聴くネタバレ映画・ドラマと英語日記

~元MC苅田三貴が見た映画やドラマを私情バンバンはさんでご紹介♪

好きだから、しゃべる。

2008-03-30 22:48:26 | 邦画ヒューマン
やはり私平山 秀幸監督が好きなんだな~。

人間の温かさやちっぽけさ、
その他もろもろ、映像から伝わってくる空気感が好き。

好きです


本日見たのは、そんな監督の昨年の作品

しゃべれども しゃべれども 


古典を愛する二つ目落語家・今昔亭三つ葉(国分 太一)は
気持ちとは裏腹に
いまいち人を虜にするしゃべりが出来ません。

そこに落語を習いに訳ありの3人がやって来ます。

人と上手く会話が出来ない美人・十河五月(香理奈)

勝気が邪魔してクラスにうまく馴染めない小学生・村林優(森永 悠希)

どう見ても怖いよ~
解説者の元野球選手・湯河原太一(松重 豊

何故、この人たちは落語を習いに来るのか
決して落語家になりたい訳じゃないのよ。
では、何故か

それは3人が心のどこかで思っている。

このままじゃ駄目だって。

確かにどうしていいのか分からないけど、
何かしなきゃ…
何か変えなきゃ…
このままではいけない…

な~んて思う事ありますよね。
この3人は状況は違えど、
自分の悩み事に対して自分を変えなければいけないと気付いている。
そして…
三つ葉も気付いているんだよね。

だから彼の下に集まってきたんでしょうね、同じような人が。

(そうそうこのページはタイトル通り
 最後まで読むと話が分かってしまいます。
 もちろん、試写会で見たものはネタバレさせてませんが
 結論を知りたくない人は途中でやめて下さいね。)

三つ葉の駄目な所は、
自分が話したいって事でしょう。
あはは。
偉そうね、私。
でも、よ~く分かる部分があるのです。

私も、私が話したい。
ってずっと思っていた。
でもしゃべる仕事ってそうではないですよね、きっと。

今昔亭 小三文(伊東 四郎)師匠も言っていたよ。
「分かってねえなあ」と。



当然、最後は何か悟る。
悟った三つ葉はしっかり笑いを取れる落語が出来る様になりますが。


ここでは国分さんの演技にびっくり。
落語がすごく面白くて大声をあげて笑った。
本家の落語を聴きたくなりましたもん。
あっぱれ


私たちが普段中々触れる事のない落語界を垣間見られたし、
心温まったし、
監督好きだし、
本来なら5つのはず。

-1は、最後三つ葉と五月がくっついたところ。
あ~残念

確かに人には愛が大切だけど
この世界ではむしろもっと世界に没頭したかった。

いずれにしろ、ハートフルな作品である事に相違なしっ

見て見ぬ振り

2008-03-23 21:55:11 | 邦画ヒューマン
この映画を見た後はやるせなさ、怒り、憤り、
あらゆる負の要素が私を支配した。
こんな映画見なきゃよかった…



過激な言い方をしましたが、
それ位現実に向かうのが辛かった。

でも見てよかった。
映画としては本当に素晴らしい作品です。


誰も知らない 

是枝 裕和監督。
柳楽 優弥君が、当時14歳という史上最年少&日本人で
カンヌ映画歳の最優秀主演男優賞を受賞した事で話題になりましたね。


結局見てなくて…今日見ました。

自由気ままなお母さん(YOU)は今回も恋してしまった。
妹や弟は誰が父親かも分からないけど、
何とか母弟姉妹5人で暮らしてきた明(柳楽 優弥)。

それでも今回は、子供がいることを隠して恋愛。

また?
と言った明に対して、

「自分に幸せになる権利がないの~?」

と、のたまう。
経済的だけでなく、全てギリギリの所で…
お金は送る。

でも、昔の彼氏に息子が

金せびりにいくんだよ。


許せん。
 これ、子供を捨てているだろう。お金は送っても。
 しかもギリギリの峠を越えた後。
 明は何をしたと思っているんだよ!


やっぱり捨てた。

本~当~むかつく。
こんな奴、母になる資格なし。。

君のは恋ではない。
自己肯定だよ。
(すいません、事実を基にしているのでこの実物に言っている!)

子供がいないから、言える
というなら、甘んじて受けます。
でもこんな人が子供を産んでもらっては困る。


これからかなり過激だけど…


少子化の問題はなんだろうと最近思う。
何故にそんなに騒ぐのだろう?
今の親御さんが色んな事を感じているんでしょう。

それが出生率に反映しているだけ。

そもそも年金だってお年寄りを助けようで始まったんじゃん。

求めすぎだよ。
今の若者は…という前に、
何を自分がしてきたか、考えればいい。

いいじいちゃんは、ちゃんと孫が面倒見てくれる。
素敵な親は、ちゃんと子供が付いている。
子供ができなくても、
しっかり子供の事を思っていたら
その時の子供が助けてくれるって。

そんなに周りの人に裏切られるのかな?

むしろ子供を守ってあげなきゃ。
改めて思ったよ。
子供だけは、自分の力でどうも出来ないもんね。



あ、ごめんなさいね。
かなりずれた


つまり、こういう親が居たというのは絶対許せない。

あと、私はお世話になった人には感謝しているし、
子供も産みたい。

当たり前を当たり前に出来る様にしたいです。


それにしてもここまであつく語らせたこの映画
やはり、見てよかった。

私もかなりあほだけど、
この一線を越えてはいかんというのを学んだ。

本当に許せん!

007は殺しの番号

2008-03-22 22:10:55 | 洋画クライムアクション・バイオレンス
このシリーズの記念すべき1作目を初めて見ました。

多くのアクション映画の原点になっているのかな~
なんて思っていたのですが、
はやりそうなんですね~。

シンプルな原型を見た感じです


007 ドクター・ノオ



公開当時の邦題は「007は殺しの番号」だったそう。
確かに00(ダブルオー)は殺しのライセンスですからね。
当然ここまで長くシリーズ化されるとも思っていなかったでしょうし…
ぴったりの題である気がします。

あ、でもそれなら「00は殺しの番号」かな



冷戦真っ只中の1962年。

アメリカの要請で、
ロケット発射を妨害する不正電波を防ぐ工作をしていた
イギリス諜報部員とその助手が消息を絶ってしまいます


それを調べる白羽の矢が立ったのが
イギリス諜報部=MI6に所属する
エリート情報捜査員007ことジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)。


調べを進めていくうちに
悪玉はドクター・ノオである事が判明し…



ショーン・コネリーの格好よさ、
強烈な個性の悪役など魅力的な要素が満載で
現在もシリーズ化されているイアン・フレミング原作のスパイアクション映画第1作です











のっけからそのセンスの良さに驚きますよね~

テーマソングに水玉がすごくおしゃれ。
今から40年以上も前に作られたとは信じがたい。

当時の技術が影響しているというのもあるんでしょうが
すごく原色を多く使っているのが
今と比べると逆にお洒落

血はちょっと赤すぎだけど



もちろん、今の技術に慣れている私にとって
なんとも薄~い感じの映像に感じる部分はあるのですが、
流石は長く愛されているシリーズ。

現代にも通じる所が沢山あって充分楽しめる62年の作品。

つまり今のアクションってとってもヒーローが強いですよね~。
それは死ぬでしょ

という状況でもどんどん相手をやっつけていく。

それに対してこの作品(当時の作品という方が適切かな)は
ちゃんとボンドが痛めつけられている。
その分親しみがあるんですよね~。

今の映画は確かにどんどん技術が進歩しているし、
役者さんも本当に体を鍛えているからある程度
レベルアップするのは不自然じゃない。
でも、個人的には結構ボロボロになっていく
ヒーローも好きです



そうそう、ボンドガールって私ボンドの彼女かと思っていたんですが、
それだけではないんですね


このシリーズに出演する多くの女性はボンドガールなんですね。
初めて知りました


だからこの作品で言うと、孤島で出会った
ハニー・ライダー(ウルスラ・アンドレス)だけでなく、
アンバサダー・クラブで賭けの相手になった
シルビア・トレンチ(ユーニス・ゲイソン)や
総官提督の秘書ミス・タロー(ゼナ・マーシャル)もそうなんですよね


確かに皆美しくて、
登場する度、この人がボンドガールと思いましたもん


へ~~驚き。
いや無知か


いずれにしろ、機会があったら全シリーズみたいな~。
80歳位までに見られればいいかな。
まだまだ続きそうですしね


ドクター・ノオ
(デジタルリマスター・バージョン)
20世紀フォックス・ホーム
・エンターテイメント・ジャパン

マーティン・スコセッシ(MARTIN SCORSESE)

2008-03-21 10:45:18 | 監督・脚本家
1942年11月17日、イタリアから移民してきた両親の子として
ニューヨークで生まれる。
なので、自分が生まれ育ったニューヨークをテーマに撮ったりしています。

常に個人的なテーマを取り上げ
巧みな演出手法で映画作りをしている現代アメリカを代表する監督。

その他にも最後の誘惑ではキリストを人間として描いたり。


もちろん、ロバート・デニーロとの黄金コンビは一杯。
タクシー・ドライバーではカンヌ映画祭のパルムドールを受賞しました。

また、片時もカメラの動きが止まらない(=ムービングカメラ)が
トレードマーク。
若かりし頃、今村昌平監督の作風にも影響を受けているそうです。

何度もアカデミー賞にノミネートされてきましたが、
第79回のディパーテッドで念願のオスカーを手に

ギャング・オブ・ニューヨークから巨額の制作費をかける様になったけど
今度の作品はどうなんだろう?
私は映画館ではこれ以降しか見ていないから、
以前の様な映画を見てみたいですね~。楽しみ

主な作品

ドアをノックするのは誰(67)
ミーン・ストリート(73)
タクシー・ドライバー(76)
レイジング・ブル(80)
キング・オブ・コメディ(83)
最後の誘惑(88)
グッドフェローズ(90)
エイジ・オブ・イノセンス(93)
ギャング・オブ・ニューヨーク(02)
アビエイター(04)
ディパーティッド(05)

推定無罪

2008-03-19 22:28:12 | 洋画ヒューマン
私は先に三谷幸喜さんの12人の優しい日本人を先に見たんだけど
これが元ネタだったんですね~

12人の怒れる男 

これから裁判官制度が始まるにあたって、
これも考えさせられる1957年の作品です。
ただし、結構楽しく。

ある少年がお父さんを殺した罪で裁判にかけられます。
アメリカは陪審員制度があるから、
12人の陪審員が有罪か無罪を決めるのです。

判決に至るには12人全員の意見が一致する必要があるんだけど…

結果は11人が有罪で、無罪が一人。
この一人というのが8番(ヘンリー・フォンダ
陪審員は1番から12番まで番号で呼ばれます。

色々話をしていく内に、
他の陪審員が少しずつ無罪に変わってくんだけど…

何故、8番が一人だけ無罪にしたのかに対して、
「自分もあやしいと思うけど、このまま有罪にしたら
 あっという間に一人の人生が終わってしまう。
 もう少し話し合うべきだし、
 有罪という確証がない。」
と答えていた。全くその通りだと思う。


この前見た、「それでもボクはやってない」でも感じたんだけど
私たちが裁判に参加するとき

推定無罪、
つまり有罪が無罪か決めるのではなく、
有罪の確証があるのか、ないのか
これを見極めないと駄目なんだろうねぇ。

その点この映画は
「ギルティ=有罪」か「ノット ギルティ=有罪ではない」
という言葉で論じていたから、
日本語の無罪とは少しニュアンスが変わると思う。

いずれにしろ、ヘンリー・フォンダはこの8番の役をやりたいから
この作品の権利を買って映画化したんだそうです。
確かに8番が一番格好いいもんね。

ちなみに三谷さんの作品では誰が何番を演じていたんだっけ
比べるのも楽しいだろうな~。
改めて見てみよ~ぅっと

生きているだけで幸せで、誰かの為になっている

2008-03-16 22:10:11 | 洋画ヒューマン
映画というものが制作されてから110年が経ち、
最初と比べると驚くほど技術が進歩した。

それでも歴史の中でみるとたった110年。
白黒でも今のようなデジタルでなくても
面白いものは面白いっ。1946年の作品

素晴らしき哉、人生 
を見て改めて思いました。

クラシック映画と言われている中で
1番好きかも~

クリスマスの日が舞台だから、
アメリカでは今でも年末にかけてTV放送される不朽の名作。

これはたまに「天使が自殺しようといていた男性を救う」
なんて紹介されているけど、
個人的には違う~っと叫びたくなる。

何故なら、天使はなかなか出てこないから。
正確に言うなら1時間38分で姿を見せる。
こんな予備知識で見たら、確実に
「いつになったら天使がでてくるんだよ~」
となると思う

あくまでこれはジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュアート)の人生を描いたお話。
もちろん一人の人間の代表としてね。



才覚もあり、野心もあるジョージはいつか小さな町を出ようとします。

でもいつも何かしら邪魔が入って町から出られない。
きっかけはお父さんの急死。
お父さんは住宅金融をやっていたんだけど…

亡くなった後も続けるためには
ジョージが社長になる事を町の親分ポッター(ライオネル・バリモア)が条件に出すんです。

他にもせっかく結婚できた幼馴染のメアリー(ドナ・リード)との新婚旅行は、
29年の世界恐慌でつぶれてしまう。

とにかく自分のしたい事がなかなか出来ないんです、彼は。
そんな風に自分を犠牲にして頑張ったジョージに最大の不幸が訪れます。
叔父さんが会社のお金をなくしてしまうんですよ。

そのお金が無ければ会社がつぶれるのはもちろん、
横領の罪で刑務所にまで入れられてしまう。

こんなに頑張ってきたのに…
頑張ってきたのに…
我慢もしてきたのに…

何なんだ
もう自分なんて生きている意味がない~


と自殺しようとするんです。

ここでようやく天使登場。1時間38分。
天使はもし彼がこの世にいなかったら…
という過去を見せるのです。

ジョージはどう思うか


そりゃ、生きていて良かった~
と思いますよね。

よしおかこれ見て、
人生が素晴らしいんだってタイトルにした意味を心で理解した。
しかもこのフランク・キャプラ監督は
アカデミー賞3度受賞している才能ある方だけど、
単純に映画好きなんだなぁ
というのが伝わってくるんだよね。

本当に大好きな一作品です。
見てない人は是非ご覧あれ~

あなたなら告発しますか?

2008-03-14 22:37:15 | 洋画シリアス
先日アメリカン・ギャングスターを見ても思ったんだけど、
社会派映画では

事実を基にしているのか、していないのか
面白さは愕然と変わる。


だって大人になると、
「そんな綺麗事ばかり言っても、現実はねぇ…
と思う事が増えるから。
(ですよね?笑)

いわゆるこの手の映画のいわゆるヒーローは

そうでありたいけど、難しいよなぁ
という正義を貫く。
作り話なら、「なるほどね」だけど
それを実際にやってのけたとなると、やはり拍手ものです

本日見たのはそんな実際にあったお話を基に作られた99年の作品


インサイダー 

人気報道番組「60ミニッツ」の敏腕プロデューサー
=バーグマン(アル・パチーノ)
ある内部資料があまりに専門的だったので解説してもらう為に、
タバコ会社に勤務しているワイガンド博士(ラッセル・クロウ)に接触します。
実はこの直前、ワイガンドは不当に解雇されていたのです。

バーグマンが色々調べているうちに、
タバコ会社はニコチンに中毒性があるのを隠して売っている事が判明。
当然、その嘘を国民に知らせるべきだというモラルがバーグマンを動かし、
最初はしぶっていたワイガンドも内部告発する事を決意します。

大会社vs個人といういう最も厳しい戦いですね。

今なら私達にとって、タバコの吸いすぎは体に良くないと言うのは
周知の事実だけど、このワイガンドのお蔭だったんですねぇ。

ある程度は脚色しているという事なので
実際にはどうか判んないけど
この中で奥さんは子供を連れて出て行ってしまった。
脅迫の連続で家には警護がつく始末。
精神的にもまいるし、子供を守るためなら仕方ないよね…

でも同じ奥さんでもバーグマンの奥さんは
孤立無援になった時、たった一人味方だった…

一緒に長年正義を貫いて番組を作ってきた
キャスターは、最後バーグマンを裏切った…


という様に、いざという時の人としてのあり方も色々描かれていて
人によって重なる部分が変わるだろうと思います。

個人的にはバーグマンの奥さんに共感かな
正直、ワイガンドの様に正しく行動できるかは自信ない。
でも自分の大切な人には
最後まで一番の味方で居たいなぁと思います。

さて、あなただったら告発しますか

この凄惨な世の中俺がなんとかしなければ

2008-03-09 21:27:48 | 洋画ヒューマン
多くの人が知っている名作でしょうか?
最近、昔の映画にはまっていると書きましたが、
これも私の生まれる1年前の76年作品です。


タクシードライバー 

ミーン・ストリート(73)で出会って以来の黄金コンビ
マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デニーロ出演。

これはね~分かんないわ

以前、「いつか読書する日」の緒方明監督に注意して頂いたんだけど、
難しいという言葉は使わない方が良い。
今の自分で理解できないなら

分かんないなんだよ。ってね。
まさにその通り。

ベトナム戦争から帰ってきたトラビス(ロバート・デニーロ)は
 何に対してもやる気が起こらないし、不眠症。
 どうせ寝られないならとタクシードライバーになります。

そんな時、一筋の光が見え、
女性=ベツィをデートに誘うんだけど ポルノ映画に行くんだよね~
確実にアウトでしょ、初デートでポルノ映画だよ。
今の時代、そんな映画館もほぼありません。
この点に関しては今の時代で良かった。(笑)

自分は特別な存在だと思うから
殺人をしても何かを守ろうと思うトラビス。
どんどん狂っていく部分は圧巻。

トラビスが救おうとするアイリスは
ジョディー・フォスタなんだね~。
若い~、可愛い~。
全く貫禄なし。

しかもレザボアドックスが大好きな私は
マシュー(ハーヴェイ・カイテル)の長髪にがっかり(笑)

と、だんだんストーリーからずれてきましたが…

デニーロに対していい印象が無かったけど、
これで素晴らしい俳優だと了解しました。

あと、分かんないのは
最後にベツィがトラビスのタクシーに乗る意味。
こいつは人助けの為と言いつつ人を殺したんだよ。
何故、乗る~。。

よしおかにはやはり分りませんでした

エレン・ペイジ(ELLEN PAGE)

2008-03-05 23:09:07 | 海外の出演者
今年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされていました。
その様子をテレビで見ている時は
おとなしそうな感じで、特に気に留めるでもなかったのですが…

JUNOを見て虜になりました。

変わり者の女子高生という役で、
結構ふてぶてしい感じだったのですが
恋する乙女になったらいきなり可愛い。


素晴らしい女優さんですね
87年2月21日カナダ生まれのまだ21歳。
今後が楽しみ~
という訳で、少々調べてみましょう

10歳の時にテレビ映画PIT PONYで女優デビュー。
カナダのテレビ、映画界ではかなり高い評価のようです。

彼女の演技力が知られることになったのは
05年のサンダンス映画祭で話題を呼んだスリラーハード・キャンディ

現在はドリュー・バリモア初監督作品のWHIP ITに取り掛かっているそう。
彼女の演技も楽しみだし、バリモアの監督も楽しみ
早く見たいです。

主な作品
ハード・キャンディ、X-MENファイナルデシジョン(06)
JUNO(07)

ありのままを受け入れて

2008-03-05 22:34:38 | 洋画青春・ロードムービー
先程帰って来ました。
今日は試写会があったのです。



今年度アカデミー賞作品賞を初め4部門にノミネートされ
見事脚本賞でオスカーを手にしたジェイソン・ライトマンの作品

JUNO(ジュノ)

本当に素晴らしい作品でした。
今年見た中で1番
(まだ2ヶ月しか経ってないけど

何がってまず会話がおしゃれ。

16歳の女子高生ジュノ(エレン・ペイジ)が
仲良しのクラスメイト(マイケル・セラ)と関係を持ち
予定外の妊娠をしてしまう…

つまり

10代の望まない妊娠というのがテーマな訳です。

かなりシリアスになりそうなもの。
だけど最初っから最後まで笑いっぱなし。

その上、テーマがテーマだから当然考えさせられる。

最初、ジュノは中絶しようとするんだけど
家族や友達、そして里親に支えられて
産む事を決意するんです。

お腹も大きくなって、エコーで子供を見ている時
生んだ後は里親が育てるという事を知った検査技師の女性が言います。

「良かった。10代の両親に育てられる子供の環境は劣悪だから」と。

それに対して、反論する継母ブレン(アリソン・ジャネイ)はすごく格好良かった。


確かに10代、ましてや高校生で妊娠するのは避けた方がいいと思う。
現実問題、お金を稼いで生活しなければいけないしね。

だけど、なら、
きちんと毎月決まった給料がもらえる両親の元で育てば
子供は幸せか?

年齢で大人であれば、子供をちゃんと育てられるのか?

答えはノーだと思う。

今更、愛がすべて
なんて言わない(笑 言いたいけど)

だけど「10代の妊娠」と言うだけで何かを判断しようとするのは
いけない事だと思いました。
私もまだまだ色眼鏡で人をみているんだなぁ。
反省


それに対して、ジュノの両親は何と人間が出来ているのでしょう。
ジュノという人間をありのままに受け入れていました。

同じ状況になった時どれだけの人が
同じように協力してあげられるだろう?
見習いたいです。

この映画から私は

ありのままを受け入れる事の大切さを学びました。

是非、劇場でご覧あれ