の中では1番感動したんじゃないかしら
歴代の中でもかなり上位に入る作品です




そして偶然にも
親友の奥さん役として田中　好子さんが
出演していらっしゃいました


テレビで放送されたのは10日だったので
まさかこんな事になるとは…


静枝を1人で死なせた乙松に
静かな怒りをぶつけていた田中さん、
心よりご冥福を申し上げます。

フルハウス 5TH SEASON

今まではどちらかと言うと
笑いについてより、
感動した部分ばかりの感想を書いてきたけど
このシーズンはコメディの本領発揮


毎回、毎回笑い所がたっぷり

特にダニーパパのキレイ好きがボディブロー

だって～ぇ
曜日毎に拭き掃除、洗濯、乾拭きとか
やる″片付け″を決めてるんだよ～





フルハウス 5TH SEASON


ミシェルが言葉を覚える時も
掃除道具から教えてるし




奥さんを亡くしてから
3人のパパで
3人の娘を育てているTVキャスターのダニー・タナー（ボブ・サゲット）


あ～～んなに小さかった子供達は
ぐんぐん大きくなり
長女DJ（キャンディス・キャメロン）は
もう高校生


次女ステフ（ジョディ・スウィーティン）は
口だけでなく
ダンスも上手で、スペリング大会ではクラス代表
けれど、負けん気が強くて…


5歳になったミシェル（メアリー=ケイト&アシュレー・オルセン）は
パパに見習って、キレイ好き



さらにおいたん＝叔父さんジェシー・カッツォポリス（ジョン・ステイモス）と
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（発音のせいか、途中から変わった）
レベッカ（ロニー・ローリン）夫妻には
双子の男の子が誕生


TVで″子供のお兄さん″として順調にキャリアをのばしている
ジョーイ・グラッドストーン（デイヴ・クーリエ）も盛り上げて
タナー家は、ますますにぎやかです













この様なコメディの笑いを解説するなんて
無粋だけど
今回ばかりはさせて下さい
だって、この面白さを一緒に分かち合いたいんですもの



以前いい味出していると書いた
DJの親友キミーことギブラー（アンドレア・バーバー）


彼女はタナー家の皆に嫌われているんだけど
ステフは顔を見る度

「なんでお姉ちゃん、こんな人と友達なの」と
嘆いています。


そんなキミーがアルバイト先の映画館で
デート中の彼女に協力して
妹2人を無料で入場させます。


チケットがない2人は、支配人に見付かり
事務所に連れて行かれた時、
「私の名前を出さなきゃいいけど…」と言った
キミーの心配をよそに…（#14″DJの良心″）



レベッカが産んだ双子のベイビー。
親でさえ、区別が付かず、
目印は靴下
それを脱がしてしまったものだから…（#11″どっちがどっち!?″）





もしろん感動するエピソードもありますよ



DJが学校で″キスが下手だ″と噂されるのです
断った相手が嫌がらせに
当然、そんな事親には言えず…

あまりに心配して嗅ぎまわるダニーパパに

「心配してくれるのは嬉しいけど
　この年になったら、相談しない事もある。」と。


が～～ん
そうだよね～、もう高校生だもんね～。
数か月前までは小学生だったのに～～ぃ。
（そりゃそうだ。実際3ヶ月でこのシーズンまで見てるからね）


親って切ないね～。（#5″子離れできないパパ″）



そんな子供にべたべたなパパだけど
教育する時は、しっかり言い聞かせます。


ステフはスペリング大会の
（これはアメリカでは恒例の大会らしいですよ。映画にもなってるし）
学年代表になったけど
あっさり他のクラスの子に負けてしまうのです。


優勝した子が家に訪ねて来た時
悔しい彼女は
2人での勝負を申込み、再び破れます。

正々堂々と勝った相手に
捨て台詞を吐いて、部屋を出ていったものだから…



パパは（#17″負け方の美学″）

「どんなに得意なものでも
　世の中には必ず自分の上をいくものが出てくる。
　そんな時に、どうして相手を認められないのか」



ひゃ～
なんてダニーパパは人格者なの

こんなまっとうなしつけをできる人はどれくらいいるんだろう
少なくとも私はできません



このドラマを見ていると
ハッと気づかされる事もいっぱい


もちろんそんなダニーだって完璧じゃない。
笑いのネタにされている″キレイ好き″は異常で
皆に面倒臭がられることもしょっちゅう。

この駄目な部分を受け入れている″寛容さ″も魅力なんですよね。

本当、温かい愛に溢れたタナー家で、お世話になりたいものです

″家族″は崩壊するものではなく、ただあるもの

山田　洋次さんが
監督生活50周年を迎えるにあったって
現在BSプレミアムでは
山田　洋次監督が選んだ日本の名作100選と題して
2年に渡り、日本映画の代表作を放送しています



その1作目が


東京物語



世界的に有名な小津　安二郎監督作品で
テーマは"家族"


1年目の企画ではこの"家族"にスポットをあて
日本映画が「どのように描いてきたか」を
見ていくことになります。


意外や意外。
私はこの戦後の家族を見て
今と同じだと感じました。




広島県に住む
平岡　周吉（笠　智衆）ととみ（東山　千栄子）は
東京で暮らす子供たちの家を訪ねます。


けれども長男はお医者さん、
長女は美容師として今の生活があり、
なかなか時間を取れません。

結局自分の仕事を休んでまで
2人と一緒に過ごしてくれたのは
戦死した次男の嫁紀子（原　節子）だけ…


その後予定より少し早めに帰った
とみの体に異変が起きるのですが…




終戦から8年。
まだまだ先の見えない中で
変わりゆく家族の関係を描き、
世界的に評価されているヒューマンドラマです









年齢のせいなのか、
最近非常に"家族"を描いた映画やドラマを
好んで見るようになった。

だからこの企画は私にとって
タイムリーと言えばタイムリー。



裏を返せば、
"誰でも"
年を重ねていくとだんだんそこに行きつくのでしょう。
山田監督も、その特番の中でおっしゃってましたけど。


そんな私が″同じだ″と言うのは
いつの時代も、
″家族が「崩壊しつつある」と危惧するものだ。″と感じたから。

年を重ねた人が「今の若い者は」と嘆くのと一緒。



この映画の中では
母親が亡くなった時でさえ
自分で仕事をしている2人はさっさと帰ってしまった。
大阪に勤めている息子も。


少し残って周吉を支えたのは、紀子だけで
それに不満をもらした1番下の次女（香川　京子）に
彼女はこう言います。


「大人になると自分の生活が大事になるものなのよ。
　嫌だけど、仕方のない事だわ。」と。


ここが肝ですよね。
本来なら、
″家族は支えあうもの。何をおいても優先すべきもの。″


その姿が崩れていっている、
憂慮すべだって事ですよね。



正直、今から50年も前は当たり前だと
この映画を見るまで私は思っていた。
でもその時代からそれを心配していたなんて…



今と何ら変わらないって事じゃありません



つまりね、
誰もが″何より優先しあう家族″を理想としている。

けれど現実問題
仕事や自分の子供、パートナー、親、パートナーの親…と
どこかを優先させたら、
何かを、誰かを諦めなければいけない。
全部を1番にするなんて不可能な訳です。


だから別に″自分の生活が大事だから″とかの次元ではなく
当たり前なんだと思うのです。


何ら家族は崩壊していない。
単に昔みたいに判り易い形をしていないだけで
親や子を思う気持ちは今も昔も同じ。


ろくでもない親や子供は昔だっていたし
実際、周りでもよくそういう話を聞きますよ。
だだ現代の方が明るみに出やすいだけで。


そもそも「崩壊している」と心配する人は
だいたいその渦中にいなくて一歩引いて、
俯瞰で見ている。
だから「理想像」が全面に出て、ますます心配してしまうんじゃないかなぁ。


そう考えると、
単に寿命が延びている分、
結婚や子育てが少しくらい遅くなったって
大して問題じゃない


現に私の周りの家族は、
文句ばっかり言ってるけど、
客観的に見て、愛に溢れていると思いますよ。

一緒に居られれば十分で、
それ以上は求め過ぎなんじゃない？
そもそも家族に「あるべき」形なんてないんじゃないかなぁ






なるほどな～
その時々の″問題点″をしっかり描いている作品を見ると
今の問題点が浮き彫りになったり
逆によい部分に気づかされたりと
考える材料にもなるんですね～～


非常に興味深く拝見しました




とまあたぶんこの日本を代表する作品に
こんな変な感想を書く人はいないでしょうが
年を重ねて
それこそ私に子供ができたら、また見たいなぁと思います



そうそう、12月には山田監督が
この作品をリメイクした″東京家族″が公開されます
う～ん、今から楽しみ

救命医ハンク シーズン1

Dr.HOUSEが登場した時も
相当新しい医療ドラマだなぁと思いましたが、こちらも今までにありませんよね～

だって主人公は″コンシェルジュ・ドクター″
そんな職業があるなんて知っていますか

数少ないけど実在するこのお医者さんを扱っているのは

ロイヤル・ペインズ 1ST SEASON


昨日から、2ND SEASONの吹替版が始まり、
字幕版が日曜日からWOWOWでスタートするので
まだ見ていなかった分を一気見しました

すでに本国では6月から3RD SEASONの放送が決定している
この最初のシーズンは09年全12話OA


ハンク・ローソン（マーク・フォイアスタイン）は
ERで働く優秀なドクター。

ところが病院の理事より容体が深刻な患者を優先させ、
結果的に亡くなった事で
責任をとらせれクビになってしまいます…

そこで人生一転

最初は自暴自棄になり
婚約も解消され、ボロボロになっていましたが
弟エヴァン（パウロ・コスタンツォ）の無理やりの誘いがあって、
高級住宅地ハンプトンズでコンシェルジュ・ドクターをする事に

流石は患者がケタ違いのセレブなだけに
我がままもいいとこ、我がまま

けれど医者として″患者を救う″のはどんな相手だって一緒。

ハンクは次々に信頼を得て
″ハンク・メド（ハンク救命室）″の仕事は増えていくのですが…

″コンシェルジュ・ドクター″とは専属の医者、
つまり″お抱えお医者さん″

ER-緊急救命室-の緊迫感と
THE O.C.の高級感を兼ね備えた新しい医療ドラマです


すごいね～。
世の中にはいるんだね～、お金持ち。
"お抱え運転手"は聞くけど
"専属医"ね～～


もちろん運転手さんのように
いつも仕事がある訳じゃないので
その雇い方は色々みたいですよ。

月幾らとか1回○○円（←あ、ドルか）とか。


けれど1つだけ言えるのは
とてつもなくお金がかかるって事
雇い主は桁違いのセレブ




だからね～
単純に見ていて楽しい


舞台になっているのは
"パンプトンズ"という東海岸のビバリーヒルズとも言われる
アメリカ有数の高級住宅地なんですね。


私には一生縁のない場所なので
その景色を拝めるだけでも
見る価値がありそうです


ジャンルは医療ドラマなので
当然治療していく過程も楽しめますよ。

その原因不明の症状を解明していくのは
Dr.HOUSEに近いかもね


ちなみにタイトルの″ROYAL″には″王室の、威厳のある″だけでなく
″並外れた、すごく″という意味が、
″PAINS″には″痛み″だけでなく
″嫌な人、もの″という意味があるので
「セレブの痛み」とその患者を指す「すごく嫌な人達」というWミーニングになっていますよ。


さて、このシーズンは全12話とまだ様子うかがいな部分があって、
本番はこれからでしょう


このドラマもクリフハンガーで
最後自分を苦しめたハンクの父が
弟を巻き添えにハンクのお金を根こそぎ奪ってしまったのですが…
続きは日本初お目見えのWOWOWで鑑賞する事にしましょうかっ

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グレイズ・アナトミー 6TH SEASON

日本ではどこよりも早く、WOWOWで放送されているこのドラマ。

先日最終回を迎えました。



衝撃的な幕を閉じた1ST SEASONに
匹敵する位、
内容の濃いシーズンだったんじゃないかなぁと思います





グレイズ・アナトミー 6TH SEASON



初めて見る方にとっては
ちょっと重すぎるタッチかもしれませんが、
ずっと見続けたきた方には
キャラクターが成長すると共に番組も成長した感じがとても心地良いのではないかしら




もちろん人気のスピンオフ番組プラプラとのクロスオーバーも健在で、
扱っている内容は決して明るいものではないけれど、
何だか妙にテンション上がりました




前シーズン、命を救うためバスの前に飛び出し、
誰かも判らない重症で、
シアトル・グレース病院に運ばれてきたジョージ。



スタッフの必死の手当にも係わらず、
彼は亡くなり、
病院に暗雲がたちこめます。


そんな重い空気の中、
加えてここにも不況のあおりが…




子供なんて全然好きじゃない
クリスティーナ・ヤン（サンドラ・オー）が小児科に行こうとしたり、
長年勤めていた部長がクビになったりと、
職を失う人が出てくるので、
皆ピリピリしていて足の引っ張り合いも…





さらに病院に残れたからってそれで済む訳ではありません。



慣れたスタッフがクビになっていて
思うように治療が進まなかったり、
統制のとれない状況に指導者達が悩んだり…



誰も時代の流れにさからえない様に、
当初のレジデント（日本でいうと研修医が近い）達も試練に立ち向かい、敗れ、
成長していく医療メロドラマ。

第6弾は今まで以上の重いタッチで
過去最大の事件が発生しますが、それでも穏やかな希望の光が差し込んでいます














ジョージ役T・R・ナイトや
イジー役キャサリン・ハイグルの降板は色々言われていますが…
メレディス役エレン・ポンピオは前半産休です



ドラマの中では散々悩ませてきたお父さんに
肝臓の一部をあげて（＝生体肝移植）休む事になっていますが、
昨年音楽プロデューサーとの間に第一子を出産

前半は明からに、ぷっくりしていますよ。




という訳で、
レジデントとしてスタートした5人の中に登場しなくなった人がいるので、
必然的に新しいキャラクターが登場してきて、
マンネリが解消されたのもあるかな



イジーとアレックスの関係はあまりにぐだぐたしすぎていたので
個人的には終わってくれて嬉しい





新しいキャラで活躍しているのは、
小児外科医アリゾナ・ロビンス役ジェシカ・キャプショー。

救える命をひろいあげる医師としての使命をしっかり持ち、心優しい彼女。
何に対しても真摯な生き様が素敵
本当、たったワンシーンでもキラキラ輝いていますもん

さらに同性愛者であるという役所も
自然にこなしています

彼女は今シーズンからレギュラー出演に昇格し、
#8″涙のバースデー″では主役級の扱い


ただしラブラブであったカリー・トーレス（サラ・ラミレス）とは
将来の理想の違いから…


確かに家庭を築く年齢になって描くものが違うと
お互いを好きでも一緒にいられないよね。
それでも本当に大切なら、今回の様になるのかしらね




もう1人がカイラ・リー


プライベートではお母さんなんだけど、
そんな事微塵も感じさせず、
まだまだ半人前で悩み、苦しむ若き研修医を演じています


その彼で
敏腕形成外科医マーク・スローンも好き


今回亡くなったジョージは
特別顔が格好良い訳じゃないけどとてもモテた。
レクシーもその1人だったんですね。


だから皆が悲しんで、彼女も泣いている時に
とても不謹慎な発言を…
これがいかにも彼らしく憎めません

ぶっちゃけ、イケメンだから許せるんだな、はは。

実際彼を演じているエリック・デーンは超イケメン

最近ではクリスティーナ・アギレラ主演の
映画バーレスクにも出演していますので、是非チェックして下さい


ちなみにマークには今シーズン大変な事が起こります。

今までの彼にはない感情が出てきて、成長した様ですが…






ところで、今シーズンの個人的なベストエピソードは
#22″忘れえぬ人"


まるで1つのお皿にステーキから刺身、サラダ、ガトーショコラが入っているみたいに
すごく濃厚なお話でした

くすっとはあっても
そんなに声を上げて笑う事はないのに、
ミランダとお相手のエレベーターエピソードは面白かった～

レクシーとマークのお話も…

アレックスの医者としての態度も素晴らしかったし

本当に面白かった



その他にも#10″サプライズ・ギフト″は
メディカル・ドラマならではのクリスマスって感じがして新しかった


そりゃ、もみの木やイルミネーションがあった方が
映像としては盛り上がる。
けれどそんな雰囲気の中にばかり人はいる訳じゃない。
それを上手く表していて、
医療現場なりのクリスマスが心地よかった。



そうそうこのドラマは選曲が良い事でも知られていますが、
Ingrid Michaelson（イングリッド・マイケルソン）の歌が流れて（"Snowfall"）
その雰囲気をひきたてていました


彼女のeveybodyという曲は、今シーズンWOWOWのこのドラマのテーマソングでもあります。


ゆるやかなテンポと彼女の優しい歌声が心地良い
iTunesからもダウンロードできますので
良かったら聴いてみて下さいね




私はアルバムを買っちゃいましたよ～
現在のヘビー・ローテーション






さて、本国でも人気を取り戻したこのメディカルドラマ。

今シーズンは、悲惨ではあるものの
今のアメリカンドラマがほとんどそうである
クリフハンガーではなく、
一応の着地点を示しました。


とは言っても、こんな恐ろしい事件に巻き込まれたんだから
皆がどう乗り越えていくのか気になりますよね～～



嬉しい事に
現在本国アメリカで放送中の7TH SEASONが
早くも7月にWOWOWで放送決定

いつもは秋スタートだから、
いつも以上にタイムリー
何でもミュージカル・エピソードもあるようですよ

まだご覧になっていない方は、一気に追いついて一緒に楽しみましょう

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プライベート・プラクティス 3RD SEASON

本家のグレイズ・アナトミーに追いつけ、追い越せで
徐々に人気が出てきているスピンオフ



最近は様々な形の医療ドラマが出てきている中、
こちらは真っ向から勝負している感がある



つまり"命"を真剣に考えなければならない重い場面が
多く出てくるのです

それでもアクションの様に、次から次へと見たくなる



プライベート・プラクティス 3RD SEASON



09～10年にかけてO.A.された全23話、
先日WOWOWでどこよりも早く放送されました




それにしてもこのドラマは
シーズンを重ねる度に深みが増してきていますね～








前シーズンの最後
患者にお腹を切られ、
赤ん坊を奪われてしまったヴァイオレット・ターナー（エイミー・ブレネマン）


母子ともに何とか一命は取りとめたものの
彼女は精神科医でありながら
自分が精神を患ってしまいます…



普段、患者に治療しているので
″治療方法″は分かっているのですが
結局気持ちがついてこず…



赤ん坊ルーカスは
お相手ピート・ワイルダー（ティム・デイリー）に
育ててもらう事に
2人の仲もこじれてしまいます




新生児外科医アディソン・フォーブス・モンゴメリー(ケイト・ウォルシュ）は
親友ナオミ・ベネット（オードラ・マクドナルド）の代わりに
診療所を立て直す事に。


それだけでも充分大変なのに
母のとんでもない秘密が明らかになったり、
恋をしてはいけない相手を好きになったり…




いくつになっても人は悩み続けるもの。
正解のないものばかりだからこそ、深く考えさせられる
″大人のための″医療ドラマです












″頭では解っていても、気持ちがついてこない″
大人になればなるほど
分別がつく分、
そういう事が増えてきますよね。


このドラマはそれを見事に表現しています

特に今シーズンはナオミの動揺がすごい
何と娘のマヤが15歳で妊娠してしまい、
結婚すると言い出したのです


中絶反対の産科医なのに
自分の子供には中絶させようとしたり、
結婚を祝おうとしなかったり…





それに対し父親であるサム（デイ・ディグス）は
立派だったなぁ。


娘の結婚式#15″マイ・ウェディング″での
「いつまでも″ても友″でいてほしい」というスピーチには感動


簡単に説明すると、
何があっ″ても″お互いを尊重し、
大切にしてほしいという意味だけど
実際、サムだって若すぎる娘の結婚には反対だった。

けれどそれを押し殺して
門出を祝ってあげたのです

こればっかりは本当自分が同じ立場にならないと
どういう行動をこるのか分かりませんよね～。


そしてすべてのエピソードがそんな感じ


2人の子供のうちどちらかしか助けられないのを選ぶ（#13″ジレンマ″）、
患者の姉はHIV患者で、その臓器提供は認められいないけど
しなければ妹はそのまま死んでしまう（#3″過ちのあと″【クロスオーバー】）など
命に係わる分、
非常に痛く、切なく、正解のない選択に迫られます。


どれもが見ごたえのあるメディカルドラマです



ところで個人的には
シャーロット・キング役のケイディー・ストリックランドが超好き

彼女自身が超綺麗で私好みの顔っていうのもあるんですが
（知ったこっちゃないね）
シャーロットの役も好き

本当は優しい人なのに、なかなか弱みを見せられないんです。
もっと素直になれたらいいのにね。


それでも仲間であるデルの死をきっかけに
クーパー・フリードマン（ポール・アデルスタイン）と元鞘に

もう、別れないでよ～～


一方、この主人公アディソンは相当ウザイ
これ以上いくとあなたもウザキャラ殿堂入りにするから、気を付けてね

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フルハウス 4TH SEASON

映画や本などは
″見るにふさわしい時期″があると
常々思っているのですが、
このシリーズももっと若い時に見ていたら
全く感想が違っていただろうなぁ



30代前半の今のこの時期
″面白い″って感じられるのって
私って普通




フルハウス 4TH SEASON


もちろん良い意味です
若い時は結構″家族″って面倒臭くって
ず～っと独身で、自由を謳歌したかった


そんな私でも今の理想は
タナー家の様な温かい家庭を築く事





お母さんを事故で亡くし
淋しい思いをする事もあるけれど
パパ3人に育てられている3姉妹



長女ドナ・ジョー＝D.J.・タナー（キャンディス・キャメロン）は
優等生だけど
中学生というお年頃なので…



次女ステファニー＝ステフ（ジョディ・スウィーティン）は
何よりも口が成長し
パパ達を絶句させる事もしばしば
それでも、まだまだ母親に甘えたい年頃だから…



パパの1人
大好きな叔父さんジェシー・コクラン（ジョン・ステイモス）が
本当のパパダニー（ボブ・サゲット）の仕事のパートナー
レベッカ・ドナルドソン（ロニー・ローリン）と結婚


だから3歳の末っ子ミシェル（メアリー＝ケイト&アシュレー・オルセン）には
とっても悲しい別れが…




ジェシーは結婚だけでなく
ジョーイ・グラッドストーン（デイブ・クーリエ）と
広告会社を始めます


色んな事が変わっていくけれど
1人（プラス✫○×…∵✰✧✣）増えた
タナー家には今日も笑いが絶えません









私達世代は
昔に比べて「結婚しない人」が増えている。

それでも昔は結婚するのが″普通″で、
30歳でしていなかったら
「どこか変なんじゃない」という目で見られた。


その″普通″は
遅くなっただけで、
やっぱり時代が変わっても、一緒なんだろうなぁ




今回レベッカに子供ができたんですね。
その時にジェシーが言うのです。

「失ったものより、得るものが大きい」と。



今の世の中、たくさんのものに溢れ、
1人で過ごすのなんて簡単。
いや、むしろ誰にも干渉されず
好きなことができて、1人の方が楽かも。


だから私もずっと結婚願望がなかったし、
″絶対したい″って思う人も少ないんでしょう。

したくない訳じゃないけど、そのうちってね。




でも今の生活を変えて
″家庭″を築き、得るものをしっていたら…


全くその考えが変わるんじゃないかしら


今までの生活を続けていたら、
決して知り得なかった喜びが沢山
まさに「失ったものもあるけど
それ以上に得るものが一杯」なんですよね



もちろん″家族″の形は各々。


ステフのお泊り会で
ママ同伴のパジャマパーティーがあった時
彼女のママは事故で亡くなってしまったので
当然、憂鬱
行きたくないとなるのです



その時、D.J.が大切なパパ3人の話をした。
″確かにパパとママがいた方がいい。
　でも私達には
　自分を思って、支えてくれる人が3人もいる″と。


本当にそう。
″家族″の形が多様になってきているのに加え、
もちろん病気や事故で亡くなってしまう事もある。

大事なのは形でなく
″思ってくれる人、思える人がいる″って事。

D.J.なんて
この後、ママの代わりにパジャマパーティーに
一緒に行ってあげたんですよ
本当にいい子だね～



20年も前のドラマですが、
もしかしたら、今だからこその″理想の家族″のヒントが
隠されているかもしれません。


さて、さて結婚した
ジェシーとレベッカには
新たな家族が増える事になりましたが…



そうそうタナー家に煙たがられている
D.J.の親友キミー（アンドレア・バーバー）は
相当いい味だしてます

フルハウス 3RD SEASON

自分がすっかりタナー家の一員になったからなのか、
タナー家が血の繋がりをこえて
すっかり″家族″になったからなのか、
シーズンを重ねる毎に
ぐんぐん面白くなってきています





フルハウス 3RD SEASON



じ～んとくるエピソードは今までもあったけど
思わず涙がこぼれるほど温かいエピソードも今回はあって、
子供って可愛いなぁと素直に思えます


切ない彼女達の思いに触れると
観客にまじって
″あ～ぁ″とため息交じりの声を上げてしまいます



義理の弟ジェシー・コクラン（ジョン・ステイモス）と
親友のジョーイ・グラッドストーン（デイブ・クーリエ）を迎えて
2年が過ぎたタナー家


長女ドナ・ジョー＝D.J.・タナー（キャンディス・キャメロン）は
中学生
色々目覚めるお年頃で、
学校にボディコンを着ていったり、お化粧したり…



D.J.が卒業してしまったので
いつもおませなステファニー＝ステフ（ジョディ・スウィーティン）も
ちょっぴり不安


そして末っ子ミシェル（メアリー＝ケイト&アシュレー・オルセン）も
ついに幼稚園


急成長する子供たちだけでもてんやわんやなのに
さらに新しい家族犬のコメットも加わり
ダニー（ボブ・サゲット）をはじめ、パパ3人はパニック状態



あらゆるファミリーの望みである
愛情、理解、献身に笑いが詰まった
ハートフルコメディ第3弾









テレビにかじりついて見ている訳ではないので
そこまで感動しようと思っていないのに
今回はやられたな～




#17″D.J.恋のめばえ″は
そのエピソードタイトル通り、
彼女に好きな男の子ができるんですね。

そしてD.J.の…ファースト・キス


最初周りの友達にひやかされてしようとした時は
″嫌だ″って感じたけど
好きなのは事実だから、2人きりになったら…


もうっ
思わず30過ぎのおばさんの胸が
キュっとなっちゃったじゃない




と、同時にD.J.の周りをうろうろして監視していた
ダニーパパと同じ様に
「中1は早くない」とか
邪魔したくなる


こんな風に
嬉しいような、淋しいような複雑な気持ちで
日々葛藤の中、
世の中のお父さんお母さんは子供達の成長を見守るのでしょうね



#20″ステフのいたずら″でも
家族の良さを感じたなぁ


ジョーイの車を運転する真似をしていたら、
本当に動き出してしまって…



ガシャ～ン


家が車に後ろから突っ込んでしまったのです



叱られると家出しようとしたステフに
ダニーパパのこの言葉。



「車はまた買える。
　家も直せばいい。
　でもお前の代わりはいないんだ。」



なんて心の広いパパなの～～
私もこんなパパに育てられたいぞよ。

そうしたら、もう少し優しい人間だったかもね、はは


いずれにしろ実際にできるかは別にして、
少しでも見習えるといいなぁと思います

″正義″という仮面を被った自己中

上映時間は10分間の休憩をはさんで3時間22分。

こ～んなに長い映画が
日本アカデミー賞作品賞を受賞したのは
初めてなんですって

結構前にWOWOWでやっていたのですが
お家でもこれだけ長い時間を捻出するのは大変


ピザを注文して、完全なる鑑賞モード



沈まぬ太陽　



日航機墜落事故をもとにした
山崎　豊子さんの小説が原作。

物語は大きく2つに分かれています。




国民航空に勤める恩地　元（渡辺　謙）は
社員の待遇を改善するため
労働組合委員長として全力を尽くしています。


けれど雇う側からすればやっかいな存在…



結果として懲罰的ともいえる海外勤務。
通常なら1度外国で働けば
元に戻れるのですが、彼はナイロビ、カラチ、テヘラン…
そして再びナイロビと次々に別の場所に。



最初は妻であるりつ子（鈴木　京香）も
2人の子供と一緒に付いてきたのですが
年老いた母をいつまでも1人にする事もできず
結局日本に残ります。





一方、恩地が委員長だった時の
副委員長行天　四朗（三浦　友和）は
すぐに鞍替えし、出世街道に。





そして1985年8月12日。
国民航空123便は群馬県に墜落します。
死者520名、生存者4名…



遺族への対応も不誠実で
自分達の利益ばかりを考える会社に
憤りを感じならがらも、
働き続ける事を選んだ1人の男の物語です











最初に″物語は大きく2つに分かれる″と書きましたが
1つは墜落事故のお話。


3時間強という長さを削るなら
こっちだよなぁ…



あ、勝手に削ろうとしているけど
映画好きの私でもやっぱり長い



この″突然大切な人を失う痛み″というのは
皆が知っている。
どうしても今起きている東日本大震災と重ねてしまうのですが
多くの悲惨な映像が流れる中、
涙なくして見られないのは
ある人物にスポットを当てた時。

その人を見たら、すべてが判ってしまうのです…






きっと日航機墜落事故でも
同じ様な人が大勢いたはず…




だから1人に絞ってよかったんじゃないかな
この場合、存在感を見せつけた
木村　多江さんかな、やっぱり




と好きに書いているけど
これで3時間切りました～～



もう1人役者としては香川　照之さん

恩地を慕っていながらも
行天の犬となり
最後は自殺した彼。

行天の悪行をすべて記し、
告発するために投函した時のあの顔



あの悪るそ～な顔は
酸いも甘いも知っていないとできません
恐れ入りました




そしてもう1つは不器用な男のお話。

昔はすごく解った気がするけど
今は…


何だろうね。
確かに理不尽を受け入れるのは大変。
自分の事ばかり考えている会社や人にもうんざり。
でもちょっと待って。


自分のポリシーを貫くだけのために
家族の事を考えずに、甘えているのは
自分の事ばかり考えている人ではないの
自分が嫌悪している人達と何が違うの




いや、むしろ
″正義″という言葉を借りて正当化している分
もっとやっかいなんじゃないだろうか…



そういう意味でこの手の話には最近手厳しい私


ま、でも一緒に見た相方は5つと言っていたので
男性は好きなストーリーかもしれませんね