聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

STAND BY ME ドラえもん

2014-09-25 16:19:18 | アニメーション
まさか子供の時に見ていたこのアニメを
立体的に見られるようになるとは

内容もさることながら、
3Dのドラえもん、特に丸々としたジャイアンを見て
嬉しくって、嬉しくって思わず胸の前で手を握ってしまいましたよ
心の中で「じゃいあ~~ん」って叫んでしまいましたよ

特に単行本を揃えていたわけでもないのにほぼ内容を知っていて
「感動」って言葉を知らない幼い頃から
しっかりDNAに刻まれていたんだな~って
改めてこのアニメの偉大さを感じました


STAND BY ME ドラえもん


しかも内容を知っているのに、やっぱり泣けるんですよね~
できる事なら息子と一緒に見たかったし、
もう少し大きくなったらまた一緒に見たいです

脚本・監督は視覚効果VFXを得意とする山崎 貴さん


朝はきちんと起きられず寝坊してばかりで廊下に立たされる。
テストでも0点ばかり。
ジャイアンスネ夫にいじめられれば
女の子のしずかちゃんに助けられる始末。

そんな何をやらせてもさえないのが野比 のび太

彼のせいで自分たちの代まで借金を背負わされた
孫の孫セワシ君は何とかしようと
22世紀からネコ型ロボットドラえもんを連れてやってきます

もちろん突然机の中から現れた彼らの話を信じられる訳ありませんが
あまりに悲惨な未来の話を聞き、
どうにか未来を変えたいと思うのび太君…

ドラえもん自体は乗り気ではなかったのですが
セワシ君に「のび太を幸せにするまで帰ってこられない」と
"成し遂げプログラム"をセットされ、結局お世話をする事になるのです

のび太の幸せとは…

そう、しずかちゃんとの結婚

果たしてのび太君は将来しずかちゃんと結婚できるのでしょうか
またドラえもんは22世紀に帰る事ができるのでしょうか

「未来の国からはるばると」「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」
「さようならドラえもん」「帰ってきたドラえもん」
「たまごの中のしずちゃん」「しずちゃんさようなら」の
7つのストーリーが再構築された懐かしくも新しいドラえもんです




ドラえもんの道具の中で本当にあったらいいな~と思ったものは何でしょう

すぐに行きたい場所に行ける" どこでもドア"
過去や未来を見られる"タイムマシン"
好きな人を振り向かせられる"刷り込みたまご"
あの人のあ~んな所をのぞいちゃう、むふふふ"透明マント"

それともやっぱり1度は空を飛んでみたいタケコプター
そのタケコプターを初めて試した時、
のび太君はうまく操れなくてビュンビュン引っ張られ
街を掛け巡るシーンにまずテンション上がりました

これぞ3Dで、劇場で見る価値があると
脱げそうになってパジャマのズボンをずっと押さえているのも
可愛かったな~

こういう1つ1つの描写が勿体ないほど
可愛くて、嬉しくて、ウキウキしました。全てを通して


その中でも私が1番印象に残ったのは
のび太君が「ほっといておいてくれ」とドラえもんを振りきり、
川原で落ち込むシーン。


何をやってもダメなのび太君でしたが
ドラえもんの道具の力を借りて
どんどん出来る事が増えていったのです。

でもある時気付いた。
自分の力で努力しないと限界があるのだと。

そこでまずはテストで0点を取らないように勉強を始めたのです。
道具を使わずに

普通ならそこで0点を取らずに済むのでしょうが、
やっぱりとっちゃうのがのび太君のすごい所。
何と漢字のテストなのに算数を勉強していたのです

「今回の僕はちょっと違うよ~」と
ジャイアンやスネ夫にも自信満々に言っていたのに

そんなのび太君は「つくづく自分が嫌になった」と自己嫌悪。
解るな~。

と言うかこのシーンに共感できるのはむしろ大人になってからですよね。
一生懸命やったからと言って必ずしも成し遂げられる訳じゃない。
いやほとんどが上手くいかない事ばかりでしょう。

でもそれが成し遂げられる、叶う一瞬の為に人は頑張るのです。
きっと子供の時の自分ならこのシーンはスルーだよなぁ。
つくづく大人になったもんだ

ただしこのアニメのもっとすごいのは
そんなのび太君を肯定している所。

ご存知の様に、しずかちゃんは最終的に優秀な出木杉君でもなく
のび太君を選びますが、
その時のパパの言葉(「のび太の結婚前夜」)

目立った特技がある訳じゃないけど
他人の喜びを一緒に喜び、悲しみを一緒に悲しめる。
そんな彼はきっとお前を幸せにしてくれるだろうと。

知らないうちに私達はこのアニメに肯定されていたんですね。
何か人より秀でている事が素晴らしいんじゃない。
ただ居るだけで、生きているだけで素晴らしい。
そして相手を思いやる事こそ大切だと。

うん。息子と一緒に見よう。
彼は一体このアニメから何を感じ取るのだろう…

あ、ミッキーの中ではピートが好きな彼は
もしかしてジャイアンを…

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへにほんブログ村 やはりドラえもんは名作だと思うあなたはクリック

子供は解らないまま出会う事も必要

2013-09-22 18:00:49 | アニメーション
彼の作品は劇場では「千と千尋の神隠し」(01)からしか見ていないので
あまり勝手な事は言えないのですが
今回の引退会見はきっと本当なのだろうな~とこの作品を見て思いました。

何故なら、主人公は実在する堀越 二郎さんがモデルとは言え
私には宮崎 駿監督に重なって見えたから。

そしてそこで今まで描いてこなかったものが映し出されていたから

自身の作品で「初めて泣いた」というのも納得


風立ちぬ


当然ツイッターをやっていると様々な感想が入ってくる訳で
皆さんの意見は賛否両論ありましたが
意見が分かれるのも納得のストーリー。

人によって、夢を追った芯のある主人公にも
身勝手な主人公を描いた映画にも受け取れるなぁと思いました。

個人的にはどちらにも受け取れるからこそ面白い作品でした


世界が戦争を行っている大正~昭和へと突入する時代。

群馬県で生まれた堀越 二郎(庵野 秀明)は
幼少時代から飛行機に憧れていました。

大学卒業後は、名古屋の飛行機製造会社に就職し、
志を同じくする本庄(西島 秀俊)と共に
飛行機の夢を追いかけます

時代が時代だけに飛行機を作るという事は
「殺人兵器を作る」と考える人もいましたが
二郎たちはとにかく素晴らしいものを作りたいだけ。

暇さえあれば飛行機の事を考え、
日本の先を行くドイツの技術を学び、
日々邁進していたのです。

そんな努力もあってか、
二郎は期待のかかる戦闘機の設計に関われるのですが、
飛行試験中に墜落

失意の彼は休暇を取り軽井沢に行くのです。

そこで関東大震災の時に助けた里見 菜穂子(瀧本美織)に再会し、
美しい彼女に恋をするのですが、
彼女は結核と闘病中でした。


それでも気持ちを抑えられない彼は
病気を治してから結婚しようと約束し、
自身は再び名古屋に戻り、戦闘機を完成させようとし…


零式艦上戦闘機、通称ゼロ戦とも言われる
第二次世界大戦の主力戦闘機の製作に携わった人物をモデルに
不景気と貧乏、戦争から関東大震災と
生きるのが大変だった時代を描いたアニメーションです









を考えながら、改めて振り返ると
やっぱり今までの作品とテイストが違いますよね~。

そもそも設定がファンタジーじゃない。

もちろん二郎が"飛行機の設計"に憧れる中
夢の中に世界的に有名な飛行機製作者カプローニ(野村 萬斎)さんが出てきて
やり取りするなんてシーンはおとぎ話ですよ。

けれど決して夢が溢れている訳じゃない。

宮崎監督は一貫して子供に希望を持たせる映画創りを心がけていたので
この企画を最初にもってこられた時に
子供向けじゃないって反対したそうだけど
全くもって子供と一緒に楽しむ映画じゃないですよね。


だって私個人的には"残酷"な内容だと思いましたから。


とても印象に残っているのは煙草を吸うシーン。
登場人物たちは皆つねに煙草を吸っていましたが、
菜穂子が意を決して名古屋にやって来た後。

病状が思わしくなく、寝ている横で
二郎は仕事を始めたのです。
そして手を繋ぎながら…吸い始めた

おいおい、そこで吸うって思わず笑っちゃったけど
彼の性格というのか本心というのか
やっぱりそういう人だよね~と納得してしまった。


つまりこの堀越 二郎って人物が
身勝手にも頑張り屋さんにも映る代表的なシーンですよね。

結局、二郎は「大丈夫かい」って心配している振りして
本当は心配なんかしていない。
いや、二郎なりには心配しているんだろうけど
本当に心配しているのなら、
そもそも名古屋で1人寝かせておかないし、
まして横で煙草なんて吸わない。

そういう事が解らない人なんですよ。
だから菜穂子が無理をして一緒に居る事にも気付かない。

最初、関東大震災で会った時は女中の方が気になっていたのに
今度は大人になったら菜穂子に気が移って
外見だけで人を好きになって
と~っても薄情な奴なんですよ


だけどそれが悪いかと言われれば違うとも思う。
特にいわゆる"夢を追う"人物は
多かれ、少なかれ薄情じゃなければ叶えられないだろうから。

皆と同じ様に家族を優先し…ってやっていたら
成せるものも成せなくなるから。

だから自分が夢を追う側に近ければ「芯のある人物」に、
家族中心の暮らしに近ければ「身勝手な奴」に
受け取るんじゃないでしょうか。

宮崎監督が泣けたのは
きっと彼も同じ夢を追い続け、多くを犠牲にしながら
私達に沢山のものを与えてくれたので
主人公と重なったからなのかもしれないな~と思います。

それにしてもこんな深い映画、
果たして子供はどんな風に見るのだろう

「子供は解らないまま出会う事も必要」と
世に送り出したそうですが
是非とも子供達がどんな感想を持つのか訊いてみたいものです

にほんブログ村やっぱり宮崎作品好きというあなたはクリック

風立ちぬ サウンドトラック
徳間ジャパンコミュニケーションズ

努力すれば報われる!?

2013-07-24 16:38:20 | アニメーション
宣言通り見てきましたよ~。
と言うより「体感してきましたよ~」と表現した方が正確でしょうか

ふっわふっわのサリーを

前作と違って若干嫌なキャラでしたが、そんな事気にしない
とにかく、サリーの毛がそよそよとそよいでいるのを感じられただけでも
劇場に行った甲斐があるというもの



 
      モンスターズ・ユニバーシティ(3D)

1作目では主役のマイクとサリーが
すでにモンスターズ・インクというエネルギー会社で働いていましたが、
今回はそこで名コンビになる前の、
どのようにコンビになったかを描いたお話。

"ランディ"ことランドールが
何故サリーをライバル視していたのかも明らかになります

本国でも日本でも絶賛公開中



小学校の授業でモンスターズ・インクに見学にやって来た
"マイク"ことマイケル・ワゾウスキ(声:ビリー・クリスタル)

そこで活躍するモンスターズ・ユニバーシティ=MU出身の怖がらせ屋に魅せられ、
自分も将来MUに入り、怖がらせ屋になる事を決意します。




その決意通り、マイクは見事MUに入学する事に。

ところが大学での授業は想像以上に厳しく
才能のある人も沢山。

"サリー"ことジェームズ・P・サリバン(声:ジョン・グッドマン)もそんな1人で
怖がらせ屋として名門のサリバン家の出身。

すでに実力がある彼は
見た目が可愛らしいマイクを何かとバカにしてばかり

一方、マイクと同室のランドール(声:スティーヴ・ブジェミ)は
人気チームにあやかって自分の地位を上げようと
勉強よりも別な部分に力を注いでいます。


皆が様々な過ごし方をしている中、ついに期末試験が

この期末試験で良い結果を出さないと
怖がらせ学部を追い出されてしまうのに
よりにもよってサリーとマイクは
伝説のディーン・ハードスクラブル学長(声:ヘレン・ミレン)を怒らせ
追放されてしまうのです


それでも怖がらせ屋になるのを諦められないマイクは
スポーツ行事"怖がらせ大会"で勝てば
再び学部に入れてもらえるよう話をつけるのですが

果たして、賭けに勝ち夢に一歩近づく事が出来るのでしょうか

モンスターズ・インク一の名コンビ
マイクとサリーがいかにして活躍するようになったかを描いた
前日譚【ぜんじつたん】は大ヒット公開中です










個人的にはどんでん返しがよかったな~

マイクは小学生の頃から"怖がらせ屋"になるのを夢見て
ずっと努力を重ねてきたんですね。

言うなら才能はないけど、努力だけである程度のレベルまでは出来る様になった。

だから大会の最後の実技で
彼が相手チームに勝った時には涙が流れた。

ああ、努力って素敵だなぁって

ところが

実はサリーが機械に不正を働いていたんです


現実問題、「世の中平等」とか「努力すれば報われる」と言うのは
表面的な意味では幻想にすぎない。

どんなに努力したって、天才には敵わないのが本当だと思うのです。

それをちゃんとピクサーはアニメに入れてきますからね。
子供をバカにしてないな~って感心します


もちろん、天才に敵わないから努力しなくていいって問題ではなく
努力すれば何らかの道が開けるって事も、
天才は天才でも、その才能に甘んじていたら
成せるものも成せないって事も描いている。

だって、結果的に2人、いや2匹…
いや2モンスターズ()は退学になった。
それでも郵便配達員から配膳室…と
今いる場所で最大限の努力をし、次のステップに進み
最終的に会社のメインストリーム、
"怖がらせ屋"とそのアシスタントとして働く事になったのですから。

人生の教訓そのものですよ

生まれてくる子供と一緒に是非観たいな~と思いました。
まあ子供がどこまで理解できるのかは判りませんが、
子供は子供なりに、色々楽しめるでしょう

と、今回はストーリーが非常に気にいったので
細かい所はスルーしますが、
3Dは吹替えだけで珍しく吹替え版を見たので、声優さんについて一言だけ。

何と言ってもピカイチは一柳みるさん
ベテランさんなので、あちこちで声を耳にしますが、
学長はバリはまりすぎです

聴けば聴くほど、学長の声に思えて仕方ありませんでした。
新たな発見があるので、たまには日本語版もいいものです


にほんブログ村 続編を楽しみにしていたあなたはクリック

モンスターズ・ユニバーシティ コンプリート・ボックス
(4枚組/1,000セット オンライン限定商品) [Blu-ray]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

『モンスターズ・ユニバーシティ』 マイク&サリー
ホットトイズ

子供を怖がらせるのが僕らの仕事!?

2013-07-04 19:19:13 | アニメーション
いよいよ今週末から12年振りの続編となる
「モンスターズ・ユニバーシティ」が公開されますが
その前に、おさらいしておかないとね~

個人的にはブーがとても可愛かった事が印象深かったのですが
改めて見るとサリーも愛すべきキャラですよね
この毛を3Dで見られるのかと思うとテンション上がります

ジャジーな音楽も格好良いし
最初に観た時より発見も多かった2001年のピクサー作品。



              モンスターズ・インク


あ、サリーの敵となるランドールは…

この特徴的な声は…スティーヴ・ブシェミではないですか
彼もまた主役の2人…いや2匹…
2モンスター…モンスターズ…

とにかく、続編にも登場するようです



毛むくじゃらの青いモンスター"サリー"こと
ジェームズ・P・サリバン(声:ジョン・グッドマン)は
モンスターズ・インクで働いています。

このモンスターズインクとは電力会社。

モンスターが人間の子供を怖がらせることで
得られるエネルギーを供給しているのです

会社1番の怖がらせ屋であるサリーは
親友でありアシスタントでもある緑色の1つ目モンスター
マイク・ワゾウスキ(声:ビリー・クリスタル)とコンビを組み
トップをひた走っていました。


だから誰からも尊敬されているのですが、
8本の手足を持つ紫色のトカゲのようなモンスター
ランドール・ボッグス(声:スティーヴ・ブシェミ)だけは彼をライバル視

サリーが居る事でいつも2番手になり
トップになれないから


そんなある日。
マイクに頼まれてサリーが作業場に戻ると
本来そこにあってはいけないはずの
子供部屋へと通じるドアが1枚残されていました。

恐る恐るドアを開けて中をのぞいているうちに
何とモンスター界に、人間の子供ブー(声:メアリー・ギブス)が
紛れ込んでしまったのです


モンスター達は子供の悲鳴からエネルギーを取るのと同時に
実は子供達を大変恐れているのでさあ大変

モンスター界は大パニックになり

子供に関連するものを持ち込んだら追放となってしまう彼らは
無事にブーを人間界に戻せるのか

ユーモアあふれるドタバタ劇と
サリー&マイクと女の子の心の触れ合いに癒されるアニメーションです












何と言っても"子供の悲鳴からエネルギーを得る"って
システムがいいですよね

人間とは違って負の物から何かを得るなんて
いかにもモンスター界って感じ

消臭スプレーもありえない
臭そうな種類ばかりだったし


ストーリー自体、あえて語るまでもなく
本当にシンプルな人と人の触れ合いを描いたものなので
各々楽しんで頂くとすると、
エンドロールが面白かったな~

NG集になっているんだけど
そもそもアニメで人が作っているのに
アニメキャラがNGを出すという発想がすごいですよね

普通の洋画で見るようないかにもなシーンがあって
笑っちゃいました。

サリーとマイクが会社にいく時
隣に足だけ映った大きな怪獣が実はトイ・ストーリー
レックスだったというのもお洒落ですよね

そう言えば、本編には真ん中に赤い星の入った
ピクサーのショートフィルムの黄色いボールも映っていましたし、
まだまだピクサー作品のセットやキャラが登場していて
こんな所も楽しみの1つでしょう


そして最初にも触れましたが曲も素敵

ランディ・ニューマンの♪If I Didn't Have You(君がいないと)
第74回アカデミー賞歌曲賞を受賞していますが、
個人的にはオープニング曲

Monsters Inc
Randy Newman
Walt Disney Records


サントラにも収録されている2曲目の♪Monsters, Inc. が超格好いい。
是非こちらも聴いてみて下さいね。

それでは満を持して劇場でふわふわっのサリーに会うとしますかっ


にほんブログ村 続編が楽しみなあなたはクリック

モンスターズ・インク [Blu-ray]
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

いつから人はものを所有するようになったのか

2010-10-03 16:23:56 | アニメーション
スタジオジブリの創設者宮崎 駿さんは
かねてから
″後継者を育てなければならない″と
おっしゃっている。

そんな訳で度々若手に指揮を執らせようとしていて
この作品も、監督はジブリのアニメーター

崖の上のポニョなどにも携わっていて、
あくまで本人は″アニメーター″だと思っていたので、
白羽の矢が立ってかなり驚いたそう


借りぐらしのアリエッティ 




ジブリ作品では最年少となる米林 宏昌監督。
現在37歳で、通称″麻呂″。

原作はイギリスの児童文学「床下の小人たち」
ユナイテッド・シネマ札幌で見てまいりました





アリエッティ(声:志田 未来)は
人間の家からばれない様に
こっそりと必要なものを借りて暮らしている14歳の小人。

仲間はどんどん減っていき、
彼女はお父さん(声:三浦 友和)、
お母さん(声:大竹 しのぶ)と3人だけの生活。


ある夏の日
心臓の弱い12歳の男の子(声:神木 隆ノ介)が
アリエッティが暮らしている古い大きな屋敷
一週間だけやって来ます。


小人は人間に見付かると
その住まいを変えなければなりません。


それなのにアリエッティは翔に見付かってしまい…


人間はそんなに悪い人ばかりなの?
小人と人間は共存できないの

そして弱いものは淘汰される運命なの


宮崎 駿さんと高畑 勲さんが
すでに40年前に企画していた作品で、
より相応しい今の時代に送り出されたアニメです








エンドロールが流れると
ほっこり温かい気持ちになるあたり
やっぱりジブリ作品はいいよねぇ

劇場に足を運んで損したって事は1回もないもんね

それなら何故4つか

それはもうね~、感覚としか言いようがない
本当、勝手ですいません

強いて言うなら
「宮崎監督じゃないからなんだろうなぁ


こう書くと、せっかく会社として行っている
人材育成という素晴らしい取り組みに水を差すようで
大変申し訳ないけど
やっぱりアニメも芸術なんですよ



ピカソが教えたからって
他にピカソが誕生するはずもなく
生まれる必要性もない。


あの宮崎さんが創り上げる独特の世界観は
彼じゃなきゃ創り上げられないんですよ



ただし、だから駄目というのではなく、
今回はあくまで原作があったけど
無の状態から創ったら、素晴らしいものができるかも

それは米林さんかもしれないし、
全く別の人かもしれない。

彼らの仕事を見られているんだもん、
大いに期待できますよね


今後もジブリ作品は楽しみだし、
違う監督が出てくるのもわくわくします



ところでこの作品は40年前に企画していたと書きましたが、
何故今だったのか


彼らは″所有すること″に警笛を鳴らしています。

″借りくらし″というのは、
鈴木プロデューサーが気に入って
タイトルに使った造語。

そもそも、生物が生きていくうえで境界線など存在しなく、
共栄共存してきた。
それなのに…

という思いがあるのでしょう。



ふと今の若い人達は所有欲が少なく、
何でもシェアするというTVの特集を思い出しました。


もちろん全員がというわけではありませんが
そこに出ていた人達は
車も、部屋も共同生活。
まるで下宿のような印象を受けました。

そしてそんな生活を
″家族みたいで楽しい″と語っていたのです。


よくこれからの世代に不安を口にしている
私より上の世代の人をTVなどで見かけますが
そんな心配は必要ないかもしれません。
大切な事にもうとっくに気付いているのでしょうね

長い目で見れば、時は巡るのです。



そうそう翔がお世話になっている屋敷の
お手伝いさんの声が樹木 希林さんなんだけど、
ハマリすぎ~
見れば見るほど、彼女に見えてくるっ
企んでいるときの笑い声なんて最高ですっ

人間臭いぞウッディ唐沢

2010-08-05 15:57:32 | アニメーション
先日3の公開にあたり、
リー・アンクリッチ監督が
インタビューで語っていたのですが、

「″3作目″を作ると″蛇足″になる事が多いが、
 これは″三部作″の″最終章″なのだ。」と。

確かに見直してみると、
現在公開中の方が面白いし、
この作品があったからこその内容だと思います。



トイ・ストーリー 


今では全然珍しくないけれど、
これが初の″フルCG長編アニメ″

公開からすでに15年経過していますが、
私も大人になり大幅に見方が変わり、
さらに″深み″を感じます



アンディはおもちゃが大好きな男の子。

引越しの日が迫っているので、
ちょっと早めに誕生日パーティーを開きます。

そこでヤキモキするのは…



アンディのおもちゃたち

だって新しいプレゼントを貰って
遊んでもらえなくなったら困るもの



友達が持ってきてくれたのは
ランチボックス、シーツ…etc

ああ良かったと思った矢先、
彼の1番のお気に入りのカウボーイ人形
ウッディ(声:トム・ハンクス/唐沢 寿明)の
特等席に現れたのは…



スペース・レンジャーバズ・ライトイヤー(声:ティム・アレン/所 ジョージ)


のおもちゃ


それまでおもちゃのリーダーで、
アンディが肌身離さず持っていてくれたのに、
すっかりそのポジションをバズに取られてしまったものだから、
ウッディは当然面白くない

そこでちょっと意地悪しようとするのですが、
偶然が重なってとんでもない事に


ゆかいで楽しいおもちゃたちが繰り広げる
友情と感動溢れるアドベンシャーの幕開けです






唐沢 寿明さんは″ハマリ″すぎですよね~
見れば見るほどウッディに見えてくる
そのウッディのキャラがこの映画の魅力の1つでしょう
非常に人間臭い。


実は私、
大人になってからは沢山見ているのだけど
子供の時は映画を見ていない

だからあくまで伝聞の部分が大きいのですが、
昔の作品に比べると″大人のテーマ″なんですよね


つまり、善と悪がはっきりしていて
はい、ハッピーエンドとなる様なアニメは少ない。


これだって
ウッディがバズに自分のポジションを取られて
むなしくなったり、妬んだりする訳だけど、
まさに現実社会の大人にはよく起こる事。

しかもちょっと意地悪しようとしただけなのに
相手が予想外にピンチになり、
自分のせいでもあるから、あたふたしちゃって…

こんなグレーゾーンをディズニー/ピクサーが
描くんだね~ぇ。

子供はどれ位理解して見ているんだろ


ラストのあのウッディとバズの
微妙な顔なんて、
大人だって解釈が分かれるんじゃないかな


犬に痛い思いをさせられたから
ある意味天敵。
でもそのおかげで2人が仲良くなれたし、楽しかったから結果オーライ。
それもありか~。
これからどうなる事やら


という様に、ちょっと複雑な思いで、
一言で表すなら″やれやれ″が
しっくりくるかなと、私は思う。

要は人生そのものに対する向い方を表しているんじゃない
良い事ばかりじゃないけど、悪い事ばかりでもない。
でも全てを受け入れていこうと。


あれ相変らず深読みしすぎかな


いずれにしろ深い内容を描いているだけでなく
もちろん娯楽作だし、
伏線が一杯散りばめられていて
それが2重3重にも効いてくるから
すごく脚本が練られていて、大人も子供も楽しめると思います



個人的には
「格好良く落ちているだけだ」という台詞が好き
さて、どんな風に効いてくるでしょう
是非、映画の中でお確かめ下さい


そうそうピザ屋さんはまるで宇宙のようで
色使いとか、パルプ・フィクション
トラボルタとユマが踊っているレストランを思い浮かべました。
解ってくださる方、います

別れを経験して大人になる

2010-07-14 17:25:09 | アニメーション
本国アメリカでも評判がよく、
日本でも好評のようで、期待はしていましたが
想像以上に良かったよ~

いきなりの″別れの予感″のシーンがあり
10分位で胸が痛くなりました


トイ・ストーリー3(3D) 

もちろん3D対象のWARNER MYCAL CINEMAS
見ましたよ

3Dは日本ではほとんどの劇場が
日本語吹き替え版で上映。

同じ作品でも3Dか否かで全然楽しさが違うっっ

特にこの映画はトイ=おもちゃが主役だから、
自分もおもちゃの世界に紛れ込んだような
気分が味わえます


カウボーイの人形ウッディ(声:唐沢 寿明)や
アクション人形バズ(声:所 ジョージ)の持ち主
アンディはもうすぐ大学生。

彼らで遊んだのは遠い昔。

引越しを機に、お母さんから使わないものは
屋根裏部屋にしまうのと
捨てるのに分けなさいと言われます。

そこでアンディは屋根裏にしまうおもちゃたちを
次々と黒い袋に入れます。


カウガールジェシー(声:日下 由美)は袋。
エイリアンも、袋。
バズはう~~ん、袋。

ウッディは…

大学に持っていこう…


小さい頃の思い出を胸に、
しまうと決めた黒い袋を
屋根裏に上げようとしたその時

ある偶然が重なって
おもちゃたちはゴミに出されてしまうのです

″アンディの事、信じてたのに…

自分の持ち主が大人になって
遊んでくれなくなるのはおもちゃの運命。
でも、まさか

捨てられちゃうなんて


絶望したおもちゃたちは
サニー・サイド保育園に寄附するダンボールに
何とか潜り込むんだけど、
そこには思いもよらない苛酷な状況が待っていて…


大切な物との別れは
ちょっぴり誇らしくて、ちょっぴり悲しいもの。
そんな出来事を
おもちゃの世界を通して描かれたハートフルなアニメです






最近のディズニー/ピクサーが良いのは
夢溢れる世界を見せてくれながらも
しっかり現実も描いている。

だから″リアル″

サニーサイド保育園には
まるで実社会の様に、しきっているボスがいた。
昔大好きだった持ち主に捨てられて以来
すっかりへそを曲げてしまった
むらさき色のぬいぐるみロッツォ(声:勝部 演之)



ロッツォはアンディのおもちゃたちを
″新入り″としていじめる。
表向きは優しい顔して。

その事実が明るみに出て、
ウッディたちは力を合わせて保育園を脱出するんだけど、
その時ロッツォが危険な目にあうんですね。

もちろん心優しいウッディは彼を助け、
今度は彼らが危ない目に
当然、ロッツォは心を入れかえて…



に、普通のアニメならなるでしょうが、
ロッツォは見捨てます

あ、笑っちゃいけないかな


でもさ、現実問題、
こういう嫌な奴はやっぱり嫌な奴


皆がいい人なんて大人は思わないですもんね~

ただ皆に″チャンスが与えられてる″というのは
共感出来て、大事な部分だと思います。

ウッディは1度ロッツォを助けた。
それなのに彼は見捨てた。

ここが大きな分かれ目だと思う。


確かに悲惨な人生?
いや人形生を歩んできた。

同情する点は充分ある。

だから手を差し伸べる人、
いや人形もいた。

その後、心を入れかえるのか、
それともひねくれたまま生きるのか、
あとはその人、
いやその人形の(面倒くさいな)生き方。


一生懸命な人には
きっと手を差し伸べてくれる人がいるでしょう。
でも諦めたらそこで終わり。

現実世界でもまさにその通りだと思います。


時間にしたらほんの少しですが、
私は妙にこのロッツォのキャラが印象に残りました。
(ロッツォが出てくるまでガチャガチャを5回やり、
 3回続けてエイリアンが出て叫んだのは秘密です)




もちろんストーリーは文句なしで、
改めて人生には別れも必要だと感じました

バービーとケンの絡みもとてもお茶目です
おもちゃの中にトトロのぬいぐるみもあった~
かわゆい

まだご覧になっていないあなたは
是非、劇場それも3Dでどうぞ

誰も見たことのない新しいクリスマスの物語

2009-11-20 20:57:06 | アニメーション
試写状の大分前に
マスコミ用のプレスとぬいぐるみのキーホルダーが送られてきて

「何だ?この可愛くない人形
(人から頂いていて、何て奴だ
な~んて思っていましたが
見終わった後は、とっても愛しい人形チュッ、チュッ

そんな愛すべきキャラが登場するのはこの時期ピッタリの作品



Disney'sクリスマス・キャロル 


もちろん原作は、世界で最も親しまれている
あのチャールズ・ディケンズのクリスマスの物語

2009年という未曾有の不景気の中で
ロバート・ゼメキス監督が選びました。



クリスマスイブ
ビジネスパートナーだったマーレイ(ゲイリー・オールドマン)が死んだのに
一切悲しまないエベニーザ・スクルージ(ジム・キャリー)。

お金の事しか頭にない強欲で冷酷な人生を続け
7年後の1943年の再びクリスマスイブ


街は賑わっていて皆楽しそうなのに
やっぱりお金の事しか頭にない彼は
事務員がガタガタ寒さに震えていてもお構いなしで
金庫のお金を数えています

クリスマスの挨拶に訪れた甥のフレッド(コリン・ファース)には
怒鳴り散らし
貧しい人への寄附を頼まれれば
「余分な人口は減った方がマシだ」と毒づく始末



そんな彼の元に
その晩マーレイの幽霊が現れます。
恐怖におののく彼に、これから3人の亡霊が訪れると告げ
夜空へ消えた後…
彼の人生を反省する出来事が


今まで50回以上も映像化されている名作が
誰も見たことのない全く新しい物語として舞い降ります





これはね~3Dで見るべきだった
何かをする時にあんまり″べき″って言葉は使いたくないんだけど
きっと3Dで見ていたら2倍も3倍も
楽しめただろうな~と思うのです

もちろんすご~く面白かったんですよ
だからこそ言うのです。
この作品は″時間″が重要で
現在・過去・未来と、時間を行き来するんです。
その手法としてスクルージが空を飛ぶ
つまりスクリーンを一杯動き回るんだけど
これが3Dだったら
本当に自分の周りをスクルージが飛んでいる感覚を味わえたと思う

通常版でも見終えた後は
心に灯がともった様に温かくなったから
もっとこの世界に入り込めた気がします


そしてこの世界観を創り出している道具を
無視できません。
あなたはパフォーマンス・キャプチャーをご存知ですか

ゼメキス監督は
「ポーラ・エクスプレス」や「ベオウルフ/呪われし勇者」で
すでにこの最新技術を駆使していますが

『俳優の表情や動きを連続してデジタルに取り込み
 スクリーンに再現するテクノロジー』


ちょっと難しいですが(もちろんよしおかも難しい
簡単に言うと
″アニメ″でも″実写″でもないジャンルが登場した
いう事なのです

だから今まで誰も見たことのない全く新しい物語なんですよ
ジャンル分けするよしおかを悩ませるね
(一応アニメに入れておきましたが


ですから、これから見にいらっしゃる方は
ジュム・キャリーコリン・ファースなどが実際に演じている、
まさにキャラクターと俳優が融合しているんだって
頭の片隅に入れて見て下さいね



ところで、ゼメキス監督はCGにこだわっている事でも有名ですが、
″時間″に重きを置いている。
もっと言うと時間との闘い
失われた時間を取り戻そうとする事
テーマにしています。
(興味のある方は、監督の名前をクリック

そのテーマに沿って見ると、この作品は
失われた時間を取り戻そうとする方。

スクルージが未来を旅して後悔するんです、
自分の過去の数々の行いを。
そこで悔い改め
本来送る″べき″だった時を過ごそうと、取り戻そうとします。



こんな風に見るのも楽しいと思いませんか
よしおかももちろん、本を読んで知ったのですが
同じ作品でも見方を変えるとまた楽しめる

すでに見たあなたはこんな所に注目して
もう1度見てみてはいかがでしょう
まだ見ていないあなたは
是非、是非3Dでご覧下さい。よしおかも見たいっ

映画史にのこる本格的新次元3D

2009-07-09 20:40:41 | アニメーション
今週の土曜日に公開を控え
よしおか結構前に試写会で見てきて
とっても楽しかったのでエントリしておきます



モンスターVSエイリアン 

略してモンエリです


私はいち早く5月に拝見したので、体感していないのだけど
3D元年と言われている今年
シネマフロンティアなどではデジタル3Dが実現します



デレクとの結婚式当日。

心躍らせているスーザン(声:リース・ウィザースプーン)は
突然落下してきた隕石に触れてしまい
何と身長が15mに巨大化してしまいます

パニックに陥ったスーザンは
まるでモンスターが暴れているみたい
だって15mなんて奈良の大仏とほぼ同じ大きさ

なので、デレクもスーザンの両親も呆気にとられている中
軍隊が彼女を捕獲して連れ去ってしまうのです。

そして新種のモンスター「ジャイノミカ」と命名され
政府の秘密基地に監禁されます。

そこには他にもこの世とは思えない
見るからにモンスターが…



ゼラチン質で全身胃袋
脳みそもないのに陽気なおとぼけキャラのボブ(声:セス・ローゲン)

天才的な頭脳とゴキブリの体という
バランスの悪いコック・ローチ博士(声:ヒュー・ローリー

マッチョなくせに意外と体が弱い
半猿半魚人ミッシング・リンク(声:ウィル・アーネット)


こんな変な生き物と同じなの…
私モンスターなんかじゃないのに…


そんな戸惑うスーザンにさらなる試練が待っていました。
なんと他のモンスターと一緒に
地球に迫ってくるエイリアンと戦わなければならなくなったのです

モンガー将軍(キーファー・サザーランド)から
エイリアンを倒せば元の生活に戻れるという条件を出されて。


果たしてスーザンは普通の女性として
再び幸せな生活を送る事ができるのかしら




この作品はね~
本当、3Dで見ないといけないと思う。

ドリームワークス作品なんですが
ジェフリー・カッツェンバーグCEOが語っています。

「最新のテクノロジーによって
 観客を映画の中に連れて行くことが可能になった。
 この革命はモノクロからカラー映画になって以来の
 大きな進化をもたらすでしょう」と。

これは一つのアトラクションだとも言われています。

つまりこの映画はスローリーうんぬんより
3Dだって事が重要な訳です。
なので3Dで見てからもう一度エントリしたいと思います

単純に可愛らしいストーリーなんですけどね


ちなみにアメリカンドラマ好きのよしおかとしては
声優をチェックして頂きたい

将軍は「24」のジャック・バウアー役キーファー・サザーランド
この方はご存知ですよね

その他Dr. HOUSEでお馴染みのヒュー・ローリー
コック・ローチ役。

日本ではまだ見られないけど本国では大人気のコメディ「オフィス」の
レイン・ウィルソンがエイリアン役など
TVで活躍している人が他にも出ているんです。

最近ますますTVと映画の垣根が無くなっていますね

責任の取り方

2008-07-29 22:26:17 | アニメーション
最後の作品にすると言いながらも
なかなか最後にならない、期待を嬉しく裏切る宮崎 駿監督。

今のバーチャルな世界に慣れてしまっている私達に
問題を問いかけるようにCGは使わず筆にこだわった作品

崖の上のポニョ 

ユナイテッドシネマ札幌の一番大きい11番シアターで見てきました。
貯まっていたクラブポイントを使って、本日無料



19日の公開から3日間の興行収入は約15億7500万円で、
日本の映画史上最高を記録した
千と千尋の神隠し(01)の勢いに迫ると言う事からも分かるように
皆さん待っていたんですね
よしおかも待っていましたよ

ちなみに歴代の1位は「千と千尋の神隠し」で304億円
4位が「ハウルの動く城」で196億円
5位が「もののけ姫」で193億円。
ジブリ人気は本物ですね。




お父さんが航海士である5歳の少年・宗介は崖の上に住む。
ひまわりという老人ホームで働く母親・リサ(山口 智子)と
いつもの様にリサはひまわり、
宗介は老人ホームの隣にある保育園に行く直前のある朝。

宗介は顔がビンに閉じ込められた金魚を海で見付け助けます。
死んでしまってはいないかと冷や冷やする中、
生きている事に喜びを感じ、名前をポニョと命名。


半分人間であるポニョは、しばらく宗介と居るうちに
人間の言葉を話すようになり
「ポニョ、宗介大好き。」
とほがらかに水の中を泳ぎますが…
ポニョの父・フジモト(所 ジョージ)に連れ戻されてしまいます。


それでも宗介の事を好きになって
人間になりたいポニョは魔法を使って
再び宗介に会いに来て、人間のようになります。

そんなポニョが引きつけてきたのは大洪水。
海は荒れ、宗介のお父さんも心配だし
リサはひまわりに戻って宗介は心細いし…


沢山の不安や希望を抱えながら、さあ子供達が船の舵をとり出します



あっという間に時間が過ぎました。
ポニョと宗介可愛すぎ
何だか見ている間はよく内容が把握できないのに
泣けてきたりする部分もあってかなり感動しました。


改めてこうして文字におこすと
すごく考えさせられますね。。


まず考えている私に向かって
「考えるな」と言いたい。

大人になると、人を好きなっただけでもあれこれ考え。
好きって言葉すら上手く伝えられなかったりする。
単純に好きなのに。


リサが「今不思議な事が起こっているんだけど
まず慌てず冷静になろう」と言う。
確かに私たちが解明できる事なんてほんの少しかも。
所詮、サルの進化した人間さっ(笑)
本当にあるがままを受け入れる
そんな器を持ちたいな


あ、色々考えてたらまとまり付かない。
なら、宮崎さんのインタビューを見ていて共感した事。


人は血を流して生きている。
体験すると、知識では得られないものを感じられる。
ねえ、バーチャルはそろそろいいんでない

最後に。

宗介はポニョに「守ってあげるからね」と初めに口にし
その責任を果たしました。
人に罪をなすり付ける為にしか叱れない大人が多い中
責任の取り方を子供に教えられます